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12人の少女 最終計画  作者: ヤマネコ
異変
59/164

2020 9/7(5)

ポイントが欲しいです…。

理科と伊藤は学校に到着した。久しぶりに来た学校は前と変わりなく、今まで通りの光景が広がっていた。伊藤と下駄箱に向かい、上履きに履き替える。いつもは理科の上履きは何かしらの細工がされている…上履き自体が無くされているとか、何かゴミや食べ物が入れられたり、虫の死骸が入れられていたりなど。


今回はそんなことが無く、新品の上履きが置かれていた。


理科「あれ…新品の上履きにしたかな…」


伊藤「どうした?」


理科「いや…上履きが新しくなっていて…替えた覚えがないんだけどね」


伊藤「なんだそりゃ、気味が悪いな」


理科「どうしよう…これ」


伊藤「とりあえず履いておけば?」


理科「でも誰かが間違えて入れたのかもしれないし…」


伊藤「なら革靴のままだな」


理科「う~ん、そうする」


置かれていた上履きを履かないで、事務所に行きスリッパを借りて革靴をカバンにしまう。そろそろ昼休みの時間が終わるころで、伊藤は教室に向かおうとするが


伊藤「理科は保健室登校?」


理科「うーん…そうするつもりだけど?」


伊藤「そうか、教室の様子は私が探るから保健室の様子を頼む。グルになっているから能力の負担も軽減出来るようになったし、テレパシーも使えるからそうそう問題はないはずだが…警戒は怠るなよ」


理科「わかった。学校にいるのは…私とルキ、奈那子さん、社巫女さん、瀬奈さんの5人か…」


グループチャットのログを確認すると既読は11になっていたが、4人は何も書き込みをしていなかった。それぞれの場所に向かって移動を始めた。






理科「…こん…にちは」


保健室の先生「あら、朝倉さん。お久しぶりです」


理科「はい」


保健室には理科以外には生徒が2人いた。2人は理科に気付いたようだが、気にせずおしゃべりを続けている。理科は自習スペースに向かい、椅子を引いて座りノートを広げて自習は始める。


生徒A「最近の学校なんか変じゃない?」


生徒B「ね…なんか学校の雰囲気が重くなっているというか…先生も次々とやめているし…。何がなんだが」


生徒A「それに…聞いた? ○×△ゲームのことも…」


生徒B「あぁそれ」


2人から「○×△ゲーム」という単語が聞こえたときに、動かしていたペンを止めて耳を澄ます。


理科「…」


生徒B「願いは何にしたの?」


生徒A「このゲームは何のために行われているかを聞いたよ」


理科「!?」


理科が調べたい内容そのものを話しているのを聞いて驚く。


生徒A「なんかね、ある生徒を炙り出すためとかなんとか」


生徒B「誰なの?」


生徒A「誰かまでは教えてくれなかったわ。ただ今もこの学校にいるようなことは匂わせていた感じだよ」


生徒B「私も異能力鬼ごっこで同じことを聞いたわ。そしたらこっちも同じこと言っていたわ」


生徒A「というと?」


生徒B「なんだっけ? あれ? …名前を聞いたはずなのに…誰だったかな」


生徒A「何? 忘れたの?」


生徒B「いや…そんなはず…あれ? 聞いたはずなのに…」


2人の話を聞いていたが、昼休みの鐘が鳴ると出て行ってしまった。もう少し話を聞いていたかったが…。追いかけるべきだろうか…いや、追いかけたところで直ぐに授業が始まるから、話を聞くどころではないだろう。


理科「ん~」


伊藤と星名が言っていた通り、そのゲームに勝ったら願いを叶えられるというのは本当のようだ。問題はどうやって○×△ゲームや異能力鬼ごっこに参加するかどうかだが…。参加する方法が分からない。これから調べるべき内容は、2つのゲームの参加方法や勝利報酬を事細かく確認していくことで個人の役目を果たせるだろう。


ただ問題なのが


理科(いつまでか期限が書かれていないことなんだよね)


期限が書かれていない=無期限とは限らないのがこのゲームの恐ろしいところだ。期限を過ぎてしまったら何が起きるのか…最悪楓のように全く視界がふさがられるとかそんな感じなことが起きるかもしれない。


理科「ん」


肩をツンツンと突かれたような気がして後ろを見るが誰もいない。気のせいかと思って首を前に向けようとすると奥の机にはカバンが置かれているが机の上には何も置かれていなかった。どこかに出ているのだろうか。


理科「あれ…」


確かあそこに誰かが自習をしているようなことがあったような気がしたが…。すぐにそれを忘れてしまい、自習を再開した。


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