ロイドの目指す道
真っ暗な中に三人は立っている、暗視を使って周りを見る
「シルビーはそのまま、ロイド、俺に捕まれ「」
「俺も夜目は使えるが、暗すぎるな」
二人を誘導して、出入り口らしき場所に行く、外の気配を探るが人の気配はない
「鍵を壊して良いか」
「良いよ、そうしなくては、出られないだろう」
指先を体で隠しビームで鍵を焼き切る
「お前、本当人間じゃないわ
「見えてた
「見えなくても分かるわ、まったく」
扉を開けると、外は暗かった、時差があるのかな、ふとそう思った、馬車より早い移動手段がないから、時差なんて分からないだろうな
「支部はどっちだ」
ロイドが黙って歩き出す、黙って後をついていく
「ここだ」
大きな商店の前だ
「ここ?」
「よその国で赤星星団支部、何て看板出せないだろうよ、警戒されて動きが取れなくなるよ、だから、色々な商売をして、情報を集めたりギルドのような、人員の紹介所なんかをしているんだ、そうでもしないと、警戒されて、大陸中に支部はできないよ警戒、これでもそうした事に苦労しているんだぜ」
「そうか、そうだよな、だけど、赤星星団は、何が目的で何をやりたいんだ」
「何だろうな、国を超えた国境のない組織、今回のように、自分の欲の為、戦争もいとわない、馬鹿たちの思うようさせたくないんだ、そう言う連中の野望を止めたい、止める事が出来ないなら、せめて邪魔をしたいんだ」
言いながら店の前にあった長椅子に座る
「馬鹿だろう、馬鹿な考えだと思うが、それが俺の目標だ、俺の我儘だ、金も地位もいらない、理不尽が許せないんだ」
何故かムキになっている気がする
「何でそこまでするんだ」
「詳しい話は、又じっくりと聞いて貰うが、その理不尽で両親と妹が殺されたんだ、だから」
「そういう事か、分かった、それで肩入れしてくれるわけだ」
「お前なら、必要ないだろうがな、邪魔しないように手伝うよ」
「邪魔なんて事あるか、ありがとう、心強いよ、実のところ、クロードの街以外ほとんど何も知らないから、あんたの情報が頼りみたいなものだ」
「すまん、つい興奮して、座り込んで話して」
「良いよ、これで遠慮なく、力になって貰えるからな、俺も気が楽になった」
店は閉まっているので裏口に回る、今日は裏口に縁がある日だ
ドアをノックすると、と中で足音が近づいて来た
「どなた様」
男の声が聞いて来た
「ロイドだ、開けてくれ」
「総長」
驚いたような声がして、慌ただしくドアが開いた
「突然、どうしたのですか」
四十歳、くらい、如何にも商人と言う雰囲気の男が出て来た
「やあ、ジャン、久しぶりだね、訳は後で話すが、友人の栄太とシルビーだ、三人で暫く厄介になる、頼む」
「良いですとも、ですが、珍しい事ですね、いつも忙しく、一泊すれば帰ってしまう人なのに」
「ああ、今回は展開次第だが、よろしく頼む」
応接室らしき所に案内される
「お客様でしょうか」
メイドらしき人が顔を出す
「紅茶を用意して」
メイドに支持して、俺たちが座っている向かいに座る
「改めまして、栄太と言います」
「シルビーです」
「二人はクロードの街の友人だ、今回此処を拠点にいろいろ動くが、商売は通常通りで良い、俺達だけで動くから、それから、栄太から説明をきいてほしい」
おもむろに、懐に用意してあった腕輪を出す
「これを付けてください」
腕に地桁腕輪を指して
「ロビン、両手で腕輪を包んで、お前に子の腕輪の使用を許可する、と念じてくれ」
ロビンが言われたとおり、ジャンの腕にある腕輪を両手で包み、目を瞑り念じている
「もう良いだろう」
ロビンが手を離すと、腕輪が一瞬輝いた、尤もらしい俺の演出だ、ロビンとジャンが、ビクッとして驚いている
「これで、ロビンが、ジャンさんに腕輪の使用を許可したことになる、今光った瞬間、本部の交換機の魔石も光ったはず、腕輪に触れながら、頭の中で、本部どうぞって思ってみてください
「えっ、頭の中に声が」
驚いている
「こちらはガルトラ支部のジャンです」
声を出して話している
「今、総長がみえて、これを試せと言われて」
念話なんて経験がないから、声に出してしまうのだろう
「特別、用事はありません」
俺の方を見ている
「相手の声が聞こえましたか」
「声と言うか頭の中に」
「念話も慣れれば便利ですよ、人に聞かれる心配はないし、相手に知られたくない場所にいても、声を出さなくても連絡が取れるし」
「これは便利ですね、本部との連絡が密にとれます」
「大陸中の支部に配る予定だ」
「それは凄いですね、大陸にある国よりも、うちの方が情報網が凄くなる、各国に知れたら偉い事になりますね」
「うん、だからこの事は絶対の機密だから」
「承知しております、これから赤星星団は何倍にも大きくなりますね」
「そうだな」
そこに栄太が
「この通信機、其れから浮動機、扱うのはロイドに任せる、赤星星団以外使えなくするもよし、販売するもよし、売らないで貸し出し専門でもいいな、そうすればロイドの所が、経済面で交通、通信で、大陸を一つにできるだろう、面白い事になるかも」
「おい、そんな物凄い事を、サラッっというな」
「俺は、考える事は良いが、それをうまく利用はロイドが向いていると思うよ、今思いついた、通信は居ながらにして、大陸中の情報が集まる、浮動機を使えば、馬車の何倍もの速さで運搬できる、将来的に馬車の何十倍の速さを考えているから、これが実現すれば、大陸中の国がロイドを無視出来なくなるぞ」
「そこにお前の移動方が加われば、夢物語じゃないな、だが、本当にうちに任せていいのか」
「逆にお前以外考えられないよ」
「そうなれば、力による暴力をつぶすことができる、よ~し燃えて来たぞ、ジャン聞いたか、我が赤星星団が大陸を制することが、夢ではなくなったのだぞ」
「急に話が大きくなりすぎて、頭がついていけません、でも、総長の理想に近づいたのは、間違いないでしょう、国とか土地の奪いあいに、一生懸命な馬鹿どもより、余程r立派な目標です」
「これからも、一緒に頑張ろうな」
「勿論ですとも」
栄太が
「何だか話がそれてしまった感があるけど、今日はもう休ませてもらえませんか」
「分かりました、用意させましょう」
暫くして案内されたのは
「あの~、一部屋」
「はい、総長が二人は一部屋で良いと」
「あの野郎」
変な気を利かせやがって、文句を言おうと口を開きかけたところに
「あれぇ、まだそんな仲」
ロイドがいつの間にか、後ろに立っていた
「お前、余計なおせわだ、もう一部屋」
「一部屋でいいです、ありがとうございます」
「そう言ってシルビーは、部屋に入って行ってしまった」
「じゃあ、ごゆっくり」
ロイドも行ってしまった、観念して部屋に入ろうとしたところに
「忘れていて申し訳ありません、お風呂は如何でしょう」
「えっお風呂あるんですか」
「はい、粗末なものですが」
「是非、入らせて貰います」
土を固めた浴槽で質素なものだが、湯は気持ちが良い、大人二人がゆったり入れるくらいの大きさだ、ゆったりした気分になる、風呂場の扉が開き誰か入って来た、シルビーだ
「シルビー、ちょっと待って、すぐ出るから」
「いいえ、一緒で構いません」
創造していたより、素晴らしいスタイルが目に入る、素晴らしい胸の・・・
見まいとしても目が行ってしまう
「俺が構うって、勘弁してくれ」
言っているのに、無視されて浴槽の隣に白いからだが触れてくる、この娘は突然行動を起こす、俺はそれに逆らえない、もう完全に尻に敷かれているな、そう思う
その夜、俺は情けない話だが男の煩悩に勝てず、シルビーは完全に俺の妻の座に収まる事になった、はい、素直に白状します、俺は犯罪を犯しました、許してください
ロイドの奴、覚えてろ、感謝してるけど、男女の機微と言うものは、ロイドには到底かなわないと言う事か




