電池切れ2
すると隊長はうちを見上げながら言った。
「何?俺を殺さないの?」
「え?」
確かにそうだ、ここで見逃したら2度は無い絶好の機会だ。
「任務なんでしょ?暗殺部隊開発局さんから。」
「なんで…それを」
「紙かってに見たから。依頼書ぐらい取られたならきづけよ。」
あ、そっか依頼書取られたんだ。通りで無いと思った。
「そうですね、うちは貴方を殺さなくてはならない。うちは機械だから。」
「機械?」
「はい、うちは本物の人造人間ですから。」
「誰が言ったんだ?そんなこと。」
「うちが自分でそうだと思いました。」
静かにハンドガンを向けた。手の震えは全くない。今までと同じだ。
隊長は動かない。
「俺はもう動けない、殺すなら今だろ?…本当に機械なら殺せるはずだ。」
隊長の声がアタマに入ってくる。
「….隊長、死んで下さい。」
パンッ
そう言いながら撃った銃の向こうで隊長は綺麗に笑っていた。
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コツコツとした足音が響いている。
「こんにちは、シャイニング大将。」
人が良さそうに笑うのはこの開発局で1番偉い人だ。
「こんにちは、スクルス大将。」
「どうして、こんな寂れた開発局を訪ねてきたのですか?」
「開発局のものがうちの隊にちょっかいかけて来たので。」
「随分はやくばれましたね。いや、どうしてあれがうちのだと?」
あぁ、反吐がでるほどの笑顔だ。ばれたのに焦る様子もない。何故だろう。
「あまり、シャイをからかわないで下さい。それにロスも死なせはしませんよ。」
「いえ、きっと成功していますよ。あの子は最強の機械だ。」
「どうして、どうしてそう言いきれるの?」
そう言うとニヤリと笑い
「あの子には小さいころから色々なことを仕込みました。自分が本物の機械だと思うまで。」
「それは人権から大きく外れた行為ですよ。」
「大丈夫ですよ。誰にも知られなければいい。」
そう言うと音もなく取り囲まれた。
馬鹿らしい。凄いなめられてる。
シャイは自分の思考が冷めていくのを感じた。
「ここで死んで下さいね。」
ブンッ!
「あんまり舐めないでほしいよね!」
シャイは素早くメイスを組み立てて
近くにいるやつを吹っ飛ばす。
そしてそのまま振り回す!
ダンッ!
思いっきり壁に叩きつけられたやつを見て固まる他の兵達。
「さぁ、シャイを殺すんでしょう?かかってきなさい!」
嘘です、怖いです、ごめんなさい!そんなことを思いながら振り回していたら皆気絶していた。
あれ?ラッキーだね!
「な⁈お前司令塔じゃないのか!」
「?司令塔だよ。だけど殲滅部隊何だから戦わないと!」
お飾りなんてゴメンだからね。
「ふふっ。此処までとは予想外ですが、もうすぐ私の機械が来ますよ。」
「え、何で?まだ任務完了の報告は来てないよ!」
まだ任務が終わって無いのに帰れないはずだ。
「いえ、私の任務は終えたとの報告がきましたよ。貴方が戦っている間にね。」
うわ、人が戦ってる間に何呑気に報告聞いてるのさぁ。
任務完了したってことはロスは?
あんなに余裕だって顔して死んだら許さないよ!
その時にドアが開いた。
「ブレイド、只今戻りました。」
「あぁちょうどいい。そいつを殺せ!」
帰ってくるの早いよ!
「ブレイド。ロスをどうしたの?」
「………任務完了してきました。」
「それ見ろ!それは見事に任務をこなしてきたぞ!黒脳も対したこと無いな。」
「シャイを殺すの?」
ブレイドは静かにハンドガンを向けながらこう言った。
「任務ですから。」
パンッ




