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13/30

起きたらもう、夜中だった。

 そして俺は、疲れとそして安心感から眠りに落ちた。

 目が覚めた俺は時計を探した。しかし、時計は見当たらなかった。

 父親と母親と医者はどうやら、家や入院部屋に戻ったらしく、辺りには、他の赤ちゃん以外誰もいなかった。どうやら今は夜らしく、部屋の電気が薄暗かった。廊下も電気を消されていて、真夜中の病院ということで少し、背筋が寒くなった。 

 もしかして俺、前世で怖い話苦手だったのかな。いや、怖い話は、全人類共通だろ。でも、この世界でも、怪談話とかそんなのあるのかな。あるとしたら一体どんな話があるのかな。

 俺はすごい興味を惹かれた。だけど、今は夜なので、ちょっと怖いのでその考えはやめることにして、この静かな時間を利用して、自分の前世を思い出すことに努めた。

 結果として、思い出すことは出来なかった。

 夜が明ける寸前、俺は自分の隣の新生児をちょっと観察することにした。

 俺が隣の新生児を見つめていると、隣の新生児がこちらを振り向いた。そして、にっと笑った。

「うっわ。こえっ」

 思わず声が漏れた。

 と、俺は異変に気付いた。隣の新生児の眉間の辺りに線が入ったのだ。そしてその線がぱっくりと開き、そこから緑色の目が光ったのだ。

「ちょ、何だよ。こいつ。まさかこれ、夢か? それともこの世界の赤ちゃんは喋れない代わりに、目が三つになったりするのか?」

 俺は怖くなってうつぶせになって、何も見なかったことにして震えて眠った。

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