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12人の少女 最終計画  作者: ヤマネコ
異変(2)
92/164

2020 9/11(2)

椿「さてと…」


理科「…」


緋色の部屋に入れたが、部屋にはゲームソフトとハード、食べかけのジュースやお菓子が散らばっていて、本棚には漫画や小説がズラーっと並んでいる。


椿「いないわね」


緋色本人の姿が無い。もしシナリオクリアで解放したとしたら部屋の内装も無くなると勝手に思っていたが、そういうわけではないのでだろうか?


理科「…」


椿「とりあえず、グループの方に緋色がいないと書き込んでおくわね~」


理科の返事を聞かないでスマホをピコピコと動かしている。理科は緋色の部屋を細かく見ていくが、何も手がかりはないようだ。試しにゲームソフトを幾つか取り出して内容を見てみると、最近販売されと思われるような物から、数十年前のゲームもあった。漫画や小説も特定の種類を選んでいるというよりは、多種類置かれていてなんでも見ているような感じだ。


椿「朝倉~、どうする? 戻る?」


理科「そうですね…。ここにいても何も出来なさそうですし」


椿「じゃあ出るわよ」


理科の腕を掴んで入ってきた扉の方に近づいて赤目になる。椿が扉を触れるとすり抜けるように緋色の部屋から出ることが出来た。


椿「私は朝食を食べてくるわね~」


理科の返事を聞かないで食堂に向かう。本当に記憶が引き継がれていないのだろうか。引き継がれていないならもっと慌てると思ったが…。


理科「…」


試しに緋色の扉に手を当てるが、さっき椿がやったようにすり抜けることが出来ずただの壁を触っている感触しか残らなかった。個人チャットで緋色に「どういうつもり」かと書き込んでみたが、全く反応が無い。グループの方の書き込みを確認するとさっき椿が言っていた通りに緋色が部屋にいなかったことが書き込まれていた。


理科「…はぁ」


何か異変が起きているのは分かってはいるが、相変わらずどうすればいいのかさっぱり分からない。腹が減ったら戦は出来ない。理科も食堂に向かうと他の人達は丁度食べ終わったようで食堂から出て行くときにすれ違う。出て行ったのは伊藤・星名・瀬奈・明坂・宮永・茅野の6人で、残っているのは椿・奈那子・楓・清水の4人だ。


座っている柊姉妹は何かを話していて、清水は無言で口を動かしている。清水の食器には朝食が僅かに残っているからまだ食事中のようだ。柊姉妹の皿は空っぽで朝食を摂り終えているように見える。食後の談笑だろうか…こんな状況で?


理科も用意された朝食を摂るために席に座り口に運ぶ。これからどうするべきか悩んでいると椿が話しかけてきた。


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