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All For Love ~Serious love never ends?~  作者: 犬
第一冒険譚 ーInceptionー 《Suit ♡》
33/46

第32話 夜の繁華街〜絶景の瑠璃色〜

話の内容が思い出せない方へ…

こちらを振り返って見ては…?

*特にこちら。


*ティモシーの事件→第23、24話

*倉庫爆破→第30、31話

*SUPERFEEL戦→第25〜30話

「いやぁ、それにしても綺麗だね。」

「本当だわ。とても綺麗ね。」

部屋に入ったラオンとニアは、正面の窓から見えるグレイシャーの夜景に心打たれた。

その頃、アストロはそんな2人を見て微笑んでいた。

もちろん、アストロは長い間この国に住んでいたから、この国の夜景は見慣れている。だから、2人のように驚きはしない。

でも、こうして見ると、そんなアストロもやっぱり綺麗だと感じていた。

グレイシャーの夜景は、その景色を見慣れている人に美しさを再確認させる程、眩い輝きを放っていた。


そうして夜景を見つめてから、しばらく経った頃…

何かを思い出したようにラオンが喋った。

「そういえば、ここの温泉ってすごい体にいいんだよね?」

「あぁ… そういえばそうかも。近所でも噂になってたし。」

突発的なラオンの発言にアストロは曖昧に返した。

過去にアストロはそんな噂を耳にしたことがあった。

あそこの温泉はとても体に良いという噂を。

しかし、アストロはティモシーの事件のショックから、過去の記憶が薄れているので…

曖昧にしか答えられなかった。

そこで、ニアも話に参加した。

「じゃあ、温泉に入ろう。そうすれば今日の疲れも取れるわ。

 そして集合場所は、下にある食堂でどう?」

ラオンとアストロは、互いに顔を見合わせてからニアの意見に頷いた。

そうして、ラオン達は温泉に入る準備を進めた。



時は戻って… コールマンと和解した後に遡る。

ラオン達とコールマンを含むルナ・マフィアが和解した後、大忙しだった。

まず、騒ぎを聞きつけた人々が集まって、西誄網周辺は大騒ぎになった。

数分後に魔法消防士と警察官が駆けつけてきて、消火できたが…

倉庫の方は原型を留めておらず、焼け焦げた壁といろんなパイプが剥き出しになっていた。

警察官に事情を説明すると、コールマンとラオン達どちらにも責任があると言い、どちらが訴えられてもおかしくないと言い返されたが…

ラオンが父のロジャーに電話し、提示された賠償金を全額払ったことで解決した。


この倉庫がある工場を運営していたO.T.J.(おうていじ)Groupは

『賠償金なんて本当は要りません。むしろ払いたいくらいです。これは事故でしたが、いい宣伝になりました。ラオンさん。コールマンさん。是非、アンバサダーになっていただきたい。これで我が社もアンバサダーマーケティングに手を出し、消費者に身近に感じてもらえるぞ。』

と倉庫が火事になっても、逆に喜んでいたそうだ。

ルナ・マフィアが悪党組織であるにもかかわらず…

だから今、O.T.J.Groupは、ラオン達のパーティのスポンサーになっている。

そのせいで、ラオン達が緑幻洞に着くまでに、情報は全世界に広まって…

その結果、魔王討伐を掲げているラオン達のチームが超人気になり…

魔王の味方や刺客が襲いかかってくるのだが…

それはまた別のお話。

まぁとにかく、倉庫事件はこれで解決した。


次に問題に上がったのは、ティモシーのことだった。

ティモシー・F(フランジャー)・ホワイトは、ルナ・マフィアが誘拐していた。

その事件は、アストロが経験した最悪の出来事の一つである。

誘拐はすべてルナ・マフィアの計画。

目的はニアを誘拐した時と同じように、魔術では補えない超能力を手に入れるためだ…


アストロが真っ先にコールマンに質問した。

「ティモシーの件は… 彼女は生きてるの?

 私はずっと不安だったんだよ…?」

「おそらく生きているはずだ。

 しかし… 今どこに居るのかは分からないんだ…」

コールマンは不明瞭な情報しか持っていないため、そう曖昧に答えた。

それでも、アストロはそれだけで十分だった。

“生きている、どこかで“ その情報だけで旅を続ける活力になった。

アストロは一粒の涙を流した。

そんな様子を見てコールマンは続ける。

「彼女は俺らの目を盗んで脱走した。

 それから行方不明になったが…

 警察に捜査届が出されていないということは、きっと無事に地元に帰れたのだろう。でも、この国にはいないようだ。

 引っ越してどこかへ行ったに違いない…」

「ありがとう、コールマン。旅しながら探してみるよ。」

泣きながら下を向くアストロの代わりに、ラオンがそう話して、この問題も解決した。


最後、ラオン達は薬草所に行った。

これはコンビニと同じような建物になっていて、薬草を売っている。

ここに来たのには訳がある。

それはニアとアストロの負傷を治すためだ。

数ある薬草の中で“エリクサー“という薬草がある。

この薬草は回復魔法で消費し、大体、1枚で傷1箇所は治せると言われている。

値段も安く、庶民からも愛されている草である。


ラオン達はというと…

・アストロ=腹-コールマンからのパンチ

     右腕-SUPERFEELの能力

     片脚-SUPERFEELの能力

・ニア=両脚-SUPERFEELの能力

・ラオン=負傷はなし

という結果だったので、合計すると4箇所怪我したことになる。

だからラオンは、エリクサーを4枚買って、薬草所から出た。

そうして、買ったエリクサーを早速使用し、ニアとアストロの傷を回復させたところで、緑幻洞に入ったという訳だ…



「よし! じゃあ行こうか? 全員、準備終わったみたいだし…」

「私について来て。何回かここ来たことあるんだ。」

温泉に入る準備を整えたラオンとニアは、以前この場所に来たことがあるというアストロに、ウキウキしながら後を追った。

久しぶりです。

今年もクリぼっちの僕です。

そろそろローズ中心の話が書けそうです!

ではまた。

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