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[書籍化]もふつよ魔獣さん達といっぱい遊んで事件解決!! 〜ぼくのお家は魔獣園!!〜  作者: ありぽん


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108.あの時の続きと、新たな兆し(グーちゃん視点)

『それで? お前達はアルフと共に、木の実の花の蜜漬けを食べに来た訳ではあるまい』


『我らに何の用だ?』


「……と、申しております」


「ブルーノ、すまないがそのまま通訳を頼む。今日はこの前の変異種のワイバーンと、他のことで、ちょっと気になる事があって、お前達の意見を聞きたくてきた」


 ブルーノがアルフの父親エドガーに、我々の言葉を伝える。


 我らの様に、魔力が高く、力が強い魔獣達は、人間の言葉が分かる者が多いため。我らがエドガー達の言葉を、わざわざブルーノに伝えてもらわなくとも大丈夫だが。

 エドガー達人間は、いくら力が強くとも、我らの言葉は分からないからな。まぁ、アルフやブルーノのように、例外の人間もいるが。そんな者達がこの世界にどれだけいる事か。


 今日午前中にアルフとミルが我らのために、木の実の花の蜜漬けを持ってきてくれた。アルフの手作りなのだから、美味しいに決まっていたのだが。これが予想していたよりも、何と美味しい事か。こんなに美味しい物は、本当に久しぶりに食べた。


 が、我はその木の実の花の蜜漬けを食べながら、別の事も気にしていた。いつもは掃除以外、他にも仕事が溜まっているからと、アルフと共に遊びにこないエドガーが。


 今日はアレンとトロイまで引き連れて、我らの所まで来たのだ。これは何かあると思うのが普通だろう。


 まぁ、アルフ達が作った木の実の花の蜜漬けが、あまりに美味しくて。アルフ達が配る後を付いてきて、行く先々で食べているというのなら別だが。エドガーはよくつまみ食いをして怒られるくらいだし。まぁ、今回は違うだろう。


 そうしてアルフ達との楽しい食事の時間が終わり、遊びながら我に乗る練習もさせ、お昼ご飯が近ずくと、全員で食事の準備を始め。先ほど食べ始めたのを確かめると、我はエドガーに話しかけた。今日はここへ、何をしにきたのかと。


 すると1つ目の話しは、この間の事件、変異種のワイバーンについてだった。


「あれから、いろいろと調べてみたんだが。もちろん俺やシャーナだけではなく、魔獣に詳しい者達に協力してもらい調べたんだが。あのワイバーンについては、結局何も情報を得ることはできなかった」


『何もか?』 


 すぐにブルーノが我の言った事を伝える。


「そうだ。さらに詳しく調べるために、詳しい者に調べてもらおうと、呼んでいるところだが、それでもどれだけの事が判明するか。それで、前にもお前達に、あの変異種のワイバーンについて聞いたが、もう1度話しを聞こうと思ってな」


 なるほど、そういう事か。しかしアレの事を我らに聞かれてもな。我らもあのようは変異種のワイバーンなど初めて見た。他の魔獣達にも確認したが、誰もあの変異種のワイバーンについて知る者はおらず。


 そのため、どう対策を取れば良いかと、あの事件以降、何度か皆で話し合いをした。が、これといって良い対策方法はなく。今のところ、この間のように、全員で攻撃するしかないだろう、ということしか決まっていない。


 それと、あのような訳の分からん変異種の魔獣がまたすぐに現れ。……そんな事はないと思いたいが、もしも俺達の攻撃が効かなかった場合。誰がどう、アルフと子魔獣達を避難させるかも話しあった。


 ここは普段は安全な場所だ。が、あのように攻撃されてしまっては。皆、出入り自由なわけではないからな。


 そのため本気になれば、小屋や柵を壊す事ができる、力のある者達の中から。空を飛べる者、速く走れる者、隠れる事が得意な者達を確認した後。その中からまた、子魔獣達達の頭数に合わせて、子供達を非難させための者達を選び。


 緊急の場合はその者達に、子供魔獣達を連れて、隣の森へ避難してもらう事になった。アルフとミルは俺が連れ、避難する事になっている。


 そういえば、この話はエドガー達にしていなかったな。そうだな変異種のワイバーン以外にも、何か聞きたい事があるようだから、その話しを聞いた後でも良いだろう。どうせこの話しをすれば、時間がかかるだろうからな。


 エドガーの話しは、まぁ長い長い。まずはエドガーの話しを全て終われせてしまってから、様子を見てこちらの話しをしないと、夜中まで話しをする可能性もある。


 我はすぐに、今の状況を伝えた。何も分かっていない、と。


『……と、こんな感じだ。だから我らも、あのワイバーンについては、何も分からない』


「そうか……。お前達はこの間も、分からないと言っていたからな。お前らが知らない事が、すぐに分かるとも思えんし。もし何か分かったら教えてくれ。こっちも伝えるから」


『分かった』

 

 エドガーも、そうすぐに何かが分かるとは思っていなかったんだろう。すぐに変異種のワイバーンについては、話しを終わらせた。


『が、それに関係しているのだが。お前に伝えておきたいことがあるから。お前の話しが終わって、まだ時間があるようなら、我の話しをしよう。あまりにも時間がかかりそうな場合は、明日にする。良いか?』


「話し? ああ、もちろんそれは。お前の話しだから、きっと大切なことだろう」


『よし。それじゃあ、他のことで、何か気になる事があると言っていたが、それは何だ?』


「実は、変異種についてではないんだが。魔獣について、ある報告が届いたんだ」


『魔獣?』


「ああ、どうにもおかしな動きをしている、魔獣達がいるらしい」


 一体何だ?

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