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暴露屋∼社会的に殺す情報屋∼  作者: 蔵品大樹
第二部 藤武戦争
73/139

File38.5 仲間入り

 川邊英貴。18歳。彼はこの歳にして、放浪生活を送っていた。

 さらに、彼がかつて(ヘッド)を張っていた暴走集団、爆裂のメンバー、計15人も、川邊に付いていって放浪生活を送っていた。

 何故そのようになったのか…それは、暴露屋に悪事を暴露されたからである。

 無論、こうなるのは必然のことで、これを平家物語で表すならば、『盛者必衰の理をあらはす』である。

 そんな彼らが義憐町に来ていた。

 (あぁ……何でこんな事に……)

 川邊がそんな事を考えていると、ある男と肩がぶつかった。

 「あぁん!何だよ!なに肩ぶつけ………」

 川邊と肩がぶつかったのは、武蔵野会本部長、猿渡理であった。川邊は猿渡の気迫に押され、言葉が出なかった。

 「ン?何だい兄ちゃん、威勢がいいねぇ」

 「す…すすすすすすいません!俺が悪かったです!」

 川邊がすぐに猿渡に平謝りをした。

 「オイオイ、何謝ってんだよ。これじゃあ雑魚に見えるぞ」

 「えっ…」

 「そういや、名前は?」

 「か…川邊英貴です…」

 「その後ろの奴らは?」

 「こ、コイツらは、俺が昔頭張っていた暴走族のメンバーで…」

 「へぇ〜。まさに悪だな!」

 「あの…実は行くあてが無くて…」

 「行くあてがないねぇ…そうだ。うちの組織に入らねぇか?」

 「えっ?」

 そして川邊達は武蔵野会本部の建物に入った。

 「本堂さ〜ん!いますか?」

 すると、その声でカシラ補佐の常岡が駆け付けた。

 「何ですか、猿渡さん」

 「コイツらを紹介したいんだ。会長に」

 「そうですか。兄貴は会長室にいます」

 「そうか、ありがとうさん」

 猿渡と川邊達は会長に向かい、入った。

 「失礼します」

 「ん?どうした猿渡?」

 「実はうちの推薦で武蔵野会に入れさせたい奴らがいまして」

 「こ…こんにちは…川邊と言います!」

 「実はコイツ、暴走集団の頭張ってたんですよ」

 「へぇ…面白い。まぁ、人数からして最近殺られた島貫組の代わりにもなるか…よし。お前ら小田島組に入れ」

 「良かったな。お前たちは二次団体からスタートだ」

 これにより、川邊達が武蔵野会の構成員となった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 元爆裂メンバーが小田島組にはいったことで、九鬼さんたちへ復讐したい気持ちもあるだろうし、面倒に絡んでくる可能性が高いっ!><;
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