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sinルシフェル・エンド

 白い髪の幼い少女……文字通りの天使だ……が母親に抱き抱えられながら、アルバムをめくっていた……

「ねぇママ、ママはパパをどうしてすきになったの?」

 ママと呼ばれた少女……ルシフェルは、一万と四千年以上も昔の懐かしい記憶を思い出し、微笑んだ。

「初めてママがパパと会った時はね……堕天使だったの。その時は昔の友人ライバルだったガブリエルとちょっと賭けみたいな事をして、当時の堕天使の仲間と組んでイズモを堕落させようとしたの……」

「サタンさまやレヴィアタンさまたちと?」

「ええ……今では地界を統べていて、わたし達と小競り合いをしているベルフェゴールもかつてはわたしの仲間だったわ」

 小競り合いとは言うものの、特撮の悪の組織のように現れ、天使達に撃退され悪の組織のように去っていくという、小競り合いとはいえないような争いなのだが。

「あの頃は色々あったわね……あのマキエルが女装してまでパパを手助けしようとしたり」

 天界で数少ない男性天使の名前を挙げて、昔を懐かしむルシフェル……

 その言葉に少女は目を見開いて驚愕した。

「マキエルさまが……女装?」

「……マキエルには内緒よ? 一応メタトロンと出会う前の話だから、きっと若気の至りよ」

 若干苦しいフォローをして、本題へと戻る。

「マスティマがパパを刺した事もあったわね……」

「あのマスティマさまが?」

「ええ……あの頃は先々代の神に追放されてマスティマも一応は堕天使だったの……」

 そう言ってイズモとレヴィアタン、そしてロリータファッションに身を包み、非常に嫌そうな表情のマスティマが写っている一枚の写真を指差した。

「ママ、このしゃしんの……マスティマさま?」

「確か……レヴィアタンが30分で着替えさせてくれたわ」

 懐かしいと言わんばかりの表情で、少女の頭を撫でた。

「そうそう、先々代といえば……まだパパが人間だった頃にね、先々代の神とわたし達が戦った事があったの……」

「神と……パパとママたちが?」

「……あの時は本当に大変だったわ……イズモは戦いの最中に死んじゃって…………幽霊になって化けて出てきたわ……」

「パパはそのころにかみになったの?」

「ええ……まあ、その戦いの後も色々あったわね……」

 イズモと戦った事、マコト……現マキエルが世界を変えるような行動をとったこと、イズモが一度新人の神と一緒に見知らぬ世界の世直しをしにルシフェルに無断で長期に渡って出掛けた事、イズモと肉体的にも結ばれた事……本当に色々あった……

 ルシフェルはアルバムを見ながらそんな様々な思い出を懐古していた……

「ただいま」

「ただいまーっ!」

 ルシフェルの愛する夫、イズモ。そして少女……レオネルの双子の弟、オラエルの声が聞こえた。

 ルシフェルとレオネルは揃って帰ってきた2人を出迎えた……

「「おかえり!」」



「…………ガブリエル、何なのかしら……? この鏡は……!」

 今にも殴りかかりそうな程の気迫のルシフェルが、「面白いでしょう?」と微笑んでいるガブリエルの肩を掴みながら問いかけた。

「未来の可能性を写し出す鏡、名付けてエルシャ」

「持って帰りなさい」

 お前ガブリエルも出て行けと、後ろの出入り口を親指で指差した。


こんなオチですが、Fall downとParadise Lostは鏡の見せた可能性の未来ではなく過去です

ちょっと分かりづらいですけど……

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