もの思いに耽る犬
この国はどうなってしまうのでしょうね。被災地では頻発する余震に脅えながら未だに不便な避難所生活をおくられる方々がおられるというのに、統一地方選ですか――お祭り騒ぎをしていられる状況なのでしょうか。そして、こんな時期であろうと彼等の演説は他政党のこきおろしに終始されていましたね、哀しいことです。あの中のどなたが知事に、或いはどの政党が議会を占めようと民の暮らしが良くなることなどないのでしょう。某県の知事に当選された方は、万歳三唱しておられました。過剰な自粛は宜しくないのでしょうが、アレはいかがなものかと。
彼のマニフェストに防災に対する見直しはありましたが、被災された方々への配慮はなかったのでしょうか。自民推薦でしたね。原発推進派なのでしょうか。
『必要悪』 少なくとも、小さなお子さんには聞かせたくない言葉です。北関東から東北の海の中は、環境保護団体が知ったら大騒ぎになりそうな状況だと聞きます。
いや、犬の僕が知っているのですから彼等なら既に知っておられるでしょう。それでも騒動が起きないのは我が国への思いやりか、はたまた彼等にとって環境保護も政治の手段でしかないからでしょうか。
G.P.さんの船も寄り付こうとしないほど恐れておられるのは余震でしょうか? 或いは原発でしょうか?
保安院のスポークスマンの方は、経産省で無類のクレーム処理能力をお持ちの方だと聞いてます。しかし原発に対する造詣はどうなのでしょう。彼の髪型どうこうより、僕にはそちらの方が気になって仕方ありません。悪の権化の如く叩かれている東電の皆さんですが、現場で懸命の修復作業を行っておられる人々には頭が下がる思いです。まさに決死隊ですよね。東電社員の身分を隠してボランティアに励まれる方も居られると聞きます。
哀しみから立ち上がるために必要なのは憎悪なのでしょうか?僕にはそうは思えません。
『被害の全容が掴めない』そうでしょうね、あれほどの大惨事なのですから。そして人的被害が把握できたとしても、経済的な打撃についてはどうなのでしょう。全て公開されるのでしょうか。ようやくリーマンショックから立ち直りつつあった我が国の経済に更なる、そして未曾有の不況が襲う気配がひしひしと伝わってきます。僕は余計なことを口にし過ぎですか? 犬である僕がどれだけ思い悩もうと何も変わることはないのですね。虚しい限りです。




