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All For Love ~Serious love never ends?~  作者: 犬
第一冒険譚 ーInceptionー 《Suit ♡》
36/46

第34話 朝の繁華街〜朝焼けの東雲色〜

朝6:00。ラオンは魔王討伐の旅に出てから1日目の朝を迎えた。

いつもは8:00ごろに起きる3人だったが…

魔王討伐の焦りからか、いつもと違う環境にあるからか、

通常より早い時間に目が覚めてしまった。


ベットの横にある窓から、上りかけの太陽と東雲色の空が見えたり、西誄毛の朝の営みが見えたりしたが。

ラオンはそれよりも気になるものがあった。

そう。それが、今朝ローズが送った手紙だった…


ローズは今朝早い時間から、城に隣接する図書館にて情報を集めていたのだが、

それをまとめたものがラオンのもとに送られてきたらしい。

すぐに封を開け、目を通したラオンだったが…

書いてあった内容に目を丸くした。

どれも、これからの旅に有用な情報ではあったが、

その一つ一つがラオンを不安にした。


そんな様子を怪訝そうに見つめてたニアは呟くように言った。

「大丈夫?その手紙はローズちゃんからので合ってる?」

「合ってるんだけど… 内容がとにかくすごくて…

 とりあえず、今から話すからよく聞いててね。」

ラオンがそう話したあと、それまで我関せずというスタンスだったアストロも、真剣にラオンの方に向き直った。



ーお兄様へー

旅に必要な情報を何個かピックアップしました。

魔王討伐頑張ってください。応援しています。


・囚人牢獄変

→収容されていた囚人10名が脱獄し逃走した。

 脱獄方法は未だに解明されていないが"アンチアビリティ"

 が関与していると考えられている。


・全国囚人捜査

→脱獄した囚人10名の捜査を全国に展開した。

 捜査と調査の結果、彼らはRebels In(反逆する) Prison(囚人たち)のメンバーだったことが発覚。

 Rebels In(反逆する) Prison(囚人たち)は元々、コールマンの傘下であった。

 しかし方向性の不一致から、彼らは独立した。

 そこからはコールマンたちと敵対するようになってしまった。


・アンチアビリティ

→超能力に対抗した人口能力の総称

 超能力者や一般人に対しての殺傷や弱体化が目的に開発された。

 コールマンの能力である"SUPERFEEL"もアンチアビリティの一つである。

 Rebels In(反逆する) Prison(囚人たち)は10人全員がアンチアビリティである。

 アンチアビリティを消失させる方法は2つのみ

 1、その能力者を気絶させること

 2、Coreを体から引き出すこと

 このどちらか一方を満たした時点で、アンチアビリティの能力は消失する。


・バフ/デバフ一覧

→かなり多いのでまた後日手紙を渡します


引き続き旅を頑張ってください。

ニアさん、アストロさん、お兄様の無事を心から願っています。

ーローズよりー



「内容はこんな感じ…

 囚人のやつは聞いたことがあったけど、

 アンチアビリティってなんだろう…?」

 ラオンが喋り終わったタイミングで、ずっと黙って聞いていたアストロが答えた。


「実はアンチアビリティについて調べてた時期があるの。

 ティモシーの事件から暫くの間はね。

 アンチアビリティってのは簡単に言うと…

 私たちが持ってる超能力を打ち消すために作られた対抗能力なの。

 強盗や殺人をしたい悪人達には超能力が必要だった。

 けれど、超能力は先天性のもの。

 どうしようもなかったときにできたものがアンチアビリティ。

 だから、攻撃的なものが多いの。」

ニアも食い入るように言った。

「私も聞いたことがあるわ。

 そのRebels In(反逆する) Prison(囚人たち)?がコールマンと敵対してるのが本当なら…

 私たちは狙われるかもしれないってこと…!?」

「コールマンと手を組んでるから…

 今日からでもそうなる可能性は高いよ。」

ラオンは冷静かつ迅速な判断が必要だと思いながらそう答えた。


そして少しの沈黙の後に、ラオンは再び口を開いた。

「もしかしたら今日にでも敵は来るかもしれない。

魔王討伐は急がなきゃ行けない状況かも…

だからここは二手にわかれないか?

幸いなことにここから僕たちが向かいたい方向に線路が伸びている。

ニアたちは鉄道を使って、残っているアインザット(♡-Q)

ローゼンサンドラ(♡-J)の刻印を取ってきてサンセット・エリア(♡-10)に来て欲しい。

僕は先にサンセット・エリアに向かって敵の対処するから。」

「そんなことしたらあんたが危ないでしょ!

全員で行動しましょうよ…!」

ニアは慌ててそう言うが、引きつったアストロが話した。


「ニア、私もそうしたいんだがそうはいかないぜ…

2人とも、あそこにいる人見えるか…?」

そう言って一人の男を指さした

「あの服はRebels In(反逆する) Prison(囚人たち)のスパイが着る服だ。

もう手遅れだったとは…」


アストロ達は怯えて硬直したが、そんなことが1番時間の無駄だと感じたラオンはやけに大きな声で言った。

「さっきの計画でやるしかない!

アストロ、ニアを任せたぞっ…

僕のこと心配するなよニア。

こう見えても一応王子だから何とかなるからね。」

「ニアは私が守るとして、ラオンあんたは守れない。

何とか無事で合流しようぜ。」

「アストロしっかり護衛してね!

ラオン!無事じゃなかったら許さないからね…!」

急いでチェックアウトを済ませたラオン達は、二手に分かれて走っていった…

展開急ですねこれ

久しぶりの私です。お元気ですか?

まだまだ終わりませんよ。


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