表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
All For Love ~Serious love never ends?~  作者: 犬
第一冒険譚 ーInceptionー 《Suit ♡》
26/46

第25話 ザ・ウェイ•アイ•アー . Ⅰ

話の内容が思い出せない方へ…

こちらを振り返って見ては…?

*特にこちら。


*コールマンとの対戦、百絡段など→第21話

*多重能力→第22話

アストロは、コールマンが繰り出した右ストレートを自分の持つ能力、多重能力(マルチ•アビリティ)を使って攻撃を交わした。

今アストロが使ったのは、多重能力の中のインビジブルと呼ばれる能力で、誰も視認できなくなる。透明人間になるという能力である。効果は5秒、クールダウンは10秒だ。

つまり、アストロは今、コールマンから見えていない状況である。

しかしコールマンは、そんなアストロを笑い飛ばした。


「お前に用はないんだが…

 あいつ(ニア)を守ってるんなら容赦はなしだな…

 にしてもよ… 何の能力かと思えば。

 結局、自衛の能力か…?

 そんなんじゃ俺には勝てないぞ…w」

コールマンはそう言うと、見えないはずのアストロに向かって殴りかかった。

力を込めて、本気で殴りかかる。

しかし、当然コールマンにはアストロが見えていないから、攻撃は当たるわけが無い。

もちろん、アストロもそれを分かっているから、無理に攻撃せず余裕の表情を見せる。



コールマンの攻撃はアストロに当たることはなく、そのままコールマンは体制を崩して、"百絡段"にある出店に突っ込んだ。

そこでようやく辺りの人々が騒がしくなり、コールマンから距離を置く人が増えていった。

その時にアストロは、インビジブルが解除され、視認できる状態になった。


「惜しいな…

 殴りかからなければ、私を視認できるようになったのに…

 貰ったぜ!」

アストロは、コールマンに勝てることを確信したと同時に、隠し持っていた魔法瓶を投げる。

魔法瓶には電気が入っており、投げつければ相手を麻痺させることができる。アストロは、この魔法瓶を確実に当てられる"この時"を待っていたのだ。

だから、インビジブルを発動した時に何もしなかった。

コールマンはさっき出店に突っ込んだ為、今は瓦礫を退けようとしていた。

そのため、この魔法瓶を避けることは不可能。

なぜなら瓦礫を退けるために、アストロの方を確認できない。つまり、いつ、何処に投げてくるか分からないからだ。



「ニアとラオンは私が守る!

 お前はこれで終わりだ!」

勝利を確信したアストロは、コールマンに向かってそう言って、電気が詰まった魔法瓶を投げる。

コールマンは必死に瓦礫を退けようとするが、間に合いそうに無い…

魔法瓶はコールマンの体に向かって真っ直ぐ飛んでいく。

風に流されず、何かにも当たらずに真っ直ぐ。

コールマンは、最後に抵抗しようと背中に腕を回して、魔法瓶を弾こうとする。

しかしその抵抗も虚しく、魔法瓶はコールマンに命中し、コールマンに電流がながれる…


「勝った…」

アストロは、急いでラオンのところに駆けつけようとする。

その時だった。

「惜しいのは…

 お前の方だぞ馬鹿が…」

何処からか声がして、動作を停止する。

[嘘だろ、どういうことだ… さっき命中したのに…]

アストロは、そう考えてしまい青ざめた。それもそのはずだ。

そう。コールマンは麻痺していなかった。

むしろ、電流が流れていないようにも見えた。

つまりコールマンは、何のダメージも受けずアストロを攻撃するチャンスを手に入れたのだ。



アストロは咄嗟に能力を使おうとするが、インビジブルはまだクールダウン中で、攻撃を交わすことができない。

そのため、コールマンが繰り出したパンチを避けることができず、アストロの腹に命中した。 

アストロはよろめき、声を漏らす。

「うっ… 何でなんだ…」

「油断するのは、ナンセンスだな…

 俺がこんなことで簡単に仕留められるようなら、ボスをやってる訳がないだろ…w

 最初っから魔法瓶は受ける気でいたさ…

 お前を油断させる為に、あえて受けてやったんだ…」


アストロは、パンチが命中した箇所を摩りながら何かに気づいた。

そして、コールマンはまたそんなアストロを笑い飛ばした。

「今さら気づいたのか…w

 その通りだよ、馬鹿が。

 俺は瓦礫を退けようとしたんじゃない…

 瓦礫の中からこれを探していたんだよ…

 このゴムをぉ…!

 ゴムは絶縁体で、電気を通さないからなぁ…」



「なんなんだ…

 お前はよ… この腐れ野郎が…!」

アストロは、勝った気満々のコールマンにキレてしまい、本気で殴りかかる。

さっき殴られた箇所は痛いままだが、アストロにはどうでもよくなってしまった…

そして、それで勝利を確信したコールマンは、アストロを更に煽るように言った。


「お前が超能力を持っているなら…

 この俺にも持ってるって可能性もあるよなぁ…

 お前は冷静になったほうがいい…

 俺のこの拳でな…

 俺の能力を知らないのに、殴りかかるとは情けない…!

 てめぇの負けだぜ!くたばりやがれ!」


次回予告!

コールマンとアストロ。対決を制するのは?

今回のタイトルは

『TIMBALAND』の「The Way I Are」

を参考にしています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ