表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
栄太の漫遊記  作者: ベン マウント
57/61

浮動機船

金があって困る国何て、考えた事もなかったが、金と言うものは使うものだ、使い方次第で生きてくる、その辺はウィンとロイドに任せておけば、大丈夫だろう、俺は最初の頃と違い、金儲けではなく、どうすればみんなが幸せになれるか、その為色々とする事が楽しくてしょうがない、今は浮動機船製造が目標だ

海への道は浮動機バスで、観光に仕事、浮動機トラックで仕事、交通量は結構多い、浮動機船が運行すれば、此処がグロージン王国の、物資の玄関口になるだろう、トンネル内は光る魔石を等間隔に配置し、曇った日の日中程の明るさはある、クロードの街は、昔の面影が無くなった、全く物の街に変貌してしまった、大都会の様相を呈してきた、王国内の有数の商会は、全て支店を持って来た、工場群は拡大する一方、観光施設も仕事で泊まる客も含め、宿泊施設が追い付かない状態だ、広場にポツンとあった駅舎も、大きな建物に替わり周りは賑やかな商店街と、貨物の取り扱い基地に変貌している、人口は二十万人を軽く超えた、交通の便は、この世界で一番だろう、浮動機のタクシー版、浮動機タクシーが何百台も走っている、浮動機関係が幾ら増えても、反重力板の反発を利用した推進力の、利用なので、地球のように公害の心配はない、空気の汚れセロだ、今の処理想の進行具合だ

いよいよ浮動機船の、一号が完成した、ジルお父さん、やってくれた、地球の船に換算したら、十万トンクラスの浮動機船を、造ってしまった、山のようだ、甲板はまるで大きなグランド、その上に上三階建てのビルが乗っている、ホテルだ、甲板の下は五メートルくらいの高さがある貨物室だ、海岸の砂の上に浮かんでいる、操船は従来の浮動機と同じだが、大きいのでハンドル操作になってしまった、大きいので蜘蛛の魔物アラクネの糸を、太めに撚ってワイヤーの替りに利用したが、長い距離の為重く、俺の提案でギヤを作り利用した、その為、レバーの動きでは足りず、ハンドルになってしまったが、大きいので小回り効かなくてもいいので、楽に操作できる

王様を招待し、乗船して貰い、貴族の殆ども随行して来たが全員乗っても、ごくわずかな部分を埋めるだけだ、初めて海に出る、動き出すと

「うをー」

と歓声とも驚きとも取れない声が上がった

「本当に、こんな大きな物が動くのだ、凄いね」

「まだ大きくできますが、この位が限度でしょう」

「これを、戦争に利用されたら、大変だね」

「ええ、乗せようと思えば、千五百人は楽に運びますからね、其処に飛行艇や、浮動馬部隊などを加えれば、今の大陸の国、全部相手にしても勝てるでしょうね」

「恐ろしい事だね」

「でも、それが戦争の抑止力になって、戦争する事が無ければ」

「そうだね、負ける事が分かっていて、戦争をする馬鹿はいないからね」

「そうなんです」

海岸にそって進んでいたが、やがて沖に向かって走り始めた、その時

どんっ、と音がして少し浮動機船が揺れた、何事かと急いで操舵室に行くと

「クラーケンが当たったようですが、問題ありません」

と言う事だった、ついて来た王様に

「だそうです」

「驚いたな、海の魔物も、この大きさでは歯が立たないか、海での大敵だった、船は魔物に沈められるが、この浮動機船だと魔物も問題ないとなると、船はもう役に立たないな、しかもこの速さは、船の何倍もの速さだね」

、「ええ、海は邪魔物が無いので、幾らでも早く走れるのです」

「陸で革命、海で革命、何処まで世の中を変えるのかね」

「誰もが幸せと思える、そんな世界にしたいですからね」

この事によって、幸せになる人が少しでも増えると良いな、そんな事を考えているうち、浜に戻るため方向を変えた

浜場に帰ると見物人から、一斉に拍手が起こった、それがどういう意味の、拍手なのかか分からなかったが、ウィンが王様を探してやって来た

「王様は本当に栄太が気に入っているんですね」

「栄太殿と居ると、飽きないね、ウィンたちは幸せだ、近くに居られて」

「幸せより、苦労の方が多いですよ、こいつの傍にいると」

「またはじまった、早くお客様たちの接待に行けよ」

「うるさい、今行くよ」

「相変わらずだね、君たちは」

「変わりようがありませんよ、ウィンみたいな奴との付き合いじゃ」

「はっはつはつ」

王様は大笑いしながら、ウィンと共に行ってしまった

「栄太さんは行かないの」

いつの間にかシルビーが後ろにいた

「俺は、ああいう事嫌いだから、お世辞の言い合いの様な場所、具合悪くなるから」

「船の中でも見学しましょうか」

「ああ、良いね行こう」

プラットホームのように、甲板と同じ高さまでのホームに、階段を使って上る、甲板に乗り込むと船員が寄って来た

「中を見せて貰うよ」

「どうぞどうぞ、御案内しましょうか」

操舵室に船員室、大きなキッチン、、一階だけ見て回った後、操舵室に向かう、先程操船していた男性が居た

「目的地まで、どうやって行くか、方法は」

「私は船乗りをしてましたので」

「ああ、其れなら問題ないか」

「ええ、、魔物の心配もありませんし、大きいだけで、この浮動機船の方がずっと楽です」

「そうか、詳しい地図が欲しいと思わないか」

「それは、あれば欲しいですよ、でも絵の様な地図では、余り当てになりませんし、今大陸中で一番上等な地図でも、余り当てにはなりません」

異空間から地図を出すと

「はっ」

と驚いて目を見張り、地図を見ている、広げると

「これは、大陸は、こんな形をしているのですか、各国の境界線まで、大陸の港が全部、これは、誰が作ったのですか、こんな正確な地図があるなんて」

、驚いている

「これをあげよう、この船に装備すると良い、其れとこれがセットだ」

二センチくらいの魔石の円盤、ポンとなげると、地図に吸い付いた

「これを剥がして、お前さんが適当に投げてみて」

男性が剥がして投げる、先程と同じ位置にくっついた、不思議そうな顔をする

「その魔石が、この船の位置だよ、この船と同期させてある」

「ま、まさか、そんな事が、本当ですか」

「大丈夫、星を計測しなくても、船の移動に伴って、この魔石は移動する、地図上のその位置が、船の位置なんだ」

「本当なら、素晴らしい、凄い事ですが」

「何度やっても同じ場所に、くっつくと言う事は、船は今そこにいるからだ、地図をよく見て、確認してみな」

「ここがクロードの街、この道を通ってトンネルがここ、そして、凄いです、本当にこの場所を指している、きりが深かったり曇った夜は、進む方向が分からなくなるが、これが有れば、凄い、ありがとうございます、これなら操船できれば、誰でもどこにでも行ける、本当に凄い」

大喜びしている、良かった、価値が分かってくれて

「それじゃあ、俺達はこれで」

「本当に貰っても」

「この船の装備品として、ちゃんと活用してください」

「それは勿論です、社長にも報告しておきます、栄太様」

「おや、良く知っているねえ、俺の名前」

「赤星の関係者で、栄太様の顔を知らなければ、会長に即首にされますよ、赤星星団の本当の持ち主は、栄太様何ですから」

「ロイドはそんな事を言ってるのか、嘘だぞそんな事は」

「本人に直接聞くと、必ず嘘だというが、それは信じるな、とも言われております、本当にそう言うのですね」

「くー、ロイドの奴」

「まあ、どうでも良いけど、これからも頑張ってください」

「頑張ります、ありがとうございました」

シルビーがくすくす笑って居る

「栄太さんのお友達は、みんな欲が無いのね、良い事は全部栄太さんのせいにするし、友達って素敵ね」

「そうじゃないよ、最終責任は俺にあると、みんなに言ってるようなもんだ」

「そう、ひねくれない、素直に、本当は良い友達ばっかりだと思って居るんでしょう」

「まあな、あいつらのお陰で、いまの俺が有るんだから」

「だったら、良いじゃない、責任云々じゃなく、友達に何かあったら、何はさておき助けるんでしょう、形はどうあれ、同じこと、貴方とウィンさん、ロイドさん、グレンさん、みんな一心同体、みたいなものでしょう、誰か一人がけがをしたら、四人全員が痛がるんだから、私が見ていても羨ましくなる」

「シルビーはあんな奴らと、比べ物にならないくらい大事なんだからな」

「ハイハイ、分かってます、でもいざ何かあったら、私と同じくらい心配するでしょうね」

所詮シルビーにはかなわない、全部読まれてる













お読みいただきありがとうございました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ