表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12人の少女 最終計画  作者: ヤマネコ
始まり(2)
65/164

2020 9/8(2)

ブクマと評価をして頂きありがとうございます! これからもよろしくお願いします。

理科「…」


無言で11人から離れたところに立って様子を見る。11人は理科に興味を失ったようで、それぞれ視線を逸らしたが1人だけ理科をジッと見ている人がいた。


清水社巫女。


彼女の理科を見る表情はどこか不思議そうな顔をしている。少し気味が悪いと思いながら理科も清水を見つめ返す。


清水「…」


理科「…」


見つめ合うこと数秒、清水から視線を逸らした。その表情はとても不思議そうな顔をしている。


理科が部屋に入ってから少し経つと部屋の中心が光り始め、中心にいた人たちは何事かと外側に移動すると床が抜けて下から座席が出てきた。円形の机に12個の座席…1週間前に見たのと同じ光景だ。座席には番号と名前が書かれていて、どこに誰が座るのかが指示されている。


11人は状況が全く分かっていないようで、突然出てきた椅子と机を見て戸惑っている。何人かが周りをチラチラと見ていたが、結局見るだけで何も行動しなかった。


理科「…」


どうせ起きることなんて1つしかないよなと…理科も他の人たちを見るが、全員何もわかっていないような顔をしていた。初めてここに来た時は緋色がとても楽しそうにしていたことを思い出して、緋色を見ると


緋色「…」


今いる場所から前に進んだり、後ろに行ったりしているので彼女も戸惑っていることが伺える。演技の可能性もあるが、あの時は理科以外11人全員着席していた状態だったので…今みたいに全員が着席する前にも同じようなことをしていたかもしれない。


何か関係があるのか…。


情報が少なすぎて何が何だか分からず、立ちながら考えていると1人の少女が無言で席に着いた。


無言で席に着いたのは瀬奈来夏。理科が覚えている限り、一番受動的な人だったが…瀬奈が席に着くと他の人に座席のある方向に顎をクイっとする。


他の人達も立っていても何も始まらないと思ったのだろう。それぞれが着席し始める。理科も流れに沿って席に座る。


理科が座った座席は「12」だった。他の人たちは


1 清水社巫女 

2 星名メア

3 緋色沙耶

4 明坂絵美

5 瀬奈来夏

6 茅野亜李

7 宮永美玖

8 柊椿

9 柊奈那子

10 柊楓

11 伊藤ルキ


となっていた。座っている人達を見ると少し不自然な点がある。


理科「あれ…」


理科は隣にいる飴を銜えた少女を見ると、その子も気づいたようで睨むような目つきで理科を見返してくる。


伊藤「あ?」


期限が悪そうに理科を見てくる。


理科「なんでもないです…」


伊藤の席がおかしいような…いや、伊藤だけじゃない。他の人達も座っている順番がおかしな気がする。他の10人をジッと見ていると、何人かが怪訝そうな顔を、不愉快そうな顔を…どちらにせよ不快感を与えてしまったみたいで顔を下に向ける。


見ていて気がついた。間違いがない。


それは


座っている人と番号が理科の覚えている番号と一致していない。


1日からの席順は

1 伊藤ルキ  

2 清水社巫女 

3 星名メア  

4 緋色沙耶  

5 明坂絵美  

6 瀬奈来夏  

7 茅野亜李  

8 宮永美玖  

9 柊椿    

10 柊奈那子 

11 柊楓   

12 朝倉理科 


だった。そして今回は伊藤が11番になっていて、他の人の番号が繰り上がっている。


これに何か意味があるのだろうか…。そして円卓の中心を見ているといつものように文字が浮かび上がってきた。恐らくあの時と似たようなことが起きるのだろうと気を引き締めて浮かび上がる文字を見つめた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ