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彼女ときどき雲のち元カノの雨のち幼馴染混じりの妹の雪が降るでしょう  作者: 猫の集会


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3/3

かわいい寝言

 あれから数日後、ついに花音とのお別れの日がやってきた。

 

「やっとけっこーん‼︎」

「ゴール‼︎」

 

「「おめでとー‼︎」」

 

 花音と、喜びあった。

 

「長いようで、短かったなぁ」

「ねぇー。でも楽しかった」

「こちらこそ。」

「もう…終わり?継続は…しないの?」

 

 

 …

 

「うん…しない。」 

「そっかー。残念だけど仕方ないね。楽しかったよ、湊。ありがとね!」

「こちらこそ、ありがとう。じゃ、また学校で」

「はーい。おやすみー」

 

 通話を切った。

 

 

(終わったぞー。ついにゲットだぜ)

 と、すぐさま紗夜に連絡した。

 

 紗夜から、ありがとうってきていた。

 

 これで任務完了だ。

 

 はい、実は…花音とはゲーム仲間だったんです。

 

 ゲームのなかでは、カップルだったってだけなんですね。

 

 そもそも、オレはこのゲームのとあるアイテムがゲットできたら、それでよかったから、ゲームをしていた未玖とカップルになったのに、未玖がいきなりべつのパートナーをみつけて、ポイされましてね…

 

 なら、花音もそのゲームやってるよって凪が言ってくれたんですよねぇ。

 

 これで、実紗の誕プレ準備バッチリです!

 かわいい実紗のために、頑張りましたとも。

 

 で…

 

 実紗は、やっぱり大喜びしてくれました‼︎

 

 そして、喜んではしゃいで、また爆睡しました。

 

 

 なので、あとは…ほんとの本命に交際を申し込む予定なんですが…

 

 ってか、何度も告白していますが…

 

 成功いたしません。

 

 なので、いま一度チャレンジいたします。

 

「なぁ、紗夜…好きって十回言って」

「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き」

「オレのこと」

「普通」

 

 …

 

「いや、そこは好きだろ」

「そんなのには、ひっかかりませーん」

 

 …

 

「くそー…あ、紗夜ってシャインマスカット好きだよね。」

「うん」

「じゃあ、湊風味シャインマスカットなら好き?」

 

 …

 

「意味がわからないし、そんなのキモい」

 と、言われてしまった。

 

 ですよねー…

 

 いつも、こんな感じだからダメなんだと思うんだよね。

 

 

 ここは、真面目に…

 

「好きなんだ」

 って、きちんと真っ直ぐに告白した。

 

「しゅき…みしゃもぶろうしゅき…」

 

 実紗がかわいい寝言を言った。

 

 ふふふと顔を見合わせ、笑い合ったあと、紗夜が真面目な顔になって、オレに聞いた。

 

「湊…それは、またいつもの冗談なんだよね?」

 って。

 

 …

 

「ううん、わりといつもガチ。好きなのは、ほんと。あんなゲームしてたから、信じてもらえないかもだけど。」

「それは…あのゲームは、実紗のためってこと、知ってるし…ゲームのアイテムのためだけに、わざわざ女子と…あんなゲームするなんて、ほんとは…湊すごいなって…実紗のために、そこまでしてくれて優しいなって、正直思ってる。そんな湊がわたしもほんとは…好き」

「みしゃもむしゃむしゃ…」

 

 ふふ

 

 告白の途中に、笑わせてくる実紗は、可愛すぎる。

 

「実紗、かわいいな。」

「うん」

「そのねーちゃんは、もっとかわいい」

「え?」

「紗夜、大好きです」

「わたしも湊が大好き」

「じゃあ、いまからリアルイチャイチャしてもいい?」

「え、どんな?心の準備してないよ…」

「そんなの準備しなくてよくない?」

「するよ…」

「わかった。じゃあ、六秒待つよ」

「はやっ」

「早くしないとゲームオーバーするかも」

「ゲームじゃないし。」

「たしかに。これは、リアルタイムだな。てか、六秒過ぎた。」

「じゃあ、ゲームオーバーだね。」

「そんなこと、させない」

「湊が言ったんじゃん…」

「それは…そう。でも、いいの」

 

 オレが、紗夜にキスをしようとしたら…実紗とめっちゃ目があった。

 

「あ、実紗…お、おはよー」

「ふたり、なにしてたのぉ?」

「えっ、な、なにもしてないよ〜…。」

「うん、そうだよ。な、なにもしてないよなぁ」

「うん」

「しょうか。なんにも……なんにも…」

 

 実紗が、話の途中で寝落ちした。

 

「あ、実紗…寝たな」

「ほんとだ」

「紗夜、実紗の寝顔の真似して」

「え、こう?」

 

 紗夜が、実紗の寝顔と格好を真似した。

 

 ヤバ…

 

 かわいすぎ‼︎

 

 手を上にあげるところとか、ヤバ…

 

 これは…耐えられません‼︎

 

 チュ♡

 

「えっ、いきなりするんだ⁉︎」

「うん。かわいすぎて、いきなり好きが、大発動して誤作動した」

「なにそれ…」

「知らない。まぁ、でもとにかく好きってこと」

「そっか。わたしも好き」

 

 チュ〜♡

 

 実紗が起きるまで、イチャイチャしましたとさ♡

 

 

 おしまい♡

 

 

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