第33話 夜の繁華街〜緩和の千草色〜
話の内容が思い出せない方へ…
こちらを振り返って見ては…?
*特にこちら。
*緑幻洞の大浴場→第32話
*SUPERFEEL戦→第25〜30話
大浴場はおよそ180㎡の大きさで、反対の壁が湯気で見えなくなるほど広い。
温泉は露天風呂になっており、大きさは350㎡弱。
グレイシャーの美しい夜景を見渡せるが…
高い位置にある為、西誄網周辺からは見えないようになっている。
絶対見えないという保証はないが…
まぁ騒ぎもないし、噂もない。この街には神も住んでるから起こらないのか…
何にせよ、安心して入浴できるようになっている。
アストロは妖狐状態に形態を変化し、ラオンは普通に脱衣所で脱ぎ始めた。
脱衣所には、大量のコインロッカーが設置されていたため、そこに荷物を入れることができた。
なのでその中に、来ていた服と剣と盾、そして着替えの服を入れて…
タオルを一枚持ったまま大浴場に入った。アストロは妖狐のまま後ろをついていく。
着替えはここにくる前に大量に買っておいたので、ニアもラオンもそれを使うことにした。
アストロも着替えは必要だと思ったのだが….
どうやら、妖狐状態に形態を変化すると、来ていた服も一緒に妖狐に変化して…
そのまま妖狐の体を洗ったりすると、服も洗われたことになるので…
着替える必要がないんだとか。
「いやぁ 久しぶりの温泉だ。ワクワクするな。」
「まぁここの露天風呂は夜景も見れるからね。」
そんな話をしながら、ラオンとアストロ(妖)は体や髪を洗う。
が、そこでラオンは手を止めて、アストロに喋った。
「この曲って、hiphopだよね。」
アストロは気にしていなかったが、ラオンの話を聞いてスピーカーに耳を傾けた。
そうすると聞こえて来たのは…
「I wonder if you know, how they live in Tokyo
if you seen it,…」
そう。hiphopの曲だった。
そしてアストロはラオンに話した。
「ほら、この街ってさ… 影藍サイファーとか、何かとhiphopと関わり深いんだよ。
だから、街のみんなも割とhiphop好きで…
多分、そういう影響もあると思う。私はこの曲好きだけどね。」
ラオンは納得すると、止めていた手を動かし、シャワーで泡を流す。
ついでに、隣にいたアストロ(妖)の体も洗ってあげた。
そして体を洗い終えた2人は、ついに露天風呂の入り口へと向かった。
露天風呂は外にある為、一度ドアを開けて外へ出る必要がある。
ドアはガラスで出来ているが、温泉からの湯気で周りが見えなくなっていて。
そんな様子を見ながら、期待に溢れているラオンが口を開いた。
「よし!じゃあ行こうか。」
ラオンはそう言った後、ドアの取っ手に手をかけて扉を押した。
アストロ(妖)も開けられたドアを通って大浴場に入った…
湯気の中を進み、温泉へと近づく。
だんだんと視界が晴れていき…
その後見えた夜景に、2人は息をのんだ。
驚くほど美しい夜景。100万ドル以上の価値のあるその景色は、
目標が魔王討伐だということを忘れさせるほど綺麗だった。
数秒停止した後、ふと我に返った2人は温泉に入浴することにした。
千草色の温泉のデトックス効果と、視界に入る絶景。
その相乗効果は、言い表せないほど心地よいものだった。
そりゃあ、この温泉は人気なわけだ。
そんなことを考えながら、約30分。
アストロが“そろそろ出よう“と言ったのをトリガーに、2人は温泉を出た。
そして脱衣所で服を着替えて、置いていた荷物を取り出し…
待ち合わせ地点である“食堂“へ向かった…
-数分後-
食堂で待っていたラオンとアストロにニアが合流した。
そして一度座席に荷物を置いて、食べたいものを探し…
何分か経過した後、全員が食べたいものを持ってきたので
「いただきます」
と声を揃えて挨拶をし、食事を開始した。
コールマンとの対戦もあってか、あまり何も食べていなかったからか、
ラオン達はかなり腹が減っていた。
そのため黙々と食事すること15分…
「ごちそうさまでした」
その一言で食事が終わった。
-それから数分後-
再び部屋に戻ったラオン達は、窓際に置かれたテーブルに座りながら、雑談した。
ラ「なんかさっきさぁ、怪しいものが脱衣所近くで取引されてるの見た?」
ア「ラオンも見てたのか… あれはおそらく“草”だね。」
ニ「そんなもの見たの?通報はしなくていいの!?
無言で逃していいのアストロ!?」
ア「ニア。実はね… この国は合法なのよ。
それでもいいイメージはないけどね…!」
ラ「まぁそうだよな。取引の現場見たけど、実際近づきたくなかったもん!
むしろ離れたかったよ。」
ニ「それはそうでしょうね。私も近づきたくないわ。」
ア「そうだよね〜 カリフォルニア系は私も苦手だからなぁ」
ラ&ニ「???」
そんな感じで会話は続き…
夜は更けて行った。
久しぶりに私です。
そろそろ和風ファンタジー編も終盤です。多分…




