第19話 神或アルゴリズム
話の内容が思い出せない方へ…
こちらを振り返って見ては…?
*特にこちら。
*超能力の説明→第8話参照
*妖狐→第17話参照
ラオンは、自分の超能力“フレンド・バイタル”について、簡単に説明した。
「“フレンド・バイタル“は、一度見たことある人が、生きてるかどうかが分かるってやつだよ。
だから、今、自分の家族が無事かどうかも分かるよ。
もちろん、ニアが無事なのかも分かるけど…
一応、特別な能力で、ニアの“フィール・インテリジェンス”と同じで…
魔法で補えない能力だよ。
まぁ、妹の能力も、特別なんだけどね…」
ニアは、ラオンと一緒に、来た道を戻りながら話を聞いていた。
そして、その話の流れのまま、ニアは質問した。
「妹ちゃんの能力?ってどういうものなの?」
「妹の能力は“ジョイント・ゲイザー”って言って…
他人の視界を覗くことができる能力だよ。
だから、もし、僕の視線が今、覗かれているとしたら…
妹の視界は、僕が見てる世界と同じになっているっていうことだ。」
ラオンは、再び、分かりやすい説明をして、ニアに話した。
ニアも、納得したようで。
話をしながら、かれこれ5分。
最初にくぐった鳥居に戻ってきた。
そして、ゴンドラ乗り場でゴンドラを待つ…
その時ラオンは、誰かに肩を叩かれた…!
[え!誰!? 怖い人とかじゃないよネ?]
一瞬にして、体温が下がるのを感じる。
そんな中、ラオンは、恐る恐る後ろを振り返った…
しかし、そこにいたのは、怖い人でもニアでもなく…
白い犬?のような生き物だった。
ラオンは、予想外の事実に目を見開き、ニアに言った。
「何!いろんな意味で怖いんだけど…! 幽霊かなんか!?」
「違うでしょ… ラオン、慌てすぎよ。」
そんなラオンに、鋭いディスが飛んでくる…
「奇遇だねぇ。君たちにまた会うと思っとらんかったわ〜」
そこでなんと、その“白い犬”のような何かが、ラオン達に喋りかけた。
それで、またしても、ラオンは驚く。
さすが、純粋な王子様だ。
そんな様子に呆れたニアは、痺れを切らしてラオンに言った。
「気づかないの?! ほら、ゴンドラで…」
ラオンは、そこで、ニアの顔を見ながら、全てを思い出した。
[そうか。そうか! この“白い犬のようなもの”は…
そう考えると、そんな気もする… ]
思考を巡らしたラオンは、ニアの言葉を遮って喋った。
「そっか! あの“例の尻尾”の妖狐か!」
「あたり〜! 気づくの遅いね〜w」
そう。この“白い犬のような何か”は、ゴンドラで尻尾を触らせてくれた、優しい妖狐だった。
「妖狐は、この白い狐と、人間の姿に変身できるの。
さっきのゴンドラの時は、人間の姿だったけど….
今は、狐の姿だから、気づかなかったんだよね…?」
ラオンは、驚いたことを素直に認めつつ、何か言い訳をしようと企んでいた。
このままじゃ、ニアにビビりと思われてしまうから。
けれど、そこに丁度よく、ゴンドラが到着してしまう。
仕方なく、ラオンは言い訳するのを諦めて、ゴンドラに乗った…
投稿がかなり遅れて申し訳ございません…
今後は気をつけます…
今回のタイトルは
『オーイシマサヨシ』の「神或アルゴリズム(feat.りりあ。)」
を参考にしています。




