彼女
オレは、どこにでもいる普通の高校生です。
…たぶん
いや、きっと。
そんな普通なオレは、普通な休日を過ごしていた。
今日は、どれだけ部屋でゴロゴロするか大会を一人で開催中です。
そんな大会の邪魔をしてきたのは、幼馴染の紗夜でした。
(おは、未玖から伝言。わたしたちやっぱりやり直そうよ♡だってさ)
…
なぜ元カノが、幼馴染をとおして復縁を…
(未玖がお騒がせしてすまん。もう、オレに彼女いるの知ってるだろうに…オレから返事しとくわ。伝言サンキュ)
(おけ)
未玖とは、オレの訳あり元カノだ。
仕方なく、未玖に連絡するも、スルーされた。
まったく…
そのままスルーされたまま、月曜日をウェルカムした。
「おはよー湊。未玖とは、和解した?」
「あー、紗夜…おはよ。未玖音信不通」
「そうなんだ…」
…
「おはよう、紗夜に湊!ねぇ、湊‼︎昨日すごかったね‼︎また今夜もよろしく♡」
「おう」
オレにそう話しかけてきたのは、オレの一応彼女の花音だった。
「おー、三人お揃いなんだ、おっすー。」
「「「おはよー」」」
そう新たに声をかけてきたのは、オレの彼女の本命彼氏の凪だ。
え?
どういうこと?って思いますよね…
まぁ、オレは遊びみたいなものです。
いや、遊び仲間です。
「あ、いたー湊ー‼︎」
向こうから未玖がやってきた。
「じゃ、またなー」
「じゃね」
凪と花音が仲良く手を繋いで去っていった。
「もう、湊…ひどいよ!復縁しないとかさ。紗夜だってうちらがお似合いって思うでしょ?絶対うちらの方が相性抜群だよね‼︎」
「えっ…さぁ」
「優しいハグとかキス抜群だったじゃんね‼︎ね、紗夜‼︎そうでしょ?そう思うでしょ⁉︎」
…
「紗夜にそんなこと聞いても仕方ないだろ…そもそも未玖が浮気なんかしなきゃよかったんじゃん、裏切り者め」
「ごめんー、だってあっちの方が好条件でつい…でも、もう浮気しないからぁ」
「ムリだよ。もうオレには花音いるし。じゃあな」
未玖と紗夜に手をふり、教室へと入った。
まったく未玖のやつには、困ったもんだぜ。
そんな困った未玖のことは、放っておいて一日を終えた。
そして、部屋でのんびりしていると、幼馴染の紗夜が部屋にやってきた。
「ねー、ワークの答え貸してー」
と。
紗夜は、なんだかんだでよくオレの部屋に来る。
「おぉ、いいぞー」
「やった、助かる〜。あ、そういえばいい曲みつけたの」
「おぉ、ききたい!」
なんだかんだで、いつも長いする紗夜。
ピコン
「あ、花音からだ」
「イチャイチャタイム?」
「あー…まぁ」
「じゃ、あたし帰るねー」
「え、別にいてもいいのに」
「イヤだ‼︎絶対そんなわけない‼︎じゃ」
紗夜は、帰ってしまった。
オレは、基本夜は花音とほぼイチャイチャしている。
まぁ、大体一時間くらいかな。
いつも時間を決めてのイチャイチャだ。
もちろんそれは、凪も公認だ。
次の日、花音とオレが話をしていると、凪がやってきた。
「いつも花音がわりいな」
「こっちこそだよ」
「ねぇ、やっぱり凪もやろうよー」
「いや…オレはムリ。湊が相手してくれてるんだから、いいじゃん。オレ部活もバイトもあるし」
「そうだけどー…」
不満そうな花音。
「ま、でもそのうちいつか凪もやろ?」
「たぶん一生やらない気がする」
「もー、けちー」
オレと花音は、とある理由があって一応…付き合っているのだ。
どんな理由があるのかは、いったんそこらへんのダンボールにでもおいておこう。
で、違う大切な話がある。
というか、心に秘めていることがあるんだけど…
オレは、そもそも花音を好きじゃない。
もちろん嫌いでもないんだが…
そもそも好きな人は、別にいるのだ。
今日も、部屋で好きな子のことを考える日々だ。
「湊ー」
「なにー?」
「入るよー」
「おぅ、てかいつも勝手に入っていいぞ?」
「あー、一応挨拶的なね」
「そっか、で?今日は、どうした?また答え学校に忘れたとか?」
「ううん、明日休日でしょ。実紗が明日遊ぼうって」
「オッケー。いつでも待ってるぞ♡って伝えといて」
「はーい。湊って、ほんと実紗にデレデレなんだから」
「まぁな」
てことで、明日は実紗というかわいいこと遊ぶことになりました。
モテる男って忙しいなぁ♡
でもです。
本命とは、まったくいい感じには…ならないんですよねー…
世の中ってやつは、そんなものっすよねー…
…
日曜日、オレは朝から実紗がくるので部屋をキレイに整えるのでございました。
続く。




