8/23
強い魔力
夜。
眠りについた頃、鐘の音が聞こえた。
これは火災を知らせる合図だ。
「エダ様!」
リルが寝室の扉を開けた。
リルに抱かれ、外へ出ると丘の下の街が燃えていた。
アナも私と同じようにリュウに抱かれ、外に出てきた。
他の家族も起きてきた。
「リュウ、下ろしてください」
燃え盛る炎に言葉なくす私とは違い、アナは落ち着いていた。
静かに呼吸を整えるアナ。
そして魔力を使った。
雨が降り始める。
それに合わせるよに、お父様もアナに力注いだ。
私もリルから下りて、お父様の真似をした。




