↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/87

膝の上で

兄の膝の上に抱き抱えられるのがとても気に入っている子犬。目を閉じて胸に耳を当て鼓動を聞く。髪を指で梳くように撫でられる。

大事にされてる、と感じる。

気持ちは言葉にしたり触れたりしなければ伝わらないと思う。兄は分かりやすく伝えてくれる。子犬は自分の思いも伝えられているかと気になって兄の顔を見上げて尋ねた。

兄は微笑んで子犬の髪に触れていた手を子犬の手と合わせ指を絡める。兄よりも小さな手。だけど常人ならざる力があった。子犬にとっては生れつきのものだから使い方は分かっていた。けれど兄に愛撫される内に昂ぶって加減が出来なくなってしまう時がある。そんな時は衣服の端を掴む。服なら直す事が出来るから。

子犬がそんな風に気を付けているのを兄は知っていた。触れて欲しいだけでなく触れたがっているのに。

伝わってるよ、と応えると子犬はこれ以上ない笑顔になる。熱っぽい目元が潤んでつないだ手に頬ずりをする。それからその手を胸元に寄せゆっくりと下げていく。やんわりと触れられて甘く息を吐く。手を動かすとそれに合わせて声を上げる。熱くなる身体を抱き寄せられ昂められて兄の手の中でイった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。