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暴露屋∼社会的に殺す情報屋∼  作者: 蔵品大樹
第二部 藤武戦争
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File43.5赤村編 敵を潰すなら周りから

 俺は赤村隆司。武蔵野会に所属する悪魔だ。

 俺は裏社会で『ポイズンマスター赤村』と呼ばれ恐れられている。さらに一部の奴らはこう言う。『狂犬』と。

 俺は別に狂犬と呼ばれても嬉しくはない。しかし、そう言われるお陰で大抵のチンピラは俺を襲わないし殺そうともしない。全く面白いものだよ。

 ある日、俺はカシラ補佐の常岡さんにこう言われた。

 「赤村よ、お前に九鬼殺害予告を命じる」

 どうやらヒットマンに俺が選ばれたようだ。

 「分かりました。では、奴を殺して藤松会も滅ぼします」

 その後、俺は舎弟の北見と大下を呼んだ。

 「北見、大下。俺に九鬼殺害を命じられた」

 「はい。それで、私達は何を」

 「ククク…この作戦の難しい要素はそもそも(九鬼)が強い。奴は今まで色んな奴らを殺ってきた。さらに、それを取り囲む奴ら、比嘉、伊波もそれなりに強い。しかし、先に周りをぶっ潰せば九鬼の士気も下がるだろう」

 「ほう…」

 「だから、これを渡す」

 俺が二人に差し出したのは2本のナイフ。

 「これでどう戦えと…」

 「ヒヒヒ。俺の異名はポイズンマスター赤村。そのナイフにはハブの毒を液体化したものが塗られている。これで奴らを刺せばイチコロよ」

 「へぇ、流石兄貴だ」

 「後、これが比嘉、伊波の行動ルートだ。数日かけて作ったわ」

 俺は二人に地図とナイフを渡し、部屋を出た。




 しかし、俺は二人を甘く見ていた。

 まずは北見。奴は比嘉を夜に襲撃した。

 「グヘヘ、比嘉ぁ!テメェは死にやがれぇ!」

 北見が比嘉に突撃するも、比嘉が後ろを振り向き、襲撃を気付かれてしまった。

 「なっ、あっ!」

 「何だぁ?刃物なんて出して、殺す気か?」

 比嘉は懐からバットを取り出す。

 「ちぃぃ!死ねやぁ!」

 北見は腹を括り、突撃。しかし、比嘉はナイフをバットで吹き飛ばした。

 「なぁっ!」

 「さぁて。誰の差し金だ?」

 比嘉は北見の襟を掴み、脅した。

 「い、言うかよ、そんな事!」

 「そうかい」

 すると比嘉は北見の目を見た。

 「な、何だよ…」

 「フン!」

 何と奴は北見の左目をバットのグリップエンドで潰した。

 「ぐべぇぇ…」

 「さて、もう一つ潰されたくないなら言え」

 「分かりましたァ…言いますぅ…」

 北見のアホは、俺の事を洗いざらい話してしまった。

 「そうか。じゃあな」

 「へ?」

 比嘉は北見の脳天をバットで潰した。

 「ぎゅべっ!」

 これにより北見は即死。残るは大下だったのだが…………

 これと同じ時間に大下は伊波を見つけていた。

 (よし……伊波だ。これで奴を)

 大下は北見と違い、静かに伊波に駆け寄った。しかし、伊波は後ろを振り向く。

 「なっ!」

 「こんちわ。で、何?」

 「クソがァァ!殺ってやるう!」

 大下はナイフを振り上げる。

 「危ねえな」

 伊波はいつの間にか拳銃を取り出し、大下の土手っ腹にぶっ放した。

 「くぎっ!」

 大下は腹を抑え、そのまま倒れてしまった。

 「ふむ。代紋から見るに武蔵野会の野郎か」

 これにより、比嘉、伊波の暗殺は失敗してしまった。




 しかし、俺がまだ残っている。奴らの好きにはさせねぇ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 比嘉さんと伊波さんが狙われて、もうすっごくハラハラドキドキです><;
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