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立て。 自由を手にするために。

そう荒いだ声で俺は吐き捨てた。

気付けば皆が俺を見ていた。

ゴミを漁っていた男が 人を苦しみながら騙していた女が ゴミの片付けを諦めた清掃員が 朽ち果てていた爺さんが 天国に行こうとして 止められた二人が。

俺を見ていた。

俺はその光景を見て 思い出した。

これが 導く者の感覚か......と。

学校は習うための大切な事だ と通い 放課後になれば友達と騒いでいた。 が。

足りなかった。 いろいろと。

成績は定位置。 スポーツはいい方だったが。 足りなかった。

自分が 足りなかった。

自分という鎖に縛られ、人間として 学生として過ごしたあの日々は 習うために行く 友達がいるから騒ぐ。

そんな縛りに苦しんでいた。

自分は一度口を開いた。

「政治家になって皆を導く。」と

それに周りは「お前はスポーツ選手がいいよ!!」「お前がか? お前はもっと長所活かせよ。」「勉強力はそんなに低いのにか?」「お前は父さんたちが導くからいいぞ。」「頑張ってスポーツ選手になってね。」

そんな 俺の言葉を信じずに ただただ皆の意見に俺は気付けば流されていた。

せめて この世界では自由になりたいな。 そう考えていた。

俺はそう思考を動かしながら 同時に手を伸ばし 横にスライドさせた。

フィルから聞いた 異能力(スキル)の表示の仕方だ。

スキルは訓練をして身につく物だ。が 異世界から来る者にはどうやら初めから1つ 持っているらしい。

ちなみにフィルのスキルを見せてもらうと 長々しいスキルがいくつもあった。

その時は 俺はどうせ自由を手にするだけだからいらない。 と言って見ていなかったが。

それを見たときに 俺は息を飲んだ。そして口を歪めた。

そこには。

避難思考(テレパンシル)】というスキルと もう2つ 【先導者(フラゲスト)】というスキルと。



自由(ジィーク)()にする(ゲット)】というスキルが目の前に表示されていた。


「くっくっくっく。」

俺は笑っていた。 どうせなら。 そう考えて見た結果がこれだった。

本当に嬉しいなぁ。 まさかこんな形で夢が叶うとは........少しへんだが.......それでも嬉しい。

そう考えて 俺は右手を天に伸ばした 人差し指を立てて。

「皆。 安心しろ。」

そう言うと俺はぼやけていた視界がくっきりと見えてきた。

「俺がここに来たからには。もう何もさせねぇ。」

その言葉には前の言葉とはまた違う感覚を捉えた。 が こちらの方がマシだと胸を張る。

「俺がこの町の悪を.........この世界の鎖を........」

皆の目から暗闇が消える。 雲少しだけ晴れて、太陽が俺に光を照らす。

「1つ残らずぶち切り。 壊し。 自由を見せてやるからな!!」

そんな俺の行動に フィルと陣内を抜いた皆が目を見開いていた。

何を言っているんだこいつは。 と。

当然だ。 理解が追いつかないからだ。 二人を除いて。

その言葉に ため息をこぼすと。

「やっと表に感情(それ)出しましたね。先輩。」

少しだけ苦笑し 陣内がそう言い。

「それでこそ私のお兄様です。 これからが楽しみです。」

微笑みそう言い切るフィル。

その二人に笑い だろ。 とニヤつくと 俺は再度口を開いた。

「自由が欲しいか!!」

その言葉に 言葉は希望を持ち 大人は目を燃やした。

それに笑うと俺は言う。

「欲しいならば...............取るぞ。」

拳を掲げて 俺は言う。 もうキャラ崩壊などどうでもいい。 もう魔王だが勇者だがどうでもいい。 俺の道は 俺自身で。 お前の道はお前で。

そう心に刻み声を張り上げる。

「欲しい者はついてこい!! 俺たち自身で掴みとるぞ!!!!」

「「「「おおおおおおおおぉぉぉ!!!!!!!!!!」」」」





その日 ある町で大きな雄叫びが響いたという。

それに うるさいな。静かにしろ。 そう思いながら町長 ヘルホルギス・ベッカ はゴルドで遊戯やら道具やらで遊んでいた。

それが自由革命の始まりの狼煙だとも気付かずに。

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