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栄太の漫遊記  作者: ベン マウント
36/61

本部移転

クロードの街に戻って、ウィンに頼み街の防衛に力を入れて貰う、俺にできる事は町全体に結界を張る事、密度濃く丁寧に濃く、シルビー、グレン、執事のガルトも手伝わせ、設置した、ロイドは何時までも居る訳にはいかないので帰った、本部に到着するまで、力を起動させた、当日の内に到着したそうだ、街の安全は設置できたが、保安の組織と、計画している浮遊馬の部隊構想、これをウィンに進めて貰う、浮遊機、浮遊馬の製造工場、やる事が山程ある、計画を進めるうち、どうしても進めたい計画が出て来た、ロイドに連絡する

「ロイド、相談があるんだ」

「何だ」

「赤星星団の本部を、クロードに移せないか、其処だと離れ市議ていて、色々と連携がとりにくいだろう」

「そうか、お前もそう思うか、俺もそう考えていたんだ」

「可能か」

「可能にしなければ、これからの計画が、旨く行かないだろう」

「本当に良いか、だったら、土地も建物も用意する、人だけ映って貰えれば、其れと、移動の時、大型の浮動機を用意する」

「そうか、それは助かる、馬車を何十台も手配するのは、大変なんだ」

「よし、そういう事で、こちらは用意を始めるぞ」

「頼む」

更に忙しくなったが、これで問題なく事がスムースに進む


クロードの街から、森の手前まで、結界によってクロードの街は拡大した、村の人達は繋がる事に大賛成、村はクロードと合併して、クロード市民となった

森に向かって開いていた門は位置を変えた、森迄の草原は安全な市民の憩いの場となった、森側の壁は取り壊し、其処から森側に赤星星団本部機構の建物、浮動機の製造工場と伸ばしていく、まず大型浮動機の製造の為、家の庭に仮設の工場を作った、やはり家は良い、シルビーが何時も傍で世話をしてくれる、リリーは学校に通い出した、地竜の代金の一部で学校を作って貰ったので、其処に通っている、もちろん孤児院の子供たちも通わせている、街の子供は全員だ,何れ高等部、大学部と造って行く予定だ


まず試作車で浮遊石を運び、其れを粉砕して板状に加工、其れを何枚も作る、この世界魔法と言う便利なものが有るため、発達しない部分が多いが、この際助かる事ばかりだ、土魔法で望む形状のものを作る事が出来る、非常に便利だ

板状の床の下に細長い板を、ブラインド状に動く板を取り付け、それが自在に動くよう、ハンドルとレバーに繋ぐ、簡単に言うと彼だけで浮動機は出来るのだ、風魔法は必要幕なった、他にいろいろ工夫したが、とにかくこれで量産可能だ

第一号から五号迄出来た、地球の二十一世紀の、スマートなバスを連想して作った、、車輪の無いバスだ、ガラスの変わりは、スライムを平らに伸ばし、乾燥したものが代用できた、ガラスに負けない優れモノだ

草原を走っては改良を重ね、納得いくものが出来た、風魔法で浮動機を、動かす訓練をしていた人達を、そのまま浮動機バスの運転に回した、風魔法は車内の空調に使ってもらえると嬉しい、物を載せるか、人を乗せるか初期は両方に使えるようにして、そのうち固定する事になるだろう

浮動馬は十台ほど作った、これも改良を重ね納得いくものが出来た、そしてこれらを作っているとき、思いがけない副産物が、あるのに気がついた、極微量だがそれが混ざっていた、浮遊石は粉砕しても、地上五十センチ前後五センチ位、二浮遊していて、上にも下にもいかないが、それは上へ上へと上がって行ってしまうのだ、気がつかないうち、其れは上昇してどこかにいってしまった、気がついてからはそれを集めて固めている、それがけっこな量になったので、研究し工夫することで、推進は勿論、上昇下降の調節が自由にできるようになった、これによって量産は出来ないが、絶対に墜落しない飛行艇が出来た、貯まった材料では、十人乗りが限界だった、反重力物質の利用で、燃料はいらない、音がしないから騒音が無い、墜落しない、とんでもなく凄いものが出来てしまった、異世界万歳

俺の造る全ての物を、悪用されない為、認証機と言うものを作った、これをすべてに取り付け、認証されたカードを挿さないと、動かないようにする、盗難防止も兼ねる、カードは認証した人しか使えない、つまり、カードを盗んで挿しても作動はしないのだ

取り敢えずの準備は出来た


赤星星団の引っ越しが決まった

浮動機バス五台と浮動馬十台、浮動飛行艇、で迎えに行く事にした、馬車で一週間かかると言っていたが、早朝出発し、何事もなく夕方には到着してしまった、飛行艇は速度が速いので、先に進んでは、魔物などや障害物の有無、を確認しながら連絡し進んだ、だから早かったのだ、街に入る門の外に、赤星の職員たちは待っていた、やっぱり通信が出来ると言う事は便利だ、三百人近い人数が待っていた、浮動機バスを門内入れるのは、色々面倒だろうと思い、門の外に出て貰って居る、浮動機バスは道幅等、考えなくてもいいので、地球のバスの五割増しほどの、大型にしてあるので、一台六十人は楽に乗れる、多少の荷物もあるので

三百人は丁度位か、無理なら浮動馬に、二人乗りしても大丈夫だ

到着すると歓声が上がった、浮動機バスが珍しいのだろう、当然の事だ、この世界で初めての乗り物なのだから、其処へ飛行艇を着陸させると、また歓声が上がった、ちょっと鼻が高い

(ところでもう一つ、飛行艇の良い所を言うのを忘れていた、垂直離着陸出来る事だ、これは凄い事なので、特に強調したい)

職員たちは順番に浮動バスに似り込む、強行軍にな

るが、馬車と違い揺れもなく安全なので、そうする事にした

「ロイド、幹部はこれに乗ってくれ」

飛行艇を指さす

「お前、又とんでもないものを作ったな」

「文句は良いから、乗れよ」

「文句じゃないけど、じゃあ、サミル、幹部連中呼んできてくれ」

副長のサミルが、職員たちの方に呼びに行った、、すぐに六人連れて戻ってきた

「こんなに乗れるかなぁ」

「無理すれば十五人くらいは大丈夫だよ」

全員が乗り込むと、バスに連絡する

「問題ないか」

「問題ありません、皆さん全員乗りました」

「よし、出発だ」

浮動機バスが動き出した、二台の浮動馬が先導だ、それを確認してから、飛行艇を上昇させる

「わ~凄いな」

高度百メートル位で前進に切り替える、速さにして三百キロ以上は出るが、百キロくらいに抑えて飛ぶ、興味深そうに俺の操縦を見ているロイドに

「ロイド、良いだろう、これはお前専用に作ったんだからな、これで、大陸中を駆け回って、俺たちの計画を推進してくれ、何処でも自由に行けるぞ、大陸中日帰り可能だ、各支部に毎月顔を出せる、馬車の二十倍以上の速さで飛ぶし、目的地までまっすぐ直進できる、勿論馬のように餌はいらない、燃料もいらない、機体の広さがあれば、何処でも降りられる、機体は出来る限り頑丈に仕上げてある、何より絶対に墜落する危険性がない、その上少人数ならこの中で寝泊まりできるよう、設備は整えてある

「良い事ずくめで、悪い所が無いな」

「そうなんだよ、だが何かあるかも、使ってみて、問題点でもあったら言ってくれ」

「こんな物凄いものを、ありがとう、全力を尽くすよ、これだけの条件がそろっているんだ、何でもできるような気がするよ」

「そう、その調子で頑張ってくれ」

俺達だけで、先行して先に行ってしまっても良いのだが、何しろ多人数の移動だ、前方の安全確認をしてやらなければ、何があるか分からない、そんな事を考えていた、その時、前方から馬に乗った集団が見えて来た

「前方に盗賊の集団、浮動馬先行して追い払え」

一目見て盗賊と分かる集団だ

「了解」

浮動馬十台が速度を上げて先行する、そして取り付けてある、圧縮空気で打ち出す、、空気銃を撃ち出す、大きなボンベを両サイドに一本ずつ積んでいる、大工さんが使う、くぎ打ち機を参考に改良、結構な威力のものが出来た、盗賊たちは撃たれて,馬上から転倒落馬していく、あっという間に馬上にいる者はいなくなった、落ちて起き上がろうとすると、浮動機に体当たりされ、即死、あっという間に全滅、三十人ほどの盗賊団だったが、生存者はいないだろう、これから何人殺すか分からない、そう言う者たちは死んで貰う、下手な情けは将来の為にならない

「浮動馬、凄いな」

「まだまだ、訓練が足りないけど、結構やるだろう」

「うん、凄いよ」

浮動機バスは何事もなかったように進んでいる、実際浮動機バスの連中は、盗賊との戦闘を知らないかもしれない、止まる事が無かったから、これなら予定通り、クロードの街に到着できそうだ

「あれも使いこなして、部隊を仕切るのがグレンだ」

「そうかグレンがね、大丈夫、グレンなら出来るだろう」

「まあな、やって貰わなけりゃ困るがな」

「浮動馬を二百程使って部隊を作る予定だ、クロードの街の守備隊にする、勿論星団からも勿論参加して貰うけどね」

星団の幹部たちは、お互いの感想を述べあっていた

「これから俺たちの前途は明るいぞ、がんばろうぜ」

「はい、明る過ぎて眩しいです」

ロイドが

「おれもだよ、だが、もっともっと眩しくしようじゃないか」

前途洋々、今の俺たちの事だ、この世界では何て表現するのだろう



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