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魔法で式神召喚したら魔法少女がやってきた    作者: ソルト
第二章 異世界 流浪編
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4話 難民キャンプと王宮

ちょっと主人公強いかもやっちゃいます。

バスは偉大だ、関所から獣王都まで五時間で着いてしまった。

時刻は夕刻で日が落ちかけている、バス停で降りて、王都警備隊の詰め所で、

里の人たちが避難してる場所を聞く、

獣王都はさすがに広い、周囲は二十キロ位あり城壁で囲われている、

川を天然の堀に見立てているのか都の周囲を廻っている。

里の難民キャンプは王都の城壁の外の軍事演習場の一角につくられている。

急ごしらえの家屋やテントなどが並んでいるが獣王都のあたりは過ごしやすい気候なので

不便ではあろうが何とか生きていけているのだろう。

一応回りは柵がめぐらせてあり門には門番がいる。

生き残りの里の防衛隊のようだ。

当然俺たちの姿をみて驚いている。


「グリーゼ殿!姫様!ご無事でしたか! はやく、皆を呼ぶのだ!」


その後は、出てきた里人にもみくちゃにされるのであった。


里長の小屋に案内された、テレーゼの両親だ、長ゆえに飛び出してくることなく、

待っていたようだ、大変だな。


「グリーゼ、よく戻ってきてくれた、テレーゼ・・・どこに行っておったのだ心配したのだぞ。」


「二人とも生きて帰ってきたのですからよかったではありませんか。」


そう言っていただいたが、俺はつらいことを言わねばならない、

人払いをしてもらって俺はこれまでの経緯を話すのであった。


「グリーゼは逝っておったのか、覚悟はしておった、殿を務めると決めたとき奴は死んでも皆を逃がすと

決めていたのだからな。」


「マサト殿、娘のためにこの地に飛ばされた上に守っていただいてなんと礼を言ってよいか。」


「死んだものたちの埋葬も手伝ってくださったとか、死んだ息子の代わりに礼を申す。」


最後の言葉はグリーゼの父親で、従士長の家なのだそうだ、グリーゼは一人息子だったそうだ。

変身を解こうかといったら止められた、やはり王都の外とはいえキャンプに人族がいては

まずいそうだ。


そこに、王都から使者がやってきた。

里長は使者の差し出した手紙を読むと驚いた顔をしていた。

そして、俺のほうに向いて言った。


「王がグリーゼが生還したことを知って宮中に召しておる、戦闘のことを聞きたいそうだ。」


新たに沸いた難問に俺たちは顔を見合わせるのであった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



翌日俺と里長、テレーゼは宮中にいた、

どうやら里を襲った魔獣との戦いのことが知りたいらしい。


話のすりあわせを昨日のうちに済ませておいた、

後はぼろを出さないことだ、

グリーゼの戦い方も聞いておいた、彼は剣と槍の使い手で

戦士タイプのようだ、魔法は生活魔法くらいしか使えず、

魔法主体の俺とは違うタイプだ。

やりにくい。


謁見の間は広いホールのようだった、赤絨毯の上を歩いて王のもとへ行く、

王は玉座に座っているが、質素な玉座だと感じた、

やはり見栄えより中身重視なのだろう、

王は獅子族なのだという、なるほど眼光の鋭さなど百獣の王とはよく言ったものだ。

周りには親族なのだろう隣の席は王妃でその周りは王女といったところか。


今のところ、連合を組まないだけで敵対しているわけではないが、

なるべくなら戦いたくは無い、魔獣だけで十分だ。

王の前に着き俺たちは礼をして挨拶をする、俺の番が来た。


「グリーゼ・アウラートゥス と申します、田舎者ゆえ失礼があるかと思いますがご容赦を。」


「よいよい、そなたは里一番の戦士であるそうではないか、

このたびの戦いについて教えてほしい、どのように魔獣と戦ったかをな。」


そこで、あらかじめ打ち合わせたとおりに話を進めていく、

最後に満身創痍ながら、最後の魔獣を倒して気を失って、

テレーゼに助けられたという話である。

どうやらうまくいきそうだと思ったところで、ふと背後に気配を感じた、

殺気とそして膨大な魔力。


「地獄の業火ヘルインフェルノ」 「氷槍乱舞アイスジャベリン・ダンス


玉座に放たれた二つの魔法、隙を付かれて警護の者が動けないでいた時、


「複合シールド!」のトリガーを俺は無意識に引いていた、


二つの属性魔法の前に現れた虹色の盾はその攻撃のことごとくを受け止めた。

そして身体強化の魔法をかけて俺は魔法を放った者たちに肉薄する。

その一人ウサギの耳を持つ騎士風の男はどこから出したのか剣を抜いた。

その時、


「これを使え!」


投げられたのは鞘に入った剣、これなら!、俺は空中でキャッチするとそのまま剣を右前にまっすぐ立てたまま

突進し、そのまま振り下ろす。


「キィエエエェェェェ!」


「奥の院」で俺が剣術を習った師匠東郷重位の示現流だ。

騎士が剣で受け止めようとするが強化をかけた鞘付きの剣は

それをへし折り騎士の肩に食い込む、

騎士は悶絶しその場に崩れる、返す刀でもう一人、

貴族の服を着た熊耳の男の側頭部を打ち気絶させた。

そのときこの二人から黒い瘴気のようなものが立ち上ったのが見えた、

なにか気になる。


「見事!流石里一番、いやこの国にも稀な戦士じゃ、しかし、なぜ剣を抜かなんだ?」


もちろん生かして捕らえる為にそうした訳だが、背後関係を洗う必要があるからである。

それを聞くと剣を投げて渡した初老のキツネ耳の男性は、


「そこまで読んで戦えるとは、感服したぞ。」


とべた褒めだ。

ちなみにエルヴェイン・オイゲンという将軍だという、

二つ名が「砂漠のキツネ」と言うそうだ、どこかで聞いたな?

でも、冷静になってみるとまずいことをしたな。

里長もテレーゼも困った顔をしている。

開き直るしかないけどな。


自重しない主人公になりつつあります、

別のほうでは全然自重もありませんが。



誤字・脱字などありましたらお知らせください。


次回投稿は5月31日18時の予定です




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