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12人の少女 最終計画  作者: ヤマネコ
始まり(2)
80/164

2020 9/9(8)

今後もよろしくお願いします。

理科「…茅野さん…」


茅野「…あら朝倉さん。今お帰りで?」


足を止めず理科の方に近づいてきた。前回茅野に保健室から飛び降りをさせたことを思い出し、足が竦んでしまう。彼女の目は赤くなっていた。何かしたの能力を使っている。


茅野は保健室の近くに設置されている消火器を手に取り凍っている生徒の前で足を止める。何をするつもりなのかと思ってそのまま見ていると、凍っている生徒に対して思いっきり消火器を投げつける。


氷の一部にひびが入る。茅野は落ちた消火器を手に取り、今度は消火器で殴り続ける。


理科「…っ」


彼女の瞳は黒に戻っていて、無言で消火器が凹むまで氷に向かって殴り続ける。


欠けた氷の中には彼女の手足がそれぞれバラバラとなっていて、彼女の身体は四肢が繋がっていない。それを見た茅野は不敵な笑みを浮かべて理科を見て何か驚いている。


茅野「朝倉さん? なんでそんなに怯えているんですか?」


理科「…あ…え…」


傷つけられた両手の痛みを忘れ、茅野の目つきに両足が震えてしまう。


茅野「なんでそんなに怯えているのか…あぁ、もしかしてこいつですか?」


理科「…え…」


茅野「こいつですよ、こいつ」


茅野が凹んだ消火器を凍っている生徒の顔面部分にフルスイングでぶつけると首から顔面がなくなり、コロコロとサッカーボールのように廊下の隅に転がっていく。凍っているので血も断絶面もないが、転がり続けた顔が止まると茅野は上から足で思いっきり踏み続ける。


パリ! ベキッ! と音が響き続けていたが、やがてその音も止まり


茅野「…ふ~、これで大丈夫ですよ朝倉さん。これで解決ですね」


笑顔で理科に振り向く。もう凍っていた生徒の原型は無くなっており、とても細かく砕かれた氷の破片がそこに散らばっていた。


なんで笑っていられるのか…理科には全く理解できなかった。


茅野「さてと…私はこれで失礼しますね」


茅野は転がっている氷をなんとも思わないように歩き、角を曲がって姿が見えなくなった。


理科は恐怖のあまり、膝を崩してしまい尻餅をつく。






その数分後、尻餅をついて震えている理科を見つけた椿が、理科の両手を見て顔色を変えて保健室の中に連れて行く。氷はいつの間にか溶けていて廊下の一部が濡れていた。


椿が理科の周りがなぜ水浸しとなって震えているのかを聞いてきたが、理科は何も言わなかった。


理科は何も言わず保健室の中で椿の処置を受ける。椿が何があったかを話すように追求してきたが、理科は茅野の不敵な笑みを思い出して震えることしかできなかった。





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