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12人の少女 最終計画  作者: ヤマネコ
共闘? 裏切り? 味方? 敵? 
51/164

2020 9/6(6)

ポイントが欲しいです…。評価・ブクマよろしくお願いします。

奈那子「それでどこに向かうの?」


楓「朝倉さんはどこに行くつもりだったんですか?」


朝倉「いや、特には考えていなかったかな…緋色さんはどこに行きたい?」


緋色「あ?どこでもいいかな」


楓「私もどこでもいいです」


さっき会ったとはいえ、どこにも行きたがらないとなると2人の目的は理科と奈那子なのだろうか…。もし前に追いかけて来たのがこの2人なら、少なくても理科を殺害しようとしてきたということになるが…。


理科そういえば…


何者かに襲われたときに奈那子が「さっき追いかけてきたやつらを見た?」という発言に見ていないと答えると少し間を空けて「そうか」と返してきたことを思い出す。もし間を空けた理由に、自分の友達・仲間がいたとして隠そうとしたというなら…楓が理科を殺そうとしたという風に考えることも出来る。


ただ単に間を空けただけで、特に深い意味があるわけでもないと考えることも出来るが、少し楓が怪しく見えるので、試しに楓の方をチラッと見ると


楓「…」


理科の目をジッと見ていた。


朝倉「他の8人は何しているのかな」


緋色「さぁな~。8人で遊んでいるのかも…あの8人が遊んでいるところ想像できないけど」


楓「明坂さん・茅野さん・宮永さんは遊んでいそうですけどね。他の4人は…どうでしょう。伊藤さんは分かりませんが、清水さん・星名さん・瀬奈さんの3人はなんだかんや遊びには乗りそうな印象があります」


緋色「そうだな…ねぇ、あれなに?」


緋色が指を指したところには何もなかった。


理科「何もないよ?」


緋色「あれ?見間違いしたのかな。ごめんなんでもない」


奈那子「そう…。それにしても本当に行く当てがないわね~」


本当は今すぐにでも奈那子とおばあちゃんを探したいのだが、この2人がいる状況で探しに行きたくない。ここはいっそ奈那子に擦り付けて、理科単独で行動するのも視野に入れるべきか…。でもこの状況で単独になるのはとても怖い…しかし動かないと状況が手に入らない。


楓「…すいません、先に3人で歩いてください。あとで追いつきます」


緋色「え? なんで?」


楓「気になるものがあったので…緋色さんは2人と一緒にいてください」


緋色「わかった」


楓がこの場から離れ、来た道を戻っていった。


奈那子「どうしたのかしら」


緋色「トイレじゃないの?」


理科「あぁ…私も行っておきたいので行っていいですか?」


奈那子「そうね…確かに行ける時に行っておきたいから私も行く」


緋色「なんだよ、私はここで待っているから」


理科「すいません、少し行ってきます」


理科は近くにある公共トイレに入って用を足す。手を洗って待っていた奈那子と変わり、スマホを取り出し、アプリを起動するとチャットが来ていた。差出人は楓だ。


楓『そっちはどうですか?』


理科『そっちって?』


楓『そっちです』


多分2人組の使命を指しているのだろう。現状灰色の楓に情報を伝えるか、伝えないか…迷っていると


楓『教えてくれたら緋色さんの能力を1つ教えます。私の推測なので合っているかわかりませんが。教えてくれなかったらもう何も言いません。どうします?』


断ろうとした指を止めて、送られてきた文章を凝視する。


なぜこのタイミングでこちらの状況を聞いて来て、更に緋色の能力を教えてでも知りたがるのか…。


こちらの使命が失敗して奈那子との心中を恐れているのか…。それとも楓・緋色の使命が切羽詰まっているのか…。怪しかったが、とにかくなんでもいいから情報が欲しかった理科は


理科『わかりました。うまくいっていません』


楓『なるほど、なら緋色さんの能力を教えますね。さっきも書きましたが、私の推測なので合っているかどうかは分かりませんのでよろしく。恐らく〈発見〉を持っているかと』


理科『根拠は何?』


楓『朝倉さんの能力を1つ教えてくれたら根拠を言います』


ここでさらに理科の能力を提示するように言ってきた。脅しているのだろうか…。


理科『それは言いません』


楓『なぜ?』


言うかどうかを迷ったが


理科『伏せます』


楓『そうですか。私は朝倉さんの味方のつもりですが、それでも伏せますか?』


この言い方はどういう意味だろうか…。理科だけ殺害して奈那子を生かして、使命を達成させることが出来ると言っているのだろうか。


楓『朝倉さんが死なれると困ります。サポートするためにも能力を1つ教えてくれませんか?』


理科『お断りします』


楓『そうですか…。いざとなったら朝倉さんは見捨てますけど? それでも伏せます?』


理科『伏せます』


楓『わかりました』


奈那子「お待たせ」


奈那子が濡れた手をプルプルと振って戻ってきた。


奈那子「戻りましょうか」


奈那子が理科を置いていって、来た道を戻ると緋色がいなくなっていた。


奈那子「あれ?緋色さんは?」


理科「知りません。チャットも来ていません」


奈那子「あら…。なにかしら」


奈那子がスマホを取り出して、画面を見たあとその場の空気が変わった。そして理科の方を見ると、彼女の目が赤くなっていた。


理科「!?」


何かされると思って構えるが頭には何の光景が浮かばない。ということは理科を危険な状況に合わせる類の能力ではなさそうだ。


突然視界が真っ暗になり、視界が開けたと思ったら驚くべきことが起きていた。


自分の目の前に理科がいた。


理科「これは…」


戸惑って後ろに後ずさると、後ろから誰かが駆け寄ってきた音が聞こえたので振り向こうとしたが、目元に何か布を当てられ鼻に何かの薬の匂いがしたものを当てられたかと思うと、次の瞬間に意識を失ってしまった。


今後もよろしくお願いします。

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