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[書籍化]もふつよ魔獣さん達といっぱい遊んで事件解決!! 〜ぼくのお家は魔獣園!!〜  作者: ありぽん


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107. とっても大変だった木の実の花の蜜漬け作り

「それでねぇ、ぎゅうぅぅぅっとやったんだよ!! ね、ミルくん!!」


『うん、とっても大変だった、ぼく、花を横にしたり、ちょっと絞れば、すぐに蜜が出てきて、溜まると思ってたんだ』


『お前達が時々飲む花の蜜は、すぐに飲める花の物だからな』


「コップみたいに、ゴクゴク!!」


『ねぇ、ゴクゴクだよね!!』


『だが、そうやって花の蜜を飲む事ができる花は、何種類もあるわけではない。ここにすぐに飲める花が沢山生えているのは、庭師がそういう花を多めに植えているからだ』


『そうだぞ。森へ行ってみろ。1日探しても、見つける事ができないかもしれないほどだ』


「もりにない?」


『ああ、森でも林でも、川でも海でも岩場でも。見つけるのはとても大変だ。時々まとめて生えている時があるが、皆集まってきて飲むからな。すぐになくなってしまう』


『じゃあ、ここに生えてるお花は、大切なお花だったんだね。アルフ、今度お庭を綺麗にしてくれる人に、いつも蜜のお花ありがとうってしよう』


「うん!!」


 僕とミル君は今、グーちゃんとグリちゃんの小屋に来ています。この前一緒に、木の実を拾ってくれた小鳥さん達も一緒だよ。


 あのね、木の実のお花の蜜漬けができたから、みんなに配りながら、グーちゃん達の所まで来たんだ。

 コケコおじさんも、お兄ちゃんモルーもちーちゃんもタート達も、他に木の実のお花の蜜漬けをあげた魔獣さん達もみんな、とっても喜んでくれたの。僕もミルくんも嬉しくてニコニコです。


 それで今はグーちゃん達に、どうやって木の実のお花の蜜漬けを作ったのか、お話ししてたんだ。


 あのね、木の実を洗ってから次の日。お花の蜜を集めたんだけど、それがとっても大変だったの。


 僕達は時々、お外で遊んでいる時にお花の蜜を飲みます。とってもいっぱい蜜が入ってるお花があって、お花を外さないで、そのままお花にお口を近づけて花を傾けると、蜜が流れてくるの。それをゴクゴク飲むんだよ。


 それで少し。えっと2週間くらいすると、花の蜜がまた溜まって、また蜜を飲む事ができるの。


 何回も飲むから、お花に口を花に近づけるだけで、くっ付けないで、溢さないように、気をつけて飲むんだ。でも1人じゃ大変だから、飲む時はパパやママ、大人の人が飲ませてくれます。


 だからね、木の実のお花の蜜漬けも蜜も、お花を傾ければどんどんお花の蜜が出てきて。他にゴクゴク飲めないお花でも、ちょっとギュッと絞れば、すぐにお花の蜜が溜まるね、ってミル君とお話ししてたんだけど。ぜんぜん違ったんだ。


 料理を作るお部屋には、蜜を出す道具があって。入れ物にお花を入れて、ぐるぐる回す棒が入れ物に付いているから、それを回します。そうすると、中に重たい石が入っていて、その石が回ってお花をぎゅーってつぶすんだ。


 そうしたらちょっとずつ、入れ物に空いている小さな穴から、お花の蜜が出てきて、下の入れ物に溜まるの。


 でも、その棒をぐるぐる回すのが、とっても大変だったんだ。ぎゅうぅぅぅっ!! って、いっぱいいっ~ぱい力を入れてるのに、棒がぜんぜん回らなくて。やっと1回回したのに、蜜がぜんぜん出てこなかったんだよ。


 それで、僕とミル君だけだと、とっても時間がかかっちゃうから、みんなお手伝いしてくれて。みんなで順番に、棒を回したんだ。


 みんな凄かったよ。僕とミル君は一緒に回してやっとだったのに。トロイもジャスパーも、料理人さん達も、みんな僕達が1回回す間に、何回もぐるぐる回したんだ。あんなにぎゅうぅぅぅ!! なのに凄いよね。


 だけど、そんなに凄いみんなでも、出てくるお花の蜜は少しだけで、やっぱり時間がかかりました。


 そして、花を全部潰すと、僕達が遊ぶ時に使う、小さいバケツ1つ分の蜜が絞れたんだ。大きな樽に、いっぱいだったお花は、絞った後にはおにぎり5つ分になりました。こんなに絞ったのに、小さなバケツ1つ分の花の蜜……。


 今日、木の実の花の蜜漬けをあげられなかった魔獣さん達のは今度作るけど、次も頑張らなくちゃ。頑張らないと蜜がなかなか絞れなくて、出来上がるのが遅くなっちゃうからね!


『そうか、そんなに大変だったか。だが、とても美味しくできているぞ』


『ああ、とても美味しい』


『ピピピッ!!』


『ピュイピュイ!!』


『鳥達も。美味しい木の実の花の蜜漬けありがとう、と言っているぞ』


「えへへ、美味しい、えへへ」


『美味しい、アルフ、良かったね!』


「うん!! グーちゃんとグリちゃん、ちょっとだけ。もっとたべたい?」


『確かに、そのまますぐに食べてしまえば、ぜんぜん足りんが。飴のように舐めれば、長い間味わえるから大丈夫だぞ』


『ああ、かなり保つ』


「そか!!」


『あっ、今日はここで遊ぶから、お昼ご飯も持ってきたんだよね。もう少ししたら準備する?』


「うん!!」


 僕達は途中で、木の実の花の蜜漬けを食べるのをやめました。おやつの時間までとっておくの。それで食べるのやめた後は、みんなで一緒に遊びました。


 えと、遊びながら練習もしたんだよ。グーちゃんとグリちゃんに1人で乗る練習。この前悪い魔獣さんが来ちゃった時、少しだけグーちゃんに乗れたけど。後は口で咥えてもらったり、誰かと一緒に乗せてもらったり。


 だからグーちゃんが、1人で乗られるように少しずつ練習しようって。だから遊びながら練習なんだ。


 僕達はお昼ご飯ちょっと前まで、遊んで練習したよ。

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