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12人の少女 最終計画  作者: ヤマネコ
始まり(2)
71/164

2020 9/8(8)

評価・ブクマよろしくお願いします。

椿「清水さんってどんな人なの?」


理科「……え?」


椿「朝倉さんさ、清水さんと仲良さそうじゃん。何か保健室の方で話をしているところ少し見えたし」


理科「…どんな人か…ですか」


椿「うん、ほら今こんなことになっているじゃん? 同じクラスの人とはなかよくしておきたいじゃん? 私あの人と話したことが無くてさ…何か会話のきっかけになればいいかなって思って」


理科「う~ん」


そう言われても理科自身清水との関係はそこまで深いわけではなかった。前回のことでは清水と少し組んでいた時期があるが、清水が研究施設に拉致監禁されてからあまり話をしていない。伊藤が清水と理科の接触を嫌がったから距離を取らざるを得ないことがあったというのもある。


理科「…明るくて元気な人? ですかね」


椿「え? そうなの?」


意外そうな表情をしている椿。


理科「あとは…料理が出来るとか、ぬいぐるみが好きとか?」


椿「…なんか自信がない返答ね」


理科「私自身、そこまで清水さんとは関わりがありませんから」


椿「そうなの? そっかー…」


顔を下に向けて何かぶつぶつと呟いているが聞き取れなかった。


理科「あの」


椿「何かしら?」


理科「椿さんから見た清水さんってどんな人なんですか?」


椿「なんでそんなこと聞くの?」


理科「私には聞いておいて、自分が聞かれたら答えてくれないんですか?」


椿「…いうね。まぁいいわ。清水さんいつも1人でいることが多い印象かな」


意外な返答に少し驚く。


椿「友達はいるにはいるんだろうけど、私の見ている限り1人でいることが多いね。もしかしたら他クラスか他学年と交流があるかもしれないけど」


理科「教室ではどんな感じなんですか?」


椿「休み時間もお昼時間もほとんど教室にいないね。授業でグループワークをする時に、組んだ友達から聞いたけど全く話をしなかったんだって。体育の授業も基本的に1人でいることが多い印象かな。複数人でやる競技には出るには出るけど最低限の動きしかしない感じ」


理科「…そうなんですか」


椿「こんなところかしら。聞きたかったことは聞けたし私は帰るわね。お邪魔しました」


理科が扉を開けると椿は手をひらひらと振りながら出て行った。


今まで話していた清水とは違った一面を聞いて少し驚いたが、今の距離感を変える気は特に起きず、そのまま机の上に置いてあるパソコンを起動して暇つぶしにゲームをすることにした。





ゲームをして時間を潰しているとスマホにチャットが来ていた。差出人は清水。


清水『夜ご飯どうする?』


理科『外食ですか?』


清水『私が何か作ろうか?』


理科『それだと他の人の分も作らないとだめみたいな雰囲気になりませんか?』


清水『それもそうだけど…。そうなると外食の方が良いのかな』


理科『いきなりグループで夜ご飯どうしますって聞くのも何か違う気がしますしね』


清水『こんな時に吞気に夜ご飯どうするなんて聞いてきたら目立つものね。学校でも目立っている人なら抵抗がないんでしょうけど』


理科『あれ? 社巫女さんは有名じゃないんですか?』


椿の聞いた情報が本当かどうか少し揺さぶってみることにする。


清水『学校で有名って何かしらの部活で成績を出している人とか、容姿が一般的に優れている人くらいでしょ。私はどっちでもないわ』


理科『社巫女さん可愛いじゃないですか』


清水『それはありがとう。可愛いと言っても私が何かしたわけじゃないし。この中で有名というなら、メアと来夏と楓じゃないかしら。メアは機械関連、来夏はファッション関連、楓は占い関連。有名かどうか分からないけど、目立っているという意味なら明坂・茅野・宮永も目立っているわ』


理科『前の3人はわかりますけど、後の3人は何で目立っているんですか?』


清水『明坂・茅野は喧嘩っ早い、宮永は上品な雰囲気で有名かな。一緒にいる緋色も付随して少し有名だと思う』


理科『そうなると12人の半分の6人が目立っているということになりますね』


清水『そうなるわ。というかそれは後でいいわ。夜ご飯外食にしましょうか』


清水のチャットが書き込まれたと同時にグループの方に誰かが書き込みをしたようだ。誰が書き込んだのかと確認するとさっき話した椿だった。


椿『皆さん夜ご飯どうしますか? 冷蔵庫には一応それなりの食料があるので調理することは出来ます。カレーを作ろうと思うのですがいる人は書き込みをお願いします』


奈那子『いる』


楓『いります』


伊藤『もらおう』


星名『いる』


瀬奈『いる』


明坂『いただくわ』


茅野『食べます』


緋色『食う』


宮永『私も食べたいです』



理科「みんなレス早いな」


そう呟いていると個人の方に清水から


清水『ここで乗らなかったら何か疑われそうだし乗っておいた方が良さそうね。食べると書き込んでおきましょう』


理科『分かりました』


そしてグループの方に画面を切りかえて食べることを書きこもうと送信ボタンを押そうとしたら清水が先に書き込んでいた。なんか負けたと思いながら理科もグループの方に書き込む。


清水『もらうわ』


理科『私も食べます』


椿『全員ね。了解。出来そうになったらまた書き込むのでそれまで自由にしていて頂戴』


明坂『ありがとう』


茅野『ありがとうございます』


緋色『サンキュー』


伊藤『ありがとう』


宮永『ありがとうございます』


瀬奈『あざます』


星名『ありがとう』


清水『ありがとう』


これは書き込まないといけないやつだ。


グループ会話の独特のやつで、誰かが何かをしたときにお礼をしている人がいたら自分も書き込まなきゃ感じが悪いやつになってしまうあれだ。


理科『ありがとうございます』


スマホを置いてパソコンに視線を戻し動画を再生する。


理科「はぁー」


夜ご飯が出来るまで動画を適当に見て時間を潰すことにした。


今後もよろしくお願いします。

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