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父親と会話をして親交を深める。

「そうか、後は何を覚えている?」

「なあ、それよりも。俺もう疲れたよ。ちょっとひと眠りさせてくれないか?」

「ぬっ、何と。おねむの時間か」

「うん。おねむっていうと、何だか、馬鹿にされた気もしないでもないけどな。でも、三人悪い人ではなさそうだってことが分かって良かったよ。あ、でも俺、どこかの研究所に送られたりしないよな……」

 急に思い出して、冷や汗が額から流れ出してきた。

「ふっ、それはいらん心配だ。私も医者のはしくれ。私の義務は、命を守ることだ。もし君を研究所になんか送ったら殺されてしまう可能性があるからな。そんなことはしない。約束する」

 何だろう。この不思議な感じは、この医者が言うことが、この医者の気持ちがダイレクトに伝わってくる感じだった。もしかしたらこの世界は魔法が発達しているから、テレパシーみたいな魔法が発達していて、感情もテレパシーみたいに届くのではないだろうか、なんて推測をしてみたりして、医者に聞いてみたけど、思考のテレパシーはあるけど、感情のテレパシーはないとのことだった。しかし、この世界の魔法も新たにどんどん開発、発見されているとのことで、将来的には感情のテレパシーもあり得ない話ではない、とのことだった。ふーん。もしかして俺、感情のテレパシー使えたりして。

「ありがとう、先生が嘘を言っているとは思えないから。安心して俺、ここで寝るね」

「ああ、そうするがいいさ」

「あ、そう言えば。俺いつここから退院出来るの?」

「うーん、一週間ってとこかな」

「一週間か。長いなって、魔法と、モンスターみたいな人間以外は俺の元いた世界と本当に変わらなそうな感じがするなあ」

「モンスターみたいな人間?」

「ああ、父さん。ごめん。実は父さんのことなんだよ。俺が元いた世界にはお父さんのような人間は存在していなかった。どんなに屈強な人間だってお相撲さんだって、お父さんの3分の1ぐらいの大きさだったんだよ。だから、父さんを初めて見た時、俺マジびびったもん」

「そうか。それはすまなかった」

「いやいや、何で父さんが謝るのさ。ここではそれが普通のことなんだろう? じゃあ、どうってことないさ。俺もいずれ慣れると思うし」

「そうか。何だか不思議な感じだな。生まれたばかりの我が息子に諭されるなんてな。はっはっは。でも、何だか心地良い気分だぞい。良い息子を持ったものだぞい」

「ありがとう。でも、俺、良い息子になれるとは限らないよ。もしかしたら今が人生のピークかもしらないから。事前に釘を差しておくけど」

「全く、そんなことはない。なぜならばお前は我が息子だからだ。お前はたぶんいや、絶対将来すごい人物になるぞい。わしが保証するぞい」

「ありがとう。でもまあ、あまり期待しないでね」

「分かった。分かった」

 そんな感じで俺達は談笑しあった。

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