グランバル軍
明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。
オークション当日会場は朝から満員状態
「凄いですね、これが三日間」
「最後の地竜まで、段々に高額になって行く、この会場に今居る人達、最終日までいる人はほとんどない、目当ての品が終われば入れ替わって行く、まだまだ熱気を帯びてくる、地竜にどのくらいの値が付くか、楽しみだな」
「孤児院建設の費用に足りると良いが」
シルビー、ロイド、ウィン、グレンと会場を見ている、ウィンが
「栄太、心配するのがおかしいよ、下手をすると小国の国家予算程、の金額になると予想されているんだぞ、孤児院が幾つたつか、分からん」
「いくら何でも、そんなには」
「それが、あるんだ、恐らく国と国で値の張り合いになるだろう」
「そんなことそんな事、で、落札して元がとれるのか」
「元は必ず取れるだろう、皮は鎧これ以上の材質のものはない、大きいから幾つ作れるか、竜の皮の鎧を装備した、部隊が出来るだろう、王たち垂涎の部隊だな、他に髭、爪、骨も武器の最高の材料だ、肉は食べれば万病に効くと言われている、内蔵も最高の薬の材料となる、だから十分元は取れるだろう、王様や貴族は、見栄の塊が服を着ているようなものだ、幾らで決まるか、国の財力の勝負だろう、国庫の金全てを出して争う」
「何だか怖いな」
「そう言う元を作ったのが、お前じゃないか」
「そうか、あの時ウィンがこの世の終わり、の様な顔をした訳が分かったよ」
「分かるのが遅いよ、私の身にもなって見てくれ、一人では手に余るし、どうしようもなくて王様に委ねたんだ」
「悪かったよ、でも、その金は、これからの計画の資金になる、結果、良かったと言う事で、勘弁してくれないか」
当時の事を思い出し、俺を攻めていたウィンだが
「まあ、そうだな、こういう結果だ、文句は言えんか」
今更だが、何とか許してもらえたようだ
オークション最終日、いよいよ地竜がオークションに出る日だ、出品と言うより、おいてある場所に来てのオークション、会場は三日間、入場料を取って地竜を見世物にしていた、金貨一枚と言う高額な入場料なのに、オークション直前まで、開場から閉場まで行列が絶えなかったそうだ、何しろ百五十年ぶりに、見る事が出来る魔物、借金してまでして来た人も、大勢いたというから驚きだ
「じゃあ、ウィンここは頼む」
「ああっ、まかせろ」
ウィンはオークションの経過確認で残って貰い、俺たち四人はオークションに興味が無いので、王都の近くの森に狩りに行く事にしたのだ、街は何処へ行っても、身動きもままならない程、賑わっている、時間を潰すには、門の外に出るのが一番、と言う事にしているが、主な目的はグレンにロイドと同じ、指輪を渡し結果を確かめる事だ
門を出る人はまだ少なかった、門を出ると物陰に入り、森迄転移した、森に着くとすぐに
「グレン、約束のものだ」
「約束?」
指輪を渡す、指輪を嵌めたところで、念を飛ばす
「おう~」
グレンが奇妙な声を上げる
「何だ、これは、世界が止まった、音がおかしい、臭いもないぞ、だが体が軽い、体中に力が、ジッとしていられない」
叫びながら走り出したと思ったら消えた、暫くすると少し離れた位置に現れた
「何だこれは、王都の壁にぶつかりそうになった、一瞬で王都の壁まで、どうなっている」
「それが、一時的だが使えるようになった、グレンの力だ、今日は一日力を試して、使い方に慣れてくれ」
「わかった」
「声に出さないよう、其れにも慣れてくれ」
ロイドが
「はははっ、やはり慣れないと、声を出してしまうよな、今のは念話だ頭の中はで、直接会話できるんだ、慣れると便利だぜ」
ロイドとグレンが、いわゆる修行をしている間、シルビーと森の中を散策した、奇麗な花をつけた薬草を積んで、シルビーはご機嫌だ、小さな湖があった、湖畔で二人krっ回を張って昼寝をした、何と気持のいい事か
「栄太、オークションが終わったら、すぐに帰ろう」
「うん、良いよ、リリーが気になるんだろう」
「うん、まあね」
「良いよ、俺も会いたいし、そろそろ王都に帰ろうか、オークションも終わるころだ」
念話でロイド、グレンを呼ぶ、二人ともすぐに表れた
「そろそろ帰ろうぜ」
「おう、そうだな」
グレンが答える
その時ロイドが
「なに、そうか分かった」
「どうした」
「本部から通信が入った」
赤星星団の支部は、全部に通信腕輪を配ってある
「グランバル皇国が、ロードリアに進軍している、と言う情報が入った、各国の王たちが、お忍びで少数の連れただけで、集まっている、今ロードリアを襲えば、何か国者首脳を葬れる、そう考えているようだ」
索敵の地図を頭に浮かべる、範囲を広げていく、いた、軍らしき塊が移動している、、距離からして今夜到着しそうだ
「なるほど、いたぞ、今夜や州でもかけるのかな、一部が異常に早く進んでいる」
「飛竜部隊だ、ワイバーンを訓練して使役する奴らだ」
「そんな事出来るのか」
「卵から育てれば出来るらしい」
「それでは、幾ら壁が高くても役に立たないじゃないか」
「それだけで勝てる訳はないが、厄介なことは確かだな」
ロイドが俺に
「どうする」
と言ってニヤリとする
「黙って見ている訳にもいかないだろう」
グランバル皇国ってどんな国だ」
「東隣の国だ、先王は穏やかで立派だったが、現王は軍事に力を入れ隙あらば、領土を増やそうと力を、ため込んでいるのは知っていたが、まさかこんな時に攻めてくるとは」
「今からなら、大分前で止められる」
グレンが
「やるのか」
俺の顔を見ている
「怖いか」
「怖くはないよ、例の力使って見たくて、うずうずしているよ」
「シルビーもいいか」
黙ってうなずく
「帰るのが少し遅くなるけど、急いでかたずけよう」
索敵の地図で、敵の近くを狙い転移する、小さな村らしきものが見える
「何だ、あれは」
栄太がロイドに聞く
「村から食料を調達した後、焼き討ちをかけている」
「何んという事を」
「ああなると兵士たちは、人を殺してもなんとも思っていない、敵の民だからな」
「許せん、勝手に攻め入って、何が敵だ、まず残っている村人を守るぞ」
村の中に転移する、村人を兵士が追いかけている、今まで人を殺さないようやってきたが、こいつらは論外だ、生かしておけば、この先何人殺されるか分からない
「今回敵を殺してもかまわない、一刻も早く村から追い出そう」
まず、兵たちは村人を甚振るのに無©ぐうで、気がついていない、まず目の前の村人を追いかける、兵士の足にビーム、兵士は転倒した
「人を殺して、楽しいか」
「貴様、何者」
「楽しそうだな、じゃあ、お前も死ね、もっと楽しくなる」
「ま、まて」
「待たん」
栄太は無残に殺されて、辺りに転がる村人の死体を見て、ブチ切れていた、兵士の頭を殴る、加減なしの栄太の拳に、頭は破裂した、手当たり次第に敵兵を葬った、シルビーは小刀で兵士の首を飛ばしている、ロイドもグレンも容赦しなかった、たちまち牟田の中の敵兵は、死体となって転がった
、一人の村人が寄って来た
「あなた方は?」
「見方だ、もう心配ない、怪我人を集めなさい」
治癒の念でけがを治していく、治癒魔術と思ってくれるだろう
村を襲っていた兵士の部隊は全滅だが、それは敵のごく一部に過ぎない、村の異変に築かれる前に、やらなければ、又村に戻られては面倒だ
「ロイド、兵士は三万くらいか」
「そんなところか、此処には百人くらいだから、まだ掠り傷ってとこか」
「数は問題じゃない、頭を潰していくぞ」
四人は集合した
「シルビー人を殺すなんて事させて、だいじょうぶか」
「大丈夫、オークの時で慣れたから、オークは食料として、生きるために、人を襲うけど、楽しんで人を殺すなんて、オーク以下だから殺しても、何とも思わなかった」
「そうだな、其れならよかった」
シルビーを見てほっとした
「次は手分けして、部隊の中に飛び込むぞ、そしてまず隊長、副長格と思える者たちに、死んでもらう、俺は対象らしき奴を捕まえる、気付かれないうちに、行こう」
大将らしき男の傍に転移する
「奴ら、まだ気がついてい無い様だ、今夜でこの国は、我が国のものになる、簡単すぎてあくびが出るわ」
馬上の男の首に、短刀の刃をそっと当てる
「そうですか、そんなに退屈なら、死んで地獄へでも行ってもらおうか」
「ぎゃあ、貴様何者だ」
「ほら、騒ぐから首切れちゃったよ」
周りの兵士たちは、何が起きたか分からなかったが、男の首に充てている短刀を見て、どうするか迷っている
「どうやってここまで」
「そんな事どうでも良いだろう、命が惜しかったら、軍を引き返せ」
「そ、そ、そんなことできるか、そうか、じゃあ、死んでもらうか、他の隊長たちも、すでに死んで貰って居る事だし」
「なんだとう」
その時、飛竜部隊が引き返してきた、先行して偵察して来たのだろう
「我が国の村人を、良くも殺してくれたな、お前が命令したのだろう」
空の上から、状況は良く分からないらしい、上空で円を描いて飛んでいる
「煩わしいから、あの飛竜高の部隊は消えて貰うよ、あれを連れて来れば、勝てるとでも思ったか」
十五の編隊に、銃後の大きな火の玉を出現させる
「なっ、なんだあれは」
「不公平にならないよう、プレゼント」
火の玉を飛竜部隊にぶつける、空にはなにも居なくなった
副将らしき男が剣を抜いて
「王子さまを放せ」
と怒鳴っている
「馬鹿かお前は、言われて話すと思うのか」
その時
「手伝うか」
ロイドが兵士をなぎ倒して現れた
「おう、その男を黙らせてくれ」
「分かった」
行った時には男の横にいた
「きゃあ、何をする、痛い」
馬上から引き落とされ、片手片足骨折して転がっている
「お前は口だけ聞ければいい、軍を連れて引き返せ、それとも軍を全滅させるか、さっきの火の玉、後何百でも出せるぞ」
「馬鹿な」
百個ばかり出現させる
「何んという…」
飛竜の時と違って、見えるだけで威力はない、コケ脅しだが効果はあった、飛竜が落とされた時点で、浮足立っていたが、多数の火の玉が見えただけで、軍は敗走を始めてしまった、こうなると止める事は出来ない
「隊長たちは無駄死にだったな、まあ良いか」
十五匹のワイバーンが、あちこちに、横たわっている、背中には鞍のようなものを装着している、乗り手は落ちるときに、振り落とされたのだろう、、近くには見えない、大した火傷はしていないが、火に驚いておあにっくになり、墜落して自重で命を落としたのだろう、王子を異空間にあった縄で縛り、グレンに渡す、全員集合したところで、ワイバーンを異空間に収納
「転移は不味いよな」
「そりゃあ、敵に手の内を召せない方が」
ロイドがそう言う
「グレン、担いでいけるか」
「ああ、余裕だ」
「じゃあ頼む」
辺りには兵士の死体が、あちこちに転がっている、念じて穴を作る、土魔法と思うだろう
「みんな手を貸してくれ」
遺体を穴に埋め元に戻す
「帰るか」
「おおっ、しかし、三万の軍を四人でか、怖いね」
グレンが呟いている、そして王子を軽々と担ぐ、二人に力を起動させて
「行こうか」
走り出す、すぐの王都が見えて来た、王子は気絶している、門番は何も言わずに通してくれた、急いで城門の前まで行くと、ウィンが城門の前で待っていた
「すまん、遅くなった、ちょっとする事が増えてしまって」
「お前たちの事だから、心配はしないが、誰だ、それは」
グレンの担いでいる男を指して言う
「グランバル皇国の王子だとさ」
「だとさ、じゃないよ、、お前又面倒ごとを持って来たな」
「それは無いヨ、ロードリアの危機を未然に防いだんだぜ」
お読みいただきありがとうございました




