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All For Love ~Serious love never ends?~  作者: 犬
第一冒険譚 ーInceptionー 《Suit ♡》
27/46

第26話 ザ・ウェイ•アイ•アー. Ⅱ

話の内容が思い出せない方へ…

こちらを振り返って見ては…?

*特にこちら。


*コールマン戦→第23話

コールマンは勝利を確信し、アストロを煽るようにそう言った。

しかしアストロは、そんなことを気にかけてられなかった。

なぜなら、とても腹が立っていたから。

腹にパンチされたこと。魔法瓶を絶縁体で受け流されたこと。すごく腹立たしい。


そこでコールマンに本気で殴りかかっていたアストロは、スロームーブと呼ばれる多重能力の一つを使い、こっちが有利な状況を作った。

スロームーブはその名の通り時間を遅くする能力で、範囲は世界全体に及ぶ。

それが発動している間、アストロ以外は全てスローになる。人だろうが水だろうが風だろうが、全て遅くなってしまう。

しかし、アストロは遅くはならない。だから有利な状況を作れるのだ。

効果はリアルタイムで5秒。クールダウンは20秒である。



アストロはスロームーブを使い、コールマンに攻撃を仕掛ける。

最初と同じように、有利な状況下にいるアストロだったが…

さっきと違うのは、アストロの感情だった。

最初のアストロは、こんな奴に勝つのは多重能力を使えば楽勝だと、余裕だったが…

今のアストロは余裕などではなく、コールマンに対して怒りの感情をぶつけていた。

自分の計画を潰されたこと。煽られたこと。

そのせいで、コールマンにキレていたのだ。



アストロは怒りながら、遅く動いているコールマンに向かって殴りかかる。

コールマンは防御に入るが、アストロからしてみればかなり鈍間だ。

最初にコールマンにやられたのと同じように、右ストレートで。

コールマンからは、アストロはとても速く動いてるように見える為、避けることは不可能である。

だから、スロームーブは有利な状況を作れるのだ…


「私の勝ちだ… コールマン…!」

アストロはそう叫ぶと、コールマンを本気で殴った。

コールマンは頬に右ストレートを喰らいよろめいてしまう。

その為、次のアストロの攻撃を交わす時間がない。


だからアストロは圧倒的有利だっだが…

でも何故か、怒りの感情が抑えられていなかった…

「もうすぐスロームーブが終わる…

 ここでトドメを刺すッ…!」

アストロがそう言って、コールマンを本気で仕留めようとする。

その時だった…



何もしていないし、何もされてないのに…

アストロの右腕が… 何かに引っ掻かれたように傷がつき… 出血し始めた。

「痛ぇっ

 どうして… な、何でだよぉぉ!」

アストロはそう叫ぶ。そして、右腕をすぐに押さえた。


傷はそこまで深くはないが、痛みを感じる程度の傷ではある。

出血は大量ではないし、傷も深くはないから、死に至ることはない。

しかし、急に腕を傷つけられたことで、対処ができずに時間を浪費してしまった。

コールマンを倒せず、スロームーブが終わってしまう。それだけは避けたい。

でも腕は傷つけられて痛む為、無理に動くのは危ない。

それにアストロは腹にパンチを喰らっている為、この傷もあり既に弱り始めていた…



傷ついたアストロ本人は、原因が何なのか見当もつかなかった。

それもそうだ。

なぜなら、まだスロームーブ中であり、コールマンは防御の体制から動いていないからだ…

コールマンがクロスカウンターの様に、

自分が右ストレートを繰り出した時に、ナイフを持っていたりして…

腕を傷つけたのなら、何で傷ついたのかすぐ分かる。

しかし、そういう訳ではない。

そのうえ、スロームーブ中はアストロの方が速度は上だ。

どんな物質より、どんな人物よりアストロの方が速い。

それなのに、どうやったら自分を傷つけられるのか?



[とにかく、ここから逃げなきゃ…

やられるのは私の方だ…

マジで踏んだり蹴ったりだけど…

これ以上は命に関わる気がする…]

アストロは、とにかく離れれば解決すると思い、この場から逃げることにした。

しかし、スロームーブはあと少しで効果がなくなってしまう為、

今逃げようとすると、コールマンに確実にやられてしまう…

でも逃げなきゃ逃げないで、また"何か"に攻撃される危険性がある。


[もうダメだ…!

こうするしか方法はないぃ…]

痛んでいる腹と腕を押さえながら、アストロは悩んだ末に…

覚悟を決めて行動した。

怖かったし、どうなるか分からないけど、逃げる方法はこれしかなかった…

その方法とは、階段から飛び降りることだった。

この"百絡段"から飛び降りること…



そこでスロームーブの効果が切れて、時間が通常に戻る。

コールマンもそれに気づき、落下していくアストロを見て嘲笑った。

[あのガキ… 結局、ダメじゃないか…

この階段から飛び降りたら、死ぬに決まってんだろ…!?]

しかしアストロは気にした様子もなく、コールマンを睨んだ。

むしろ、アストロもコールマンを嘲笑っていた。

それは何故か?さっきまで怒っていたアストロが、なぜ冷静でいられたのか?

それは、アストロは何かに気づき始めていたから。

そして理解してきていたから。

だからコールマンに煽られても怒らずにいられた。



アストロは階段を背にして落下していく…

[絶対に死なないけど… 恐怖心は無くならないな…]

そんなことを考えながら、階段をどんどん下がっていく。

あと3秒ちょっとで地面に激突しそうなのに、アストロは何もしない。

それに、むしろアストロは身を任せていた…

コールマンもこれは死ぬだろと考えて、アストロを背にして歩き始め、ニアを捕獲しようとしてニアを探し始めた…

もうアストロは地面に激突してしまう。

ここで彼は死んでしまうのか?


しかし、アストロは死ぬことはなかった。

何故か助かっている… 怪我もせずに…

そう。アストロはこれを全て予知していたのだ。

自分の"多重能力"で… だ。


多重能力の一つに"予言する眼(フォーサイト)"がある。

この能力はその名の通り、未来予知ができる能力。それだけだ。

しかしこの未来予知は、4秒後の未来を予知する物のため…

それ以外の時間に何が起こるか分からない。

だから、未来予知を正確にするには、未来予知をしてから何秒経ってるのかを知ってなくてはならない…

単純だがややこしい能力で、扱うのは難しいらしいが…

アストロは、しっかり扱える頭脳を持っていた。

つまりアストロは、スロームーブが解除される時にこの能力を使い、4秒先を未来予知。その後、4秒後に階段の下に激突するように落下した。

アストロはそこまで計算して、行動していたのだ。



アストロが階段の下に激突するその瞬間、その道を馬車が走り去る。

そして、その馬車は枕を運んでいた為、アストロはその上に安全に着地した。

これも全て、未来予知で知っていったことだった…

「自分を信じるこの行動…

 階段を飛び降りること…

 怖いに決まってるじゃん…

 もう二度とやらないぞ… 全くもぅ…」



今日はバニーの日らしいですね…

Twitterにメスガキがトレンド入りしてて、ちょっと動揺しましたw

コンパスの新キャラだそうです。

次回予告

コールマン戦 phase.2


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