File41.5 ターゲット
藤松会直系高瀬組事務所。そこでは、高瀬組の者が全員集められていた。
会議室には、幹部の水沼晋也が、組員に向けて武蔵野会のターゲットを伝えていた。
「藤松会が殺るべき相手は、まず会長の本堂迅。この男は藤松会との誓いを破った男だ。さらにその周りの者である若頭の野添慎治、カシラ補佐の常岡竜政、本部長の猿渡理。さらに、その部下である奴らも本堂の味方だ。二次組織の小田島組には、赤村隆司という狂犬がいる。さらに同じく二次組織の大須賀組にもクロスボウ使いの板倉慶太郎という男がいる。この二人は藤松会を滅ぼす為には命も惜しまない。まさに危険だ。その他の組員は藤松会側に寝返る気はない。容赦なく殺ってもよろしいと、会長とカシラから言われた。さらにこれは新しい情報だ。こちら側にいた榊田組の者たちが、全員死んだ。どうやら赤村と板倉によって、計30名が死んだのだ。もう一回言うぞ。容赦なく殺るんだ!」
武蔵野会会議室。そこには、会長の本堂、若頭の野添、カシラ補佐の常岡、本部長の猿渡、小田島組組長の小田島、その組員である赤村、大須賀組組長の大須賀、その組員である板倉が集まっていた。
そして、常岡が藤松会のターゲットについて話し始めた。
「武蔵野会が殺るべき相手は、藤松会の中枢です。例えば、直系組織の組長、本部長、若頭とその補佐、そして、会長です。かつてこちらに寝返っていた片平は安藤の手により殺されましたが、片平組は反乱軍や九鬼により藤松会側に戻りました。そう。問題は九鬼泰照なのです。奴は藤松会お囲いの情報屋。しかし、武芸百般であり、チーム絵札の者達を悉く殺してまいりました。その為、九鬼泰照対策に作戦を考えました。それは、周りの者から殺るというもの。九鬼の周りには比嘉と伊波という男がいます。その二人を殺れば、奴の士気も下がる。それを赤村に任せることにしました」
すると、赤村が立ち上がる。
「はい。九鬼とその関係者は全員殺します」
「あぁ。よろしく頼んだ」
これにより、藤武戦争が本格化する。




