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魔法で式神召喚したら魔法少女がやってきた    作者: ソルト
第二章 異世界 流浪編
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25話 創神

秘密暴露

ヨウコの言っていた{創神の修行}とは?

文字通り神を作る修行だ、

正確にいうと素質を持つものを神が弟子にして教えるというものだ、

神とは命を生み出し、育て、導いて管理する存在だ。

その辺宗教上の神とは違うものだ。


世界の管理人といってしまっても問題はあるまい。

そして、ヨウコのような変態といってしまってもいいようなのが

神をやっているのも{世界}の多様性を生むのに良いからとのことだ。


この話は彼女の師匠から聞いた話だ、俺にとっても師匠だが。

そんなことを内心思っていると、ヨウコはジト目で


「私のことを酷く言ってないか」といってきた、

いい読みしてるな、と思いながら返事をしてやる。


「正解だ、俺たちは{創神の修行}を受けた。」


ヨウコはハァーとため息を吐き、言った。


「なぜ、そのことを教えてくれなかったんだ、口止めされてたのか?」


「そうだよ」


速攻で返事してやった。


「ぐぅ。」悔しそうにうめいている。


すこしだけかわいそうになったので教えてやろう。


「俺たちの修行は{保険}なんだ。」


「保険?」


「今回のように他の神からの干渉がなければこの力は使うことなく終らせるはずだった。」


「・・・・・・」


ヨウコの師匠(俺にとってもなのだが)は非常に気の付く神様だ、

今回のようなことが起こることも想定して俺たちに修行をさせていたんだからな。


「役に立っただろう?もし修行してなかったら今頃コリントも獣王国もやばかったぞ。」


「うっ!」 ヨウコは図星を突かれて悔しそうだ。


「後な、俺たちは修行は受けたが全部終らせてはいない、神になる気など無いからな。」


「そうなのか?」


別に世界の創造とか管理とかわずらわしいだけのような気がする。


「ちなみにどの位の時間修行したんだ?」


「七年位かな?みんなのとあわせて十年になるな。」


「いつの間に・・・」


{奥の院}のヨウコの知らない秘密に「完全停止機能」というのがある、

隔絶空間や{奥の院}は外との時間の流れが違うためにわずかな時間で長時間の修行が出来るわけだが、

{奥の院}にはさらに、完全に外の時間をとめた状態で修行が出来るのだ。


そう、ヨウコが先に外にでたその一瞬に時間を止めて修行したためにだれも気が付かなかったのだ。

判ってしまえばかんたんな事だが。


教えてやると、口をあんぐりとあけて放心している、だいぶショックだったようだ。

そのおかげでそれ以上の追求はされずにすんだな。

ヨウコに話してないが修行したのはもう一つ理由がある、

きっとヨウコが気に病むから言う気も無いが。


そのときの師匠との会話を思い出す。


「お前に修行してもらうのは、お前の魂と融合した{魔力の泉}のことなんじゃ、

元々全く魔法適性を持たぬお前が初級とはいえほぼ全属性の魔法が使えたのは

魔力の泉が強制的にお前の能力を底上げしたのだ。

だが、それは諸刃の剣にもなる、もともと適性の無いお前の肉体は、

無理に引っ張られておる、いずれは肉体が悲鳴をあげ崩壊しかねない。

そこで{創神の修行}で神と同じレベルまで肉体を強化しておけば安心じゃ。」


まあ、ほんとに神になりたかったらいつでも言えよとは言われてはいるが、

その気はないと断っておいた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


連合軍は今回のコリントの魔獣襲撃について、公式には敵はすべて掃討したと発表した。

上級神の元に送った二人やリアンナ(ギリル)のことは秘密になった。


たとえ、上層部が許しても、戦死した兵士の遺族や被害を受けた里の者からすれば

彼らは憎むべき敵である、許せるものではないだろう。



戦いは終わり、日が暮れて夜になったが、

今は戦場の後片付けと、戦勝を祝う市民の声でコリントは非常に騒がしい、

その一角のホテルの一室に俺はいた。

一人ではなくダブルのベッドには美奈が一緒だ。

重傷を負って、テレーゼの魔法で奇跡的に助かった彼女は今日一日安静にと言うことで

ベッドに寝かされている、俺は添い寝係と言うわけだ。


これは女性陣の満場一致で決まったことだった、彼女が身を挺してなかったら

コリントは終ってたかも知れないしな。


「正人さん」


美奈が俺の腕にギュッとしがみついて俺を見る、

彼女ほど出会った頃と今の印象が変わった娘はいないな。

最初は最悪の出会いだったけど、ほんとはやさしい心の持ち主だった、

今はそれに、気持ちが強くなったのでみんなを引っ張っていくことも出来るようになった。

俺は、美奈の頭をなでてやりながら、「良くがんばったな」とほめてやった。


美奈は顔を赤らめて「えへへ」と笑い、


「あの時は無我夢中ではつゆきちゃんを守らなきゃってだけしか考えてなかったよ。」


彼女も美奈には感謝していた、今回の添い寝の件もはつゆきが提案したものだし。


「今日はゆっくり休もう・・・」


俺は彼女におやすみのキスをしてやるのだった。


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