第20話 E Anthem
話の内容が思い出せない方へ…
こちらを振り返って見ては…?
*特にこちら。
*妖狐→第17、18話参照
*緑幻洞→第17話参照
ゴンドラは多少は揺れるものの、安定感と安全性がある。
金属でできているのにも関わらず、どこも錆びていないのは、魔法なのか、なんなのか?
そんなことを考えながら、ラオンは外を見つめる…
ニアも外を見つめている。
妖狐はそんな2人を見て言った。
「そういえば、名前を教えてなかったね〜
私の名前は、アストロ・A・アウレウス・二世。
長いから、呼ぶときはアストロって呼んでね。
あんたらの名前は知ってるぜ。
けど、一体どこに向かってるんだい?」
ラオンは、思い出しながら答えた。
「えっと…
二世?まぁ、いいや…
とりあえず、僕たちは"緑幻洞"に向かってるよ。
アストロも知ってると思うけど…
この大陸に召喚された、魔物とやらを倒さないといけないんでね…
父、まぁ国王からの命令で断れないのよ…
で、回廊巡りをしなきゃいけないから…
刻印を集めるためにそこに向かってるの。」
「なるほどね…
"緑幻洞"までは案内するよ?
ここに住んでる期間長いから、道は分かるし…
でも、なんでニアはラオンと一緒なんだい?
ニアも魔王討伐に参加するのかい?」
アストロは、ラオンの発言に納得しつつ、
今度は、ニアに対して疑問を抱き、口を開いた。
それにニアは、若干困ったように言った。
「実は…
私は、宇宙船から落ちてきて…
というのも…〜」
と、簡潔に今までの経緯を説明して、
「ということで、
私は家に着くまで、ラオンと旅をすることになったの。
だから、魔王討伐まではしないわ。
でも、魔王討伐を望んでいるけど…」
そこで、それまで真剣に聞いていたアストロが、2人に言った。
「今まで、大変だったね〜
特にニアなんかは…
まぁ、私が目的地までナビしてあげるから…
安心して、着いてくるんだぞ?」
それに2人は頷く。
気がつくと、ゴンドラは丁度、到着する時間になっていた。
そして、ラオン、ニア、アストロの3人はアストロを先頭に、そのゴンドラを降りた。
アストロは狐の姿のまま、2人を案内していた。
2人はアストロの話を聞きながら、目を輝かせて街を見渡す。
そんな3人に、とある音が聞こえてきた。
「What Your Name?からRapしてFamous
Street Don't Forget ヒップホップ羅針盤」
「な、何?あれは…」
聞きなれない音なのか、ニアがすぐさまに反応した。
そんな様子を見ながら、アストロが喋った。
「あれは、サイファーってやつだね。
どういうものかっていうと…
簡単に言えば、円になってフリースタイルラップをするってやつだよ。
ちなみに、私も昔はやってたけどね…
それについては、ラオンの方が詳しいと思うよ?」
突然、話を振られたラオンは、混乱しながら話した。
「なんでアストロが知ってるのか分からないけど…
とりあえず、僕は詳しい方だと思う。
因みに、今聞こえてきたやつは、有名な曲のサンプリングね。
まぁ、専門用語だから気にしないで…
そういえば…
さっきアストロ、このサイファーに参加してたって言ったよね…?
もしかしてだけど、A&Aって名前だった!?」
テンション高めに、ラオンに聞かれたアストロはというと…
困惑しつつ感動して…
「そう!
A&Aって名前だった!
自分の本名からそう名付けたの。
まさか、ここで再開するとは…
てことは、ラオンはLyaceだね!?
昔のことを思い出してきたよ〜」
そう。ラオンとアストロは昔、同じサイファーのメンバーだったのである!
一年くらいで、2人はサイファーをやめたのだが…
運命なのか?奇跡なのか?再会を果たしたのだ。
「あの、とりあえず目的地まで向かわない?」
ニアは、高架下のサイファー。通称"影藍サイファー"を見ながら立ち止まってる2人に、そう尋ねる。
そして、ラオンとアストロは顔を見合わせて言った。
「改めてよろしくね~」
今回初めて、曲の歌詞をサンプリング?
使用?しました。
サイファーの部分のやつです。
因みにその曲は、タイトルと同じです。
感想待ってます!w
今回のタイトルは
『DJ SHUN feat.KT-Voice, Michoo, YSK, Royce, Disry & SiVA』の「E Anthem」
を参考にしています。




