6話 オルスタヤード
毎日暑いです
もうすぐ土用の丑の日ですね。
うなぎが嫌いでも恨みもないですが、お付き合いで買わされる
うなぎの金額が半端ないのでうなぎの閑話でも書こうかと思ってます。
単なる気晴らしです、すいません。
近く投稿します。
森林同盟首都オルスタヤードは周りを森林が囲っている都市だ。
自然との共生が図られた都市なんだとか、
だが、この都市は半分以上が壊滅し周りの森も焼けたりして酷い有様になっている。
到着した部隊は半壊した都市の修復のために瓦礫の除去や、取り壊し作業、
森の木の整理などが仕事になっている。
こちらは、まず、行政府に顔を出す事になっている。
受付で身分を名乗ると、すぐにヒルマ女史の執務室に回された。
待ってたか。
「お待ちしておりました、勇者様方、オルスタヤードへようこそ、
市街があれ(・・)でなければ案内などもいたしましたが、今は非常時なので。」
「気にしないで下さい、こちらとしては非常時に対処するために派遣されたのですから。」
「有難うございます、感謝いたします。」
ヒルマ女史は、俺の言葉を聞くと、目を輝かせ頬を赤らめた、
それだけ見ると誤解しそうである。
まあ、待ち望んでいた援軍が来たんで感動してるんだろう。
だから、皆さん冷たいジト目はやめて欲しいんですが。
(誤解とは思えない、あれは絶対有罪よ)
(油断したらまた大変な事になるよ)
(エルフかぁ、興味あるんでしょぉ)
興味はあるが修羅場は嫌いだ。
ということできわめて事務的に済ませよう。
「伺いたいのは、反乱を起こした首謀者はやはり魔族にあやつられていたんですか?」
「あ、はい捕らえたものを調べたところ闇系魔法の「洗脳」をかけられておりました。」
やはり魔族か。
「先だっての話では首謀者が一部逃げたとの事ですが、捕まりましたか?」
「それが・・・出身地の里に逃げてしまいまして、捕縛しようとしているのですが・・・」
そこで、なぜつまるのだろうか?
「里に連絡して、捕まえてもらうわけには行かないのですか?」
「それが、連絡はついておりますが、向こうで調査してから捕まえるかどうかは決めるらしいです。」
「えらく、のんきな対応じゃないですか?里に被害が出るかも知れないんですよ?」
「え、ええ、あのう、あの里は少し変わっておりまして、同盟政府の命令を素直に聞かないのです。」
「はぁ?一体どんな氏族の里なんですか?そんな分からず屋の里は?」
「はっ、はぁ、あの・・・」
「?」
「うちの実家なんです、ハイエルフの里、隠者の森にある、ハーミットがそうなんです。」
ヒルマ女史は、目に涙を浮かべながら、ごめんなさいと謝っている。
もしかして、俺は地雷を踏んでしまったのではなかろうか?
しかし、ヒルマ女史いまサラッとハイエルフと言ったな。
「あの、質問してもいいですか?」
そして俺はヒルマ女史から色々と聞きだした、エルフと呼ばれる存在はハイエルフのみだということ。
ハイエルフたちは隠者の森にある里からほとんど出ないこと。
出たがらない彼らは、政府に対する代表を一番若いものにさせる事で義務を果たしていたこと、
つまりヒルマ女史は若いと言う事で里からの代表者にさせられていたと言う事だ。
ちなみに若いっていくつなのだろうか、その辺は俺は聞きにくい質問だ。
「おいくつなのぉ?」
ナイス!美月と心の中で思うと、(それほどでもォー)とパスできた、読まれている。
「あ、百五十歳です、先月でちょうどになりました。」
え?それで若造扱いか、なんか酷いな。
「うちの種族は基本寿命で死んだ人がいないので数万歳とかの人がごろごろいますよ。」
半端ないな、下手な神様よりも長命だ。
「で、その逃げた方なんですがどんな方なんです?こちらにおられたのなら若い方なのですか?」
「それが、同盟政府軍の魔法師団の師団長をしていた方で、里の実力者でもあります、
クリストフェル・ヴィルタネン、二万歳を超える、魔法の使い手です。」
二万歳か・・・半端ないな、魔法師団がどの位のものなのかわからないが、
なかなか厄介な事ではなかろうか?
「しかし、洗脳されたままでは里に被害がでるかも知れませんし、
魔族の更なる干渉もあるかもしれません、何とかしなくてはいけないと思います。」
そう言うとヒルマ女史は、頷きながら。
「その通りです、里に赴き里長を説得するしかないのです、
しかし、里に行くには隠者の森を抜けないといけないのですが、
ハイエルフ以外の者では容易に突破できないのです、
こちらには今私しかいませんので政務を投げ出して行くわけにも行かず。」
それで困っているわけか。
「では、我々が代わりに長のところに行き説得しましょう、
実はそちらの長にお会いしたいと思っていましたので。」
俺がそう提案すると、女史は目を輝かせてずいと前に身を乗り出してきた。
「おおお、お願いできますか!何から何までしていただいて、
このご恩はきっとお返しします、この身に代えましても!」
と、拳を握り締めて言う女史に、若干俺は引き気味になっている。
(やっぱり有罪(ギルティ!)決定!)
(フラグっぽいですね)
(ハイエルフかぁ、興味引かれるぅ?)
君たちの反応の方がよほどフラグだと思うんだ。
ここまで読んでいただいて有難うございます。
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