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ベルフェゴール・エンド

「神河イズモ……あなたは、良い時も悪い時も、富める時も貧しき時も、健やかなる時も病める時も、死が二人を分かつまで、愛し、慈しむことを……誓いますか?」

 ガブリエルさんがウェディングドレス姿のベルちゃんとタキシード姿のボクを交互にみながら、いつも通りの慈愛に満ちた表情で誓いの言葉を告げる。

 ……どうしてこうなった。本当にどうしてこうなった……

「はい、誓います」

 ……どうしてこうなった……

「新婦ベルフェゴール……あなたも」

「誓うよ。ベルちゃんが動かなくて良い時もベルちゃんが動くべき時も、働かなくて良い時も働かなきゃいけない時も、運命がベルちゃん達の愛を分かつまで愛し慈しみまーす」

 本当に、どうしてこうなったの……!


「ねぇねぇイズモー? ベルちゃん、ちょっと頼みたいことがあるんだけどー」

 発端はベルちゃんの『ちょっとした頼み事』が原因でした……

「ちょっとベルちゃんと一緒にイベントこなすだけだから、ね? いいでしょ? 別に『弾道が上がった』とかいう事態にらならないんだし」

「…………まあ、ベルちゃんの頼み事なので別に良いですけど……」

 どうしてあの時二つ返事で良いと言ってしまったんでしょうかね、ボクは……


「……それではイズモさん、そしてベルフェゴール……形式に則って、誓いのキスをどうぞ」

「…………!?」

 ガブリエルさんがルラギ……もとい裏切った!? というかなんでガブリエルさんは「これで良いんですよね」と言わんばかりの、やり遂げた表情をしているんですか!

 ガブリエルさんも神父役やってるけど神だから逆らいづらいですよ、くそぅ!

「イズモ、動いちゃダメだからね?」

「…………ゑ?」

ちゅっ

「…………!?」

ちゅぅっ……にゅっ

「……!?!?」

れろれろ

「!?!?!?!?」

ちゅ〜〜〜っ

「………………」

ポンッ

「……………………ゑ」

 こじ開けられ、吸われ、かき回され、ボクの頭の中は大混乱状態になっていた。

「イズモ、初めての相手はルシフェルじゃないよ。このベルちゃんだからね!」

 したり顔のベルちゃんは、こんな事をしでかしてもなおルシフェルさんが怖いのか、一目散に逃げていった……

「…………ベルちゃん」

 ボクは無意識の内に唇を撫でていた……ベルちゃんにキスされた唇を……


真理「ロリコンは犯罪だよ、お兄ちゃん?」

イズモ「……そういえば、最近真理ちゃんの出番が無い気がするんだけど……」

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