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リュウという執事
「エダ様、眠れないのですか?」
眠れず、庭へ続く階段のところに座り込んでいた私にリュウが話しかけてきた。
「アナは寝たの?」
「はい」
「リュウはどうして執事になったの?」
私の急な質問にリュウは少し驚いたらしい。一瞬の間があった。
「父への反抗です」
思ってたの全く異なる回答だった。
「父はそこそこ地位のある軍人です。
そんな父は私に立派な軍人になれと言って育てました。
私はそれが嫌でした。
だから、全く違う職業になってやろうと…」
「それで、執事?」
「はい」
リュウは微かに笑っていた。
「思っていた以上に執事の勉強が面白くて、でも、卒業の間際、生まれてくる猊下になる方の執事をしないかと言われたときは…」
「驚いた?」
「ええ。
驚きましたし、戸惑いました。
自分にそんな大役が務まるのかと…」
「でも、今は務まってる」
「そうでしょうか?
アナ様が優秀だからなんとかなっているたけですよ」
「その言い方が優秀なんだって…」




