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All For Love ~Serious love never ends?~  作者: 犬
第一冒険譚 ーInceptionー 《Suit ♡》
37/46

第35話  BREAK STUFF(ブレイク・スタッフ).Ⅰ

話の内容が思い出せない方へ…

こちらを振り返って見ては…?

*特にこちら。

*レベル、スート→第11話

*アンチアビリティ→第34話

ラオンはホテルをチェックアウトした後でアストロ達と別れて、急いでサンセット・エリア(♡-10)へと向かった。

(今ごろアストロ達は電車に乗って向かってるはずだ…)

ラオンは不安に駆り立てられながらそう信じるしかなかった。


ラオンが選んだ交通手段は馬だった。それはなぜか?

それは後をつけられた時に、1番対処しやすいからだ。

電車は駅に停車するまで逃げ道は無い。車は渋滞に引っかかったら足止めになる。徒歩と自転車は現実味がない。そうなったら馬しか無かった。

またラオンは王子だからなのか、暇つぶしなどで白馬に乗っているため、馬の扱いが慣れているのである。

だからラオンは、馬を繰り出してサンセット・エリア(♡-10)へと向かった。



サンセット・エリア(♡-10)…

それは戦争によって荒れ果ててしまった、崩壊都市である。

今にも崩壊しそうな建物や、荒れ果て廃れた協会。池の近くにある朽ち果てた鉄柱など…

戦争の影響からか、荒廃して暗い雰囲気が立ちこめている。


戦争の原因は王族ヴァルカス家との対立である。

元々、ラオン達シュネルカイザー家とヴァルカス家はお互いにライバルであった。

というか、ライバルの範疇を超えていた。

そしてこのエリア(♡-10〜♡-8)は、そのシュネルカイザー家-ヴァルカス家間の戦争のチェス盤となった…

だからこのエリアは、「負の跡地」と呼ばれている。



ラオンが到着した頃、時間は12:00を過ぎていた。

もし、敵が自分の方ではなくニア達を狙っていたら…

ていうか、敵は刻印を集めないようにするのでは?

だとしたら狙われるのは僕の方じゃないかも…

そう考えてしまったラオンは、ニア達のことが不安で仕方なかった…

それでも歩みを止めてはいけない。

そんなことで歩みを止めていたら魔王は倒せないから。


馬を近くの小屋に預け、1つの教会へと向かう。

そこがこの「負の跡地」エリアの刻印がある場所だ。

刻印は、レベルA〜Jまでは各国に存在する。

だからニア達と分かれて集めてもらうことになったのだが…

しかしレベル10〜2までは、分かれている3つのエリアで一番レベルが強い国に置かれている。

つまり、レベル10、レベル7、レベル4にそれぞれ置かれているのだ。

なのでこの国にエリア:負の跡地の刻印が置かれている。


刻印が置かれているのは、廃れている教会。

通称「Abandon(放棄された) Ship(戦艦)」である。

その名の通り放棄されていて、かつ遠くから見ると船っぽく見えることからそう名付けられている。

ラオンはそこへ向かうために大通りを通っていく。

一応ここは観光地となっているが、昼下がりだからなのか、人はラオン1人しかいなかった。

ラオンはその残酷で薄暗い街並みに視線を向けることが出来なかった。

(僕達「シュネルカイザー家」のせいで、こんな事に…)

そう考えると胸が締め付けられ、顔を下げて歩くしかなかった…



「おい、何ぶつかってんだよ…」

「す、すいません!」

ラオンはそう言って顔を上げると、怒っている青年が立ち尽くしていた。

下ばっかり見て歩いていたため、人とぶつかってしまったのだ。

「僕の不注意です、ごめんなさい!」

そう謝ったのだが…

その青年はラオンを逃がさなかった。

そして、その口を開いて言った。

「お前はもしかして…

その剣とその顔立ち…

お前がラオン・V(ヴィン)・シュネルカイザーか…w

ついに見つけたぞ…」

そう。そこに居たのは"Rebels In(反逆する) Prison(囚人たち)"のメンバーである「アルカトラズ・ライカーズ」であった…

「まさか、お前は…!」

ラオンがそういった瞬間だった。

後ろにあったビルが根元の方から崩壊していった。

誰も何もしていないのに…

もちろんラオン達から距離があまりない。

(ちょっと待って…!この状況、打つ手がない…!!)

ラオンは頭を整理するが為す術がない。

(このままここで終わるのか… いやニア達が僕を待ってくれてる!!)

こんな状況下でも、ラオンは諦めない。

これこそが王子の気品と感性である。



建物が完全に崩壊し終わり、辺りには破片が飛び散った。

アルカトラズへ向かった破片は、何故か本人の前で塵となり消えていく。

だから彼は無傷で済んだのだ…

しかしラオンの方は…

どうしたものか彼も無事だった。

ただ切り傷を負っていたが…

それは、ビルが崩壊して倒れてくる直前で剣を振りかざし、ガラスを割って建物内に侵入。

その後、倒れてきた瞬間に反対の壁のガラスに同様に穴を開け、そこを通過したからである。

もちろんガラスの破片で怪我をしたものの、死に至る攻撃を避けたのだ。


辺りは砂埃が立ちこめ、視界が不明瞭になった。

周辺には倒壊したビルや今にも倒壊しそうな建物と、

負傷したラオンと無傷のアルカトラズしかない。

「無事だったようだけどな…

残念だが、俺の能力の前じゃ無力だ…」

アルカトラズがそういった直後、

今度は左右の建物がラオンに向かって倒壊してきた。

「まさか、お前…!

そういうアンチアビリティ持ちか…」

ラオンはそう叫んだが、倒壊は止まってくれない。

しばらくした後、

無慈悲に建物は"破壊"された…。



今回のタイトルは

『Limp Bizkit』の「Break Stuff」

を参考にしています。


人物ファイル1.『アルカトラズ・ライカーズ』


"Rebels In(反逆する) Prison(囚人たち)"のメンバー

殺人罪で刑務所に投獄され、そこで"Rebels In(反逆する) Prison(囚人たち)"のメンバーと意気投合し、その後加入した。

よくキャップを被っていて、そこには自分の名前のイニシャルであるA・Rと刻まれている。

金のネックレスと金の指輪をつけており、常に腰にガンベルトを着用しているが、拳銃ではなくスプレー缶をさしている。

ダメージジーンズを愛用しているのは、アンチアビリティと関係があるからなのか…?


ープロフィールー

誕生日 4月4日

年齢 19歳

身長 179cm

体重 64kg

血液型 AB型

好きな音楽『Ballbraker』/AC/DC,

『Basket Case』/GREEN DAY

好きな食べ物/嫌いな食べ物

ハッシュポテト/甘いもの

特技 スプレーアート。

性格 凶暴で攻撃的。

超能力 ブレイク・スタッフ

秘密 実はガンベルトのスプレー缶は拳銃に変えることも出来る。

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