106.残念なお知らせと、木の実の花の蜜漬け作るの開始!!
僕達は今、花の蜜漬けを作っています。まずは、木の実を綺麗に洗うところから。木の実を洗うための、ちょっとチクチクするスポンジみたいな道具があって。それで木の実を洗うと、とっても綺麗になるんだって。
僕達が昨日拾った木の実は、何もしないと実の周りの皮が、とっても硬いんだけど。花の蜜に漬けると、とっても柔らかくなって、そのまま食べられるようになるだよ。だからそのまま食べられるように、木の実を綺麗に洗うんだ。
それから他にも、いろいろな木の実を花の蜜漬けにします。ジャスパーが、お菓子作りに使うために買って来たんだけど。すぐに使わないからって、僕達にくれたの。えっとね、樽2つ分。だから今は、木の実がい~ぱい。
いっぱいだから、ちーちゃんやお兄ちゃんモルー以外にも。ミル君のいた小屋にいるウササ達や、グーちゃんやグリちゃん。それからコケコおじさんに、タート達。みんなに少しずつ、木の実の花の蜜漬けを、持って行ってあげようって決まったんだ。
えっと、それから。どうしてか分からないけど、魔獣園にいる魔獣さん達が、僕達が木の実の花の蜜漬けを作る事を知っていて。
今回作る物だけだと、全員にあげられないから。今回あげられなかった魔獣さん達には、また別の日にあげるお約束をしました。
「ゴシゴシ、ゴシゴシ」
『沢山洗わないといけないから大変。でも頑張って、美味しい花の蜜漬けを作ろうね!!』
「うん!!」
『本当はゆっくり食べられるはずだったのに、誰かが話しを聞いて、みんなに話したから、ゆっくり食べられなくなっちゃったじゃないか。今度誰が話したか確認しなくちゃ』
「ん? ミルくん、なぁに?」
『うん、今から食べるのが楽しみって言ったんだよ!!』
「そか!! ぼくもたのしみ!!」
午前中は、木の実を洗うのをやって。お昼ご飯の後は、花の蜜を絞るんだ。木の実は1日、お水に入れておかないといけないのがあるから、お花の蜜に漬けるのは、明日やるの。うふふ、今からできるのが、とっても楽しみ!!
でも……。木の実の花の蜜漬けは嬉しいけど、残念な事もありました。
「ミルくん、ざんねんだったねぇ」
「ねぇ。そんなに難しい事だったなんて。楽しみにしてたのに」
昨日、バートランドさんのカッコいい寝癖を見て、そのカッコいい髪の毛びよ~んにするには、どうしたら良いのかバートランドに聞いたでしょう?
でも聞いている途中で、とってもお腹が痛くなっちゃったバートランドさん。ママがお薬で治してくれるって言ったけど、僕達は、途中でお話しを聞けなくなっちゃって。ママが、やり方を聞いておいてくれるって、お約束してくして。
だから僕達は朝のご飯の後、すぐにママに聞きに行ったんだ。朝のご飯の時も、バートランドさんは、まだお腹が治ってなくていなかったし。
そうしたら残念、髪の毛びよ~んのやり方が、とっても難しくて、僕達じゃできなかったんだ。
どんな風に難しいのかも聞いたよ。でも僕達がそのお話しを聞いても分からないくらい、とっても難しいからって、それも教えてもらえなかったんだ。
話しも難しいし、作るのも難しい。難しいばっかりの髪の毛びよ~ん。今は諦めなさいってママが。だか僕達は、髪の毛びよ~んができませんでした。
「もうすこし、おおきくなったら、おはなしわかるかなぁ?」
『う~ん、あとどのくらいかなぁ。それにお話しが分かっても、出来るかどうかは分からなし。いっぱい練習したらできないかな?』
「れんしゅうは、がんばる!! だってこしクネクネ、あしピッ、おもしろいポーズは、いっぱいれんしゅうして、できたもん!!」
『うん、そうだね!! もう少ししたらまた聞いてみようよ! それでお話しが分かったら、すぐに練習!!』
「うん!!」
「……これは奥様の報告しなければ」
「ん? トロイ、どしたの? きのみ、きれいになった?」
『それとも汚れ取れない?』
「ミルくんが、よごれとれない? って」
「とても綺麗に汚れが取れたと言ったのですよ」
「そか!!」
今日はトロイが僕達と一緒にいてくれるんだ。アイラは何かご用事があるんだって。
「坊っちゃま、いかがですか? お疲れではありませんか?」
綺麗にした木の実を、洗い終わった木の実用の樽に入れたあと、トロイに洗っていない木の実を別の樽から取ってもらっていたら。ジャスパーが、たくさんの花を抱えて僕達のところへやって来ました。
「つかれてない、とってもおげんき!! フンッ!!」
『ぼくも、まだまだ元気!! フンッ!!』
「ミルくんも、とってもおげんき!!」
「そうですか。ですが、お疲れになったらすぐに言ってくださいね。休憩をしてから、また洗えば大丈夫ですか」
「うん!! ジャスパー、そのおはな、みつのおはなぁ?」
「そうです。ですが、まだまだ沢山用意しますよ。これだけの木の実を漬けますからね」
「ちがうおはなでも、だいじょぶ?」
「そうですね。1種類だけが良い時もありますし、沢山混ぜたほうが良い時もあります。2つか3つ混ぜる時も。その時その時で変えるのです。今回はいろいろな木の実を漬けるので、沢山の花の蜜を使います。後で少しだけ花を使って、蜜のジュースをお作りしますね」
「やたっ!!」
『やったー!!』
僕達はそれからも、頑張って木の実を綺麗に洗いました。




