第一二話 新たなる船出
一週間も空いてしまい誠に申し訳ございませんでした。
西暦2046年。人類は特にシンギュラリティを迎えず、されどリニアモーターカーが日本全国を横断し、携帯機器は電子パネルへの直接的な入力を可能として尚、人類が未だ暴力と理性の境界を測りかねている時代。
人間の進歩は目まぐるしく、同時に地球の寿命論は年を重ねる毎にその声を大きくしている。
最近では夏場の気温四〇度超えも珍しくなく、環境破壊を行って建設した広場や屋内で環境保護を熱烈に訴える運動が水面下でブームになっているほどだ。
だからと言って、それを伝えるニュースに関心を抱く人間はそう多くなく、人々は今この瞬間を精一杯に、あるいは怠惰に、もしくは楽しみきるために生きている。それは朝早くに叩き起こされたまま、ゆりかもめの車内で力尽きている少年、貴斗も変わらない。
「―――い」
貴斗の土日のルーティンは一〇時起きが常である。日頃の勉学地獄を乗り越えた先に賜れた四八時間の休息の内、二〇時間は最低でもダウンしている。
お陰で妹の視線が絶望的なまでに冷たくなっていた気がしたが、貴斗の脳はそれ位の贅沢がなければやっていられないのだ。
「―――おい」
それが今回は八時過ぎに起床させられた。理由は理解している。しかし、二時間の休息を犠牲にしなければならないものだとは思ってもいなかったのだ。
∀ROが現実を基準にして進行するゲームであることは承知している。ゆりかもめ内の乗車客が異常に多いのもその原因だろう。そんな状況下で座れたこと自体、奇跡であり、それを最大限に満喫するべく、貴斗は再度夢の世界へと―――
「おい、さっさと起きろ!もうそろそろ着くぞ!」
「えー・・・あと三分は待ってくれよ親父・・・折角の土曜だぜ?そんな時まで早起きとか新種の干物になっちまうよ・・・・・・」
「・・・・・・そうか、だったらその親父は一人でレイドイベントへと望むことにしよう。干物じゃ最低限の的にもなんねぇだろうからな」
「あ、ごめん。嘘だから、冗談だから。俺如きが考えたクソ下らない三秒ジョークの類だから!ねぇ、ちょっと待って!先に席を立たないでくれぇ!!」
車内アナウンスが目標駅への到着を告げる。西暦2020年代後半に青海とテレコムセンターの間に建設された、更なる国際社会の発展と交流の場を至上命題とする巨大メガフロートにして、現在は主要各国のトレンドが出揃い、近年では物流に留まらない経済や株の市場とまで噂される人工複合施設へと至る始発駅。
『間もなく、第一国際交流島前、第一国際交流島前。お出口は右側です』
そして現在は、期間限定開催のレイドイベントへと挑む猛者達が降り立つ戦場となっていた。
駅構内は唯でさえ狭いというのに体型が異なりすぎている人々でごった返しており、そんな人波をイベントスタッフが見事にいなしている姿はいっそ感動的で、何処かの同人誌即売会を取り仕切る集団に勝るとも劣らない手腕を見せつけていた。
そのため、スムーズに外界の青空を拝むことができたものの、完全にキリカを見失ってしまい、貴斗はただの迷子としてイベントスタッフの指揮棒に誘われていった。
―――話は五日前に遡る。
「装備が一向に作れません」
中野サンモール内にあるチェーンラーメン店で貴斗が机に頭を垂れながら愚痴る。その様はさながら借金苦に追われて今にでも自らの保険金を頼ろうとする苦労人であり、それを眼前で拝んでいたキリカは溜息を吐きながらも相談に乗っていた。
「・・・そりゃな、お前が手にしたのは一級どころか特級の未確認物質と物体だ。そんなモンをおいそれと簡単に強化されちゃ運営もたまったもんじゃねぇだろ」
「いや・・・それは分かってるんだけどさ・・・NPCの店で素材を加工しても結局は初級の防具か回復用のアイテムぐらいしか生産できねぇんだよ・・・」
「つまり?」
「・・・今の俺のアバターってさ、結構偏りまくりなビルドなんじゃね?」
貴斗のアバターは武具に対して全面的に依存している。それは、武器とアクセサリーが明らかに優秀すぎる故なのだが、だからこそ、防具との著しい乖離やスキル運用の見直し、何よりも反射神経の低い貴斗がモンスターの攻撃を華麗且つアクロバティックに避けられない関係上、防具の脆さが如実に影響していた。
「防具っつっても、NPCの加工屋じゃ程度は知れてるし、狩場に行っても技術値の取得はまちまち・・・武器だけが強くてもやってられないんすわこれが」
「・・・お前、アレだな。白理迷宮での技術値獲得とフィールドでの獲得値が離れすぎてて燃え尽き症候群になってるだろ」
ギクッ、とカイトの双肩が震える。やっぱりかとキリカは呆れながらも、そのまま会話を続けた。
「あのなぁ・・・そもそも迷宮自体、初心者が突っ込んでいい領域じゃねぇんだ。本来はフィールドで研鑽を積みつつ、NPCと交流し、信頼を集めながら強化の幅を広げて、それで仲間を募ってから向かうのが迷宮なんだよ」
「でも、俺らが行ったときは勝てたじゃん」
「あれはほぼ偶然だ。虚駆魔神が憤怒のままだったら危うかった奇跡に裏打ちされたな。それに、短期強化である以上、リスクの方が遙かに上なんだよ」
キリカ自身、帰路に着いてから自分の浅はかさを猛省した。虚駆魔神討伐自体は魔剣を併用すれば問題ないが、カイトに自身の不名誉な二つ名がバレることを恐れ、結局、パーティ全体を危険に晒したのだから。
それに加え、エンジョイ勢としての貴斗が一度にあれだけの技術値を獲得して、使い切るどころか持て余すことも想定するべきだった。
その結果が現在の燃え尽き症候群まっしぐらな貴斗であり、このままでは白理迷宮の英雄が開始から数日で失踪する自体へとなりかねなかった。
「つってもよぉ・・・折角剣技とか習得しても、雑魚は放つ前に死ぬし、アグロバルムに挑んでも攻撃を避けきれずに俺が死ぬし、NPCに冒険者プレートを見せても鼻で笑われるしで・・・正直、碌なことになってないんだが」
魔物のエサという称号には幾つかの効果が付与されている。具体的には魔物討伐時の技術値取得数上昇、魔物が興奮状態となり、動作の活発化と防御力の低下を及ぼす。
対してデメリットとしては、クエスト受注やプレイヤーとの通信手段となる《天言》の無効、NPCの売店における素材数もしくは購入金額の上昇などが挙げられる。
つまり、貴斗はゲーム開始から現在までプレイヤーとしての特権を行使できずにいるのである。
「まぁ、それはフィールドのど真ん中で賢者と契約したお前が悪いわな」
「もうどうにもならん・・・二日間の時を賭けてもこのザマだ・・・。俺はむいてねぇんだ・・・エサから高級エサに変わっただけのゴミクズ野郎なんだよぉ・・・」
沈黙が流れる。ラーメンはとうに食べ終わり、頼んだ餃子は中途半端に話を始めたせいで数個余った挙句に冷めかけていた。
その現状を憂いてか、それとも貴斗の状況を危惧したのかは不明だが、キリカは溜息を吐くと徐に携帯を取りだして、開いた画面を貴斗に見せつけた。
「・・・あ?んだこれ・・・?」
「∀ROの大型アップデート情報だ。お前とか悠里はどうせこういうお知らせの類はすっ飛ばしてるだろうからな。碌に確認もしてないだろ」
事実だった。ログイン後に表示されるお知らせや新情報の類は余程のものでない限りは黙読さえ惜しみ、∀ROに至ってはスキルの割り振りを試行錯誤している時間の方が圧倒的に多かったために貴斗は最新のさの字さえ把握していない状態のままでいたのだ。
「基本的に∀ROは夏と冬、後は周年とかの記念日に大型アップデートを設けるんだ。夏は丁度、お盆とかで休日が発生する時期とかにな。その内容が今日の朝に発表されたんだよ」
『ヴァール・リアリティ・オンライン夏の超大型アップデート』と題された公式サイトのページには大まかに四つの更新とレイドイベントの発表があった。
一、人涯、妖黎、暗甲に新迷宮を追加。
二、大島を始めとする伊豆諸島の全面解放。
三、新強化形態《憑依》の試験実装。
四、季節限定大規模レイドイベント《極彩色の島遠征》を今年も開催。
それらは確かに最前線を拠点とする人間から見れば魅力的な項目ばかりであり、ネットでは早速、考察班や検証班が動いていた。
特にキリカ曰く、伊豆諸島はゲーム内でも未開の地扱いであり、今回の実装は前代未聞とのことらしい。お陰で空港や飛行場では予約が殺到しているとのことだ。だが、貴斗にとって魅力溢れた項目はそこではなかった。
「レイドイベント・・・極彩色の島だって・・・!?」
「そうだ。毎年夏季と冬季に開催される第一国際交流島を舞台とした一週間限定開催の多人数型レイドイベント。これが今から五日後から解禁する。もし、もう一度お前が最短を目指すのならば、これが最適だろ」
第一国際交流島。万博を境に国際交流が活発となった世情に合わせるべく開発された巨大メガフロートであり、全体は約1.800haにもなる人工芝と世界経済を苗床とする企業が温床している融合大地にして、2030年代以降の東京が保有する波止場でもある。
無論、商業区域や移住区域など一般開放されている箇所もあり、それらはゆりかもめやりんかい線を最寄りとして訪れることができる。
だが、第一印象としては外資系企業の連合体という認識があったために、まさか∀ROに対して自らの土地を提供しているとは想定さえしていなかったが、ニュースなどで取り沙汰されている国際交流島への観光客増加はこれに起因していたのだとようやく悟った。
「極彩色の島最大の特性は千変万化。毎回・・・半年ごとに己の自然環境を変貌させる。最初は濃緑一色のジャングル、次には死霊蔓延る腐敗の魔境、そして前回は炎熱が踊る文字通りの地獄だった。その分、報酬は豪華だったけどな」
キリカが概要を語りながら、イベントページをスライドさせていく。そこに写ったのは一面の銀世界。空色が全方位を彩り、夜空には星々を覆い尽くすオーロラが輝く様は正に南極や北極さながらであり、それは貴斗に新たなる未知を感じさせた。
「スゲェ・・・スゲェな・・・!コイツは・・・!」
「今回は氷の大地。基本的にこのイベントは北欧神話に登場する世界の名を冠して実装される。内実は不明だが、開始までに考察勢の動画を見るのとかはアリだと思うぜ」
心身が昂ぶる。迷宮もそうだったが、強大が犇めく未踏破の空間というのはどこまで人の神経を煽るのだろうか。それでもこれが恐怖ではなく武者震いだというのは理解でき、キリカもそれを察してか言葉を続けた。
「もしお前がここの攻略を目指すってのなら協力する。ただし、一週間限定の上に難易度は迷宮以上だ。そもそもがパーティやギルドの参加を前提としているからな」
それが断る要因になるだろうか。攻略を望まない切欠となるだろうか。いや、あってはならないだろう。
「で、そんな脅し文句で俺が退くとでも?」
双眸にやっとの光を取り戻して、貴斗が宣言する。それは、他ならない冒険への承諾にして未開の絶島へと望む紛れのない冒険者としての意気込みに等しかった。
その言葉に、キリカはただ口元を歪ませる。それは一直線のみを見据える大馬鹿者の確かな在り方にして、その啖呵はそれをキリカに再認識させた。
「大規模だろうがどれだけの強者が集まろうが関係ねぇさ。ゲームは面白さあってこそ。俺の壊滅的なビルドを調整するのにももってこいだぜ」
「だろうな、お前ならそう言うと思ってたよ」
確認終了。これより先は第二の闘争へと向けた準備期間へと移行する。そして、その流れは貴斗以上にキリカの方が理解しており、机の下に置いていたバッグから数枚のプリントを取り出すとそれを強引に貴斗へと押し付けた。
「・・・何コレ?」
「決まってんだろ。即席のタイムテーブルだ。今のお前じゃ言葉を濁さなくても足手まといでしかないからな」
そこには五日間の内に完遂せねばならないタスクが大量に記載されており、指定した魔物の討伐から現状受注可能なクエストの攻略、さらにはエリアマッピングの練習やパルクールの訓練に至るまであまりにもガチ勢極まった内容だけが厳選されていた。
しかし、何よりも恐ろしかったのはコレを事前にこそこそと用意していたキリカ自身であり、その感情を測るのでさえ貴斗は末恐ろしくなってしまっていた。
「・・・・・・お前、俺の発言まで見越してこの資料を作ったのか・・・?」
「そりゃな、お前と悠里の発言は赤子の泣きべそよりも分かりやすいし」
「―――お前ってさ、もしかしなくても俺のこと好きなんじゃねぇの?」
「殺されてぇのか」
冷徹な殺意に一瞬で身が引き締まる。余計な詮索はやめようと何度も反芻した意志を再度唱えて貴斗は完全に静止した。
「そもそも、極彩色の島遠征に求められる最低基準は六級以上だ。ハナから足りてない以上、最低限の強化は済ませておけ。そこに書いてあるノルマをクリアできなきゃ俺一人でイベントに参加する」
「そんな殺生な・・・・・・」
「まぁ、お前が一人で島の奇天烈なオブジェになってそれを一樹達に晒されたいのなら、無理強いはしねぇが」
「死ぬ気で頑張ります」
そんなキャッチボールの最中、ふと一樹と悠里という戦力が頭数に入っていないことを思い出す。キリカよりも格下とはいえ、あの二人も戦力としては有用だ。
だというのにキリカの口から二人の参戦が語られないのは、予定が不明というのもあるのかもしれないが僅かに気がかりだった。
「そういえばさ、あの馬鹿二人は呼ばねぇのか?アレでも一応は火力なり肉壁なりにはなるだろ」
「―――アイツらは五日後に沖縄旅行に行くそうだ。何でも紅燐流の強化と観光を踏まえて大学の先輩とな。それも一週間だってよ。お前にオーシャンビューの写真を腐るほど送りつけるから覚悟しろって」
「Oh・・・」
馬鹿の想定外の旅行は貴斗に多大なる衝撃を与えたが、それ以上に一週間連続でリア充全開の写真を送付するなど悪鬼の所業でしかない。
少しでも奴らを友人と考えていた己の浅慮さを猛省する。上等だと、貴様らが帰還した際にはズバ抜けた機能美と莫大な魔力及び実力を獲得した男の姿を意地でも目に焼き付けさせ、そのまま眼球を潰してやる。
決意と新世界への憧憬を胸に、残り五日間の時を修行期間へと還元する。それは夏休みの課題と他の自由時間を無下にするものだったが、背に腹はかえられないと判断した貴斗は見事にその時間を∀ROに捧げ、後に終盤戦へと突入した夏休みの己に恨まれるのだが、それはまた別の話。
※※※※※
人混みに押し流される。キリカと分断され、されど手際のいいスタッフの皆様方によって極めて単純化された縦線となった人々は徒歩移動を行いつつ、第一国際交流島への直行便が停泊している船着き場へと移動する。
第一国際交流島は離島として機能している。これには様々な理由や策謀が渦巻いているのだが、表の説明としては国際市場としてどの土地にも属さない中立を意味しているらしい。
だが、一応は日本国保有のため、今回のレイドイベントが滞りなく開催できたというわけである。
しかしそれもここまでごった返されてはその凄さや島の意義さえ感じ取ることなど不可能に等しく、不可視の手によって引っ張られるまで誰かの存在さえ殆ど知覚できずにいた。
「だから言ったろうが!下手に人の流れに順応するなって!」
「わ、悪い・・・・・・完全に濁流の住人になってたわ・・・」
キリカに辛うじて拾われた貴斗は首を掴まれた猫よろしくそのまま船着き場へと連行され、イベントスタッフに参加を示すコードを転送し、速やかに船へと搭乗した。
そこには全くの感動がないどころか立っている人間まで散見される文字通りの肉詰めに近く、船の性能も進歩しているとはいえ、まさか窓際の席に座れたというのに青海や冒険への感動など覚える余裕もなかった。
「ヤベェ・・・酔うかもしれない・・・汗と涙と男と女が入り交じった匂いが俺の鼻孔を死ぬほど擽られて吐くかもしれない・・・」
「そうなったら窓開けてから吐けよ。普通に迷惑だからな」
友人のあまりに素っ気ない態度に絶望しつつも、窓を開ける。そこには優雅な東京湾が貴斗一行を歓迎しており、自然と申し訳ない気持ちになりつつも腹を踏ん張って胃液を押し出そうとした瞬間、
―――ヴァール・リアリティ・オンライン、起動。
∀ROが突如、強制起動した。
何事かと思った瞬間にはI・フィルターの作用によって強制的に嘔吐を遮断され、逆に気持ち悪くなったが、それ以上に吹き抜ける冷風が万人の冒険者に氷島への到達を予感させた。
『ご搭乗の皆様。本日はヴァール・リアリティ・オンラインの大規模レイドイベント《第四回・極彩色の島開拓遠征》にご参加いただき誠にありがとうございます。間もなく当船は第一の村に到着致します。
今回の遠征は絶対零度に支配された大地にして、氷獄の女王が座しているとのことです。どうか全ての冒険者様のご武運を祈っております』
始まる。前方には結晶にも似た氷山が連なっている。霧氷は辺りを純白に輝かせ、東京湾だった大海には薄氷が所々に咲いていた。
それは正に凍土の絶景にして∀Rだからこそ体感できる本物の感覚に裏打ちされた仮想現実を超えた拡大現実の偉業。
「いよいよ、一歩を踏み出すときだ・・・!」
酔いは興奮によって醒め、その高揚さえ歓迎するかのように氷の島が全容を露わにしていく。そして船内の全員が内の高鳴りを共有した時には、氷の島ニヴルヘイムが眼前にまで迫りつつあった。
これより迎えるは氷海の彼方に鎮座する極彩色の攻略にしてまだ見ぬ地平線の朝焼けを拝むための戦い。
それは多数の冒険者に驚異と脅威を確約し、貴斗改めカイトにさらなる苦難と娯楽を誓約する遊戯の開幕を告げるものだった。
∀ROの素朴な疑問を強制開示するQ&A 第十回
Q:カイト達の暮らす西暦2046年って具体的にどうなってんの?
A:特に現在とはかけ離れた点はなし。強いて言うのなら少子高齢化と石油問題が本格的に騒がれ始めると同時に、声を上げるだけのデモ運動がそろそろ役に立たなくなってきたと悟りはじめている程度。
生活等はスマホが投影モニターになった挙句それへの接触が可能となり、VRやARがデジタルゲームの最先端になりつつある。だが、テレビゲームも一部では需要があるためにゲーセンも辛うじて生存している。というかむしろ、レトロゲームを専門とするゲーセンの客足は増加した。
世界経済については基本的に電子通貨が主流。その分、サイバーセキュリティについては現在よりも遙かに高水準となっている。ただ、紙幣や硬貨が使用不可になったわけではない。後進国では2046年でも現役である。アナログ文化万歳。
これらを除けば現在の生活風景を想像してもらえれば特に問題はない。ただ、∀ROの登場によって生活水準や一部法律が改正あるいは制定されるなどもあったので、その辺についてはおいおい解説する予定です。はい。




