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All For Love ~Serious love never ends?~  作者: 犬
第一冒険譚 ーInceptionー 《Suit ♡》
38/46

第36話 BREAK STUFF(ブレイク・スタッフ).Ⅱ

話の内容が思い出せない方へ…

こちらを振り返って見ては…?

*特にこちら。

* "時空衝撃盾(カオスリフレクター)"→第5話

*回廊巡り→第4話

*アンチアビリティ→第34話

ラオンの左右の建物が倒壊後、しばらく沈黙が続いた。

「……雑魚がわざわざ絡んでくるなよな」

アルカトラズは勝ちを確信したためにそう呟いてその場を後にした。


建物が倒壊してから約5分が経過したそのとき、

「危ねぇ……… でも、生きてる!」

そう瓦礫の中から聞こえてきた。

その声の主は無論ラオンである。



遡ること数分…

原因不明の建物の倒壊が始まり、ラオンの両脇の建物が崩れた。

ラオンは先程のように機転を利かすことが出来ず、これといった対処が出来なかった。

しかし、ラオンは助かった。

それは何故か?

ここでラオンが持っていた物を思い出して欲しい。

ラオンは旅を始める前、自分の城から武器を持ち出していた。

それはもちろん魔王に対抗するためだが…

その時に持ち出した武器の1つに"時空衝撃盾(カオスリフレクター)"がある。

これは闇の魔術に対抗できる盾で、ラオンは魔王に有効だと考えて持ってきたわけなのだが

この盾にはもう1つ特殊な点がある。

それは衝撃波を出せるということだ。

1度使うとチャージに約1ヶ月がかかるため使う頻度こそ少ないが、

緊急事態だったためにラオンは使用したのだ。

そのおかげで、瓦礫を全て跳ね除けることができたのだ。


アルカトラズは場を後にしているため、今この瓦礫だらけの大通りにいるのはラオンだけだ。

[とりあえずあいつは敵なのは間違いない。

ここでやらなきゃ後で重りになる。

だからこそ今の状況は凄くいい。

僕が死んだと思われているからこそ、不意打ちできるからね。

ただ、不安なのはあいつの能力について。

きっとアンチアビリティ持ちで"Rebels(反逆する) In Prison(囚人たち)"のメンバーだ。

アンチアビリティの能力は大体は予想できる。

ただなぜ"R・I・P(反逆する囚人たち)"のメンバーがここに…

もしかしたら回廊巡りを阻止するために止めに来たのかも。

しかもニアとアストロのところにも敵がいるかもしれない。

とにかくこんなことしてる暇は無い。

いま、あいつをやらなければ。]

そう考えたラオンは、一目散にアルカトラズが向かった方向へ向かった…



しばらく歩いた後でラオンは"Abandon(放棄された) Ship(戦艦)"に到着した。

ここに刻印がある。

ただ、ラオンは足を止めた。

それもそのはず、ここはさっきラオンが通ってきた道の先。その道の行き止まり地点。

だから危険を察知した。

アルカトラズがこっちに向かったのに、当の本人はいない。

隠れながらここに来たからバレているわけもない。

それなのに、この行き止まりで姿が見えないということは…

すなわち、この"Abandon(放棄された) Ship(戦艦)"の中にいる可能性が高い。

そういう危機を感じ取ったために、行動をやめたのだ。

[あいつはこの中に…

どうやったら不意打ちできる…?

あいつは今どこにいるのかも分からない。

建物の中にいるとしても、その建物のどこにいるのか…

ニアの"フィール・インテリジェンス"があれば何とかなったかもしれない。

そう考えるのは野暮か。

なら、自分に出来ることを自分の力でやるしかない…!]

そう心に決心したラオンは、建物の中に入っていった。



ー"Abandon(放棄された) Ship(戦艦)"内部ー

教会の外壁と同じように内部もボロボロで、至る所の塗装が剥がれていたり、壁に穴が空いていたり、

その惨状は、ここでの戦争がいかに残酷だったかを物語っている。

ラオンはそんな様子を見て憂鬱な気分だったが、第一優先はアルカトラズを倒すことだったため、そうもしていられなかった。

「バキッ」

その時、扉の向こう側から突然音が鳴った。

ラオンは慌てて身を屈めてドアから顔を少し覗かせた。

[あいつは……]

やはり、向こうにいたのはアルカトラズだ。

ドア1枚隔てて、ラオンとアルカトラズは対峙している。

[この状況…

不意打ちするなら今しかない…!]

そう咄嗟に判断したラオンは、アルカトラズがドアの反対側を向いた瞬間にその方向へ走り出し剣を振りかざした。


「バキッ」

「……っ! お前っ…」

偶然か、はたまた必然か。

アルカトラズを不意打ちしようと走り出したラオンだったが…

その攻撃はいとも簡単に防がれてしまった。

この建物がもっと頑丈だったら、もっとちゃんと保存されていたら、床が割れるようなことはなかった。

ただちょっと踏み込んだその衝撃で床が割れたせいで、アルカトラズはラオンに気づいてしまったのである。

とはいえ、ダメージを与えることはできた。


「お前… 生きてたのか…

ちくしょう… 痛ぇな

よくもやってくれたなクソガキが」

「僕はそう簡単に死なないよ。

いや、死ねないんだよ。」

アルカトラズから1度離れたラオンは、そう言って体勢を立て直して戦う準備をした。

「まぁ… もう一度敗北したいってんなら止めねぇよ」

アルカトラズもそう言った後で戦闘態勢を整えた…

お久しぶりです

復活しました

またちょくちょく更新していきます

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