第10回
この物語は、フィクションです。登場する団体や個人は、実在しません。
また、登場する団体や個人は、実在の物と関係ありません。
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闇探偵 西園寺 美園2(10) 相良 凌
2 謎の糸口(3)
「この方は、私が、お願いして来てもらった、秋本真琴さんです」
と、西園寺に代わって答えた小夜子。
「秋本さんは、なんでうちに来たの?」
視線を西園寺に向け、疑問を、彼女に、ぶつけた佳代。
西園寺は、意を決し、
「小夜子さんから、有栖川家の遺産を探して欲しいと頼まれた探偵です!」
と、言うのへ、佳代が、
「泥棒猫に雇われた、トリュフ探しの豚ね・・・太ってないけど・・・」
と、ぼそっと言った。幸太郎が心配そうに、
「佳代ちゃん、どうする?」
と、佳代に訊いた。佳代が小声で応じる。
「決まってるじゃん! こっちも探偵雇うしかないでしょ! 泥棒猫に先を越されるわけには、いかないんだから!」
佳代と幸太郎は、そそくさと、邸宅の奥へ去った。
西園寺は、小夜子を見ながら彼女に訊く。
「後添えということは、あの二人、小夜子さんの実のお子さんでは、無いと、いうことですか?」
「ええ、佳代と幸太郎は、只仁の前の奥さんの子です。」
「前の奥さんは、なぜ・・・」
「只仁の話では、交通事故で死んだと・・・」
「言いづらい事を聞いてすいません・・・」
「いいえ、べつに・・・」
富士田奈々子が促す。
「秋本様、そろそろ・・・」
「では、私は、これで・・・」
と、小夜子に頭を下げる西園寺。
西園寺は、その後、有栖川邸の門の外まで使用人の富士田奈々子に送られ、有栖川邸を辞去すると、バス停を目指した。
バス停まで来ると西園寺は、バスに乗った。
西園寺は、帰りのバスの中で、
『佳代さんが、探偵に依頼したら、私勝てる自信ない・・・』
と、弱気になった。
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探偵の助手時代の西園寺美園も登場する、より、スケールの大きい、相良 凌 作品 特命探偵シリーズをよろしくお願いします。(下の〔【VictoryProjectWin☆特命探偵シリーズ☆】〕のリンクからアクセス出来ます)




