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All For Love ~Serious love never ends?~  作者: 犬
第一冒険譚 ーInceptionー 《Suit ♡》
24/46

第23話 All Falls Down

話の内容が思い出せない方へ…

こちらを振り返って見ては…?

*特にこちら。


*少女、不登校の原因など→第22話参照

*御伽神社→第17話参照

アストロは少女に興味を示さなかったが、少女はアストロに興味を示したようで…

アストロの後を追った。

アストロはそれに気づいていたが、あえて無視をして本堂へ向かう。

そしていつものように、自分の心を和らげる為に御祈りをして帰ろうとする。

だがアストロは、おそらく神である少女から話しかけられてしまった。

アストロは帰りたがっていたが、そんな事を表に出さず少女の話を聞いた。


「初めまして。アストロ君?だよね。

 一応、同じ学校通ってるんだけど…

 まぁ知ってるわけないよね…」

少女は純粋な目でアストロを見つめ、そう尋ねてきた。

この少女はどうやら、アストロと同じ学校に通っていたらしい。

しかし、アストロは引きこもりになってしまって、学校も通うことができていなかったため、彼女のことを知らなかった。

その為、アストロは申し訳ない気持ちになってしまい。

なので彼女の気持ちを傷つけないで、アストロは返事を返す。

初対面の人にも優しく接する。それがアストロの長所だ。


「ごめん。不登校だから君のこと知らないや…

 僕の名前を知ってるのは驚いたよ。

 名前はなんて言うの?」

「名前は”ティモシー・F(フランジャー)・ホワイト”。

 あなたとは同じクラスだったわ。」

ティモシーはアストロから返事が返って来たのが嬉しかったのか、食い気味にそう返答した。

アストロはそれにちょっと困惑しつつ、今度はアストロから話しかけた。


「よろしくね。で、何か用があるの?

 僕はまだまだ時間あるけど、急用とかじゃないよね?」

ティモシーはアストロが気遣ってくれたことも嬉しく思ったが、今度はさっきと違い真剣な表情で話した。

「君が学校に来ないから、どこにいるのか探してたの。

それで、この神社に来てるって情報を手に入れたから…

私はここに来たの。この神社には用はないのよ。

私はあなたに会いたかっただけ…」



「はっ…」

アストロは胸がドキドキするのを感じた。なんで…

なんで彼女が… こんな僕に会いたがっていたんだ?

状況がとにかく理解できなかった。

第一に僕は、モテるような人柄ではない。

こんなモブキャラの妖狐なんて… 誰が会いたがるんだ。

第二に僕は学校にほとんど行っていない。

彼女はこんな僕を覚えているはずが無い。

それなのに彼女は、可愛らしい笑みを浮かべてアストロを見つめる。

しかしそれが、さらにアストロを苦しめた。

彼女の綺麗な赤い髪。赤い瞳。

ただそれだけなのに、アストロにはそれが輝いて見えた。


「なんで会いたかったの?こんな僕に…

 僕なんかといるといいことないよ…」

「そんなネガティブにならないで。

 君は愛されるような人物よ。」

ネガティブな発言をするアストロに、ティモシーは咄嗟にフォローを入れる。

今のティモシーの発言。それがアストロの頭の中をループする。

その頃からだろう。アストロが変わり始めたのは…



時が経つにつれて、アストロとティモシーは仲良くなっていった。

アストロは学校には行かないので、集合場所は”御伽神社”だったが…

ティモシーは、ほぼ毎日来てくれていた。

アストロがここに来るまでの経緯や、自分が体験したいじめのこと。

自分も持ってる超能力『多重能力(マルチ・アビリティ)』について。

それを話して時も、ティモシーは優しく受け止めてくれた…


ティモシーはアストロに、今日学校であった話。自分の家族や趣味について。

その他にもいろんなことを話してくれた。

そのお陰が、アストロは周りの人間に心を開くようになり、更に優しくなっていた。

でも、ある時にその日常が崩れ去った。



それは、いつものこと。

アストロは御伽神社に向かっていた。もちろんティモシーに会うため。

しかし、ティモシーのことをいくら待ってもティモシーは来なかった。

それでもアストロは、「きっと今日は用事があったのだろう」と前向きに考え、帰ることにした。

その時だった。アストロは見てしまった。道端に落ちているものを…

そう。道端に落ちていたのは、ティモシーの髪どめと一枚の写真。

その写真は、アストロとティモシーのツーショット写真である。


アストロはなんだか切なくなったが、きっと落としたのだろうと思い、それを拾って帰ろうと身を屈める。

その時、更に違和感が生じた。

道端に落ちているものはそれだけじゃなかった。

なんと、彼女の髪の毛まで落ちていたのだ…

20本近くの髪が道端に落ちている。

普通に生活していてこんなに髪が抜け落ちるのは不自然である。

だからアストロは、不安になった。

いろんなものが落ちていて、髪の毛まで抜け落ちている…

すごく嫌な予感がした。もしかしたら…



『昨日夕方に、”ティモシー・F(フランジャー)・ホワイト”が誘拐されました。

 はっきりとした情報は分かっておらず、現場では捜査を進めています。』

しばらくぶりです。犬です。

ローズが中心の話の投稿はまた後になりそうです…

時間軸が合わなくなってしまうので…

すいません。

ティモシーは死んでいません。

以上、喜ばしい報告でした。

今回のタイトルは

『Alan Walker ft. Noah Cyrus』の「All Falls Down」

を参考にしています。

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