嫉妬心?
いつも時間通りにやってくる実紗。
「おはよぉぅ〜、みにゃとぉ〜」
ギュ〜
「おはよう、実紗」
「あのね、ケロケロケロンのふわふわゆきゆきんマジックおぼえたの。みなとにみしぇてあげるね」
「おお、みたい‼︎」
「いっくよ〜‼︎ケロケロケロリンクルクル〜のピン!パラパラパラパラ〜ん」
‼︎
「すげ〜なー実紗‼︎」
「ほんとだぁ!すごいね〜」
パチパチ パチパチ
隣にいた紗夜が拍手すると、得意げなエッヘン顔を披露する実紗。
なぜ紗夜がいるのかって?
そりゃ、実紗はまだ三歳だから一人じゃお外に出られないのさ。
実紗は、紗夜の妹なのだ。
オレは、この時の流れがとても癒されて落ち着く。
「なんかしゃ、さよちゃんとみなゃとって、パパとママみたいでだいしゅき♡」
「オレもだいしゅきだよ〜実紗〜♡」
「わたしもだいしゅきぃ〜♡」
紗夜とオレは、実紗を囲んで三人で抱き合ったり、ゲームしたりしてはしゃぎ散らかして、実紗はいつも力尽きてオレのベッドでお昼寝をする。
「実紗、寝たね」
「今日もはしゃいだもんなぁ。じゃ、これからは、オレたち二人のターンだ。どうする?イチャイチャしますか?それともキスとハグのセットにしますか?」
「するわけないでしょ。」
「だよなぁ…。」
「あたりまえでしょ。」
あたりまえだったのか…
それは、知らんかった。
しばらくすると、実紗が目をゴシゴシしながら目覚めた。
「あれ?ここは…どこ…?しゃよ‼︎しゃよっ‼︎」
「いるよー、実紗おはよう」
「あ、ここ…みにゃとのおへそか」
おへそ…
実紗の寝ぼけは、いつもかわいい。
ふふふと、オレと紗夜はいつも笑い合う。
「実紗、おうち帰ってお風呂入ろっか?」
「えー、いやダァ」
「アワアワもこもこする?」
「しゅるーー‼︎」
「じゃあね、湊。ありがと」
「おう、こちらこそいつもかわいい姫を連れてきてくれてサンキューな。じゃ」
「ばいば〜い。みなゃと〜」
心がくすぐられる。
たまにうまく喋れないところもめっちゃかわいい。
実紗をみていると、幼い頃の紗夜を思い出すなぁ。
かわいかったなぁ…。
…
夜になって、昼間の癒しタイムを思い出していたら、花音から連絡がきた。
どうやら相談したいことがあるらしい。
(凪が全然ヤキモチをやいてくれない)
のだとか。
…
別に、わざわざヤキモチをやいてもらわなくても、凪はじゅうぶんに花音を愛していると、オレは思う。
(凪は、ちゃんと花音のこと好きだと思うな。だから、大丈夫だよ)
と、返しておいた。
(でも…ハグされたとか、なんならキスもしたんだよ?って言ってもへー、しか言わないしさ、なんなら結婚しちゃうかもよ?って言っても、おめでとうっていうの。ひどくない⁉︎)
…
それは…
…
(凪は、花音を信じてるんだよ。それに、いつも凪は、いうんだ。花音の相手してくれてありがとなって。だから、安心してるんだよ。オレと凪は、小学校から一緒だし、大丈夫に守られてるって状態なんだと思う。)
と、返した。
(わたしも、大好きだよに包まれたい)
…
(それは、オレじゃなくてさ…凪に直接いいなよ。)
(ゔーっ…)
あんなに仲いいのに、そんなに心配にならなくてもいいと思うけどなぁ…
オレには、よくわからん。
とりあえず、頑張ってみるスタンプが送られてきた。
ふぅ。
一安心すると、今度は未玖から連絡がきた。
いや、正確には紗夜経由で未玖からの連絡だった。
(未玖が、遊ぼ ひま。だって)
…
なぜ未玖は、紗夜を経由するのか意味不明だ。
(紗夜となら、喜んで)
(バーカ)
あっさり紗夜にフラれた。
こんな生活をして数週間後
紗夜と実紗と遊んだ休日の最後に、実紗から言われた。
「やくそくだいじょぶ?」
と。
だいじょぶとか、かわいすぎ‼︎
「うん、だいじょぶだよ。あんしんしてまってて。」
「わーい」
実紗は、嬉しそうに喜んでいた。
そう…オレは実紗と、とあるお約束をしているのだ。
約束の日にちまであと少し。
頑張らねば‼︎
オレは、実紗との約束のために頑張っている。
この約束を果たしたら、オレは花音とは…サヨナラするつもりだ。
そしたら…オレは正式に好きな人へ、気持ちを伝えようと思っている。
続く。




