閑話13 打ち上げとご褒美と密談
いつの間にやら八十話超えてました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
休むとエタリそうなんでなるべく休まず投稿します。
よろしくお願いします。
ロケットの打ち上げが無事成功したその日、ルアン王都の商業区のある店でお祝いが開かれている。
参加してるのは俺たちと、ルーダ王女にその側近の人たちだ。
ちなみに、お店はカラオケハウスのVIPルームである。
この世界にカラオケハウスがあるのが驚きだが、ここの真のオーナーがヨウコだと聞いて納得した。
お得意の文化ハザードの施設というわけである。
カラオケ装置は魔道具で再現されており、無駄にハイスペック。
最新の通信タイプと同じ仕様だ。
音楽配信はどうやってるのか気になるが、ヨウコのすることなのでろくなことではないだろう、
大方、オリジナル地球世界からデータを何らかの方法で持ってきてるんだろう。
転移してから後の新曲が入ってるし。
「ここで、カラオケができるなんて夢みたいだよ。」
亜由美が言う事は向こうから来たみんなの思いである。
なぜか王都では大人気で待ってる人で行列が出来るほどである。
人気ランキングがアニメソングが多いのは気のせいか?
王女が嬉々としてアニソンを歌っている、相当うまいが練習してるのか?
出てくる海鮮料理を食べながら思っていると、
袖をクイクイ引かれた、
振り返るとヨウコが赤い顔をしていて、「そろそろ・・・だ。」と小さな声で言っている。
カラオケが鳴ってる部屋で聞こえるわけがないのだがなと首をかしげていると、
「ああっ!もう!」といって腕を引かれて外に連れ出された。
「なんだよ?まだ食事中なんだけど。」
「だから、ご褒美の話だって!」
ああ、君が引きこもってた時にそういう約束しましたね。
「そういえばそうだった、忘れてくれれば良かったのに。」
「そ・う・は・い・く・か」
そう言うと、ヨウコは俺の背中に腕を回し、引き寄せた。
いきなり吸われた。
「はぁはぁ、いきなりかよ!」
「こうでもしないと何にもしてくれないでしょ!」
まあ正解なんだけど。
さっきから当たってる巨乳もとい虚乳がいい感じである。
「今日はフリーなんでしょ!だからご・褒・美・頂戴!」
確かに今日は打ち上げなのでローテーションは組まれていない。
折角一人で遠慮なく寝れるとおもったのにと思ったが、
あとあとの面倒を考えると致し方なしと言うところか。
「判ったから、食事を済まさせてくれよ。」
俺は、食事を済ませるためにまた部屋の中に戻った。
今度は、はつゆきが歌っている、普通の歌謡曲だ、なぜ知ってるのか?
(護衛艦時代に乗組員がカラオケしてたの。)
なるほど。
他の娘の予約曲を見てみるが、A〇Bとか生物かかりとか予約してるな。
艦内でTVくらいは見るだろうから知ってるんだろうな。
とりあえず食事を済ませたので部屋の外に出る、
一応お約束を果たしに行く旨は連絡しておく。
(ご苦労様・・・) 仕事じゃないんだけど。
(ご愁傷様で・・・) お悔みするなよ!
(骨は拾う・・・) ・・・死を覚悟しろとでも・・・
色々と気を遣われ?
出かけるのであった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
俺は今、猛烈にモフられている!
「ううーやっぱりもふもふサイコー!」
俺はベッドの上でもふもふされまくっている。
しているのはいろんな意味でつやつやしている幼女だ。
俺のSAN値他色々な数値は駄々下がりである。
散々搾り取られた上に変身させられてもふられる。
「もう勘弁してくれ・・・」
「まだまだ、もう一回りはいける」
「・・・・・・」
マジでいってしまいそうだ。
ちなみにここは、どこかの宿屋とかではなく、空間魔法で作ったセーフハウスである。
幼女と王女との密会用に俺が作った物だ。
彼らとの逢瀬が身内以外にばれたら色々と大変なことになるので仕方のない事だ。
ちなみにこのハウスはあの{奥の院}と同じ隔絶空間に作ってある。
ヨウコには内緒である、{創神の修行}で作れるようになったのだが、
彼女は未だ作れないので知るとすねるかもしれないからだ。
正直、終るたびに素の幼女に戻るので精神的に良くない。
幼女趣味なら良かったのだが、あいにくそのかけらもない事がこれで判明した。
いやな判明の仕方もあったものである。
対応を求めたが、「いっちゃうと変身が解けちゃうのよねー」と言う回答。
駄目だ、こりゃ。
「いっそそのままでというシチュもいいわね」と言ったので、
アイアンクローをかましてやった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
終ったあと、ベッドで横になりながら、日ごろ聞けなかった事を話す。
知りたかったのは鉄鋼王が言っていた、百年以上前の戦争の事だ。
その当時はこの{ウエルネスト・改}は存在せず、人族同士の戦いだったはず。
人族優先主義とはなんだったのだろうか?
ちなみにこの世界のアカシックも調べたがすでに改竄済だった。
こういうことだけは隙のない奴である。
「あれね、当時のルアンは一番文明が進んでるって自ら思ってたらしくて、
他国を支配しようとしてたらしいんだ、ところが逆にボコられちゃったと言うわけ。」
つまりは、ルアン至上主義がすりかわっただけかい?
「そうとも言うね。」
余計に悪い方向にすり替わったんでは?
完全な人種差別だし。
「でも民間レベルでは差別意識はないよ、貴族たちだけさ。」
そういえば、テレーゼのメイド時代の同僚のリィリィは彼女が獣人だと知ってたが、
密告もせず普通に友達だったらしい。
それはいい傾向だな。
後もう一つ気になったことがある。
「妖精族はどこから来たんだ?」
アカシックを調べていて気が付いたのだがオリジナルの世界にも人族以外に、
エルフだけが存在していた。
それも、ある時期唐突に現れているのだ。
これはどういうことなのか?
「こちらもそれが気になって妖精族に会いにいったんだが、
どうも彼らは、異世界から一族で来たらしい。」
「それは知らなかったな。」
「実は妖精族の使う魔法が広まってウエルネストのオリジナルは魔法の世界になったらしい。」
「へぇー、その事は神様は知ってるのか?」
「師匠に問い合わせたが、ごまかされた。」
もしかして、師匠がどこかの世界から彼らを召還したのでは?
「可能性はある。」
ほんとかよ。
どうせ会う事になるのだから、教えてもらうとしよう。
そろそろお開きの時間だ。
部屋の出口をヨウコの部屋につなぎ、扉を開ける。
ヨウコの部屋のベッドの前でお別れのキスをしながら魔法を発動。
ゆっくり寝てもらう事にする。
「おやすみ、良い夢を。」
ちなみに隔絶空間の時間差の関係で、こちらの時間で部屋に入ってからわずか1分で
出た事になっている。
そうして、セーフハウスに戻って俺は朝まで寝る事にするのであった。
誤字・脱字などありましたらお知らせください。
次回投稿は7月14日です




