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12人の少女 最終計画  作者: ヤマネコ
普通の女子中学生を目指そう
162/164

2020 9/18(9)

評価ポイント・ブクマをお願いします。

???「何を話していたんですか?」


理科「…いや、どこか寄って行こうかと話をしていたところだよ」


???「そうなんですか…」


星名「奈那子と椿と一緒じゃないの? いつも一緒にいるけど」


中に入ってきた。手に何かカードを持っていてそれを見ている。楓だ。


楓「姉妹だからっていつも一緒にいるわけではありませんよ」


理科「そうなんだ、ところでどうしたの? 怪我でもした?」


楓「いえ…何か保健室で面白いことが起きると占いに出たのですが…」


理科をじっくりと見た後に、星名をじっくりと見て


楓「…」


星名を見続けている。その星名はいつも通りの無表情だ。


おそらく星名にとって一番厄介なのは楓だろう。彼女の占い力は現実世界で努力をして手に入れたもので、プログラムでどうこう出来る領域ではない。そして驚異の的中率。もし10人の誰かに知られるとしたら楓が最有力候補だ。


ここは誤魔化すべきか…。それとなく話を振ってみるか。


星名と楓ならどちらを信用するか。










星名だわ。


楓は理科を何度も襲っているので、星名の方がまだ信用できる。


理科「星名さんがどうかしたの?」


楓「…」


理科の言葉を聞かないでまた手からカードが出てくる。


楓「星名さん」


星名「何?」


楓「私達に何か隠していますよね」


星名「え、何を?」


無表情のままとぼけている。


楓は星名を見るのをやめて、理科をジッと見ている。しかし星名の時のように、タロットカードで占うようなことはしないで


楓「朝倉さん、星名さんと何を話していましたか?」


理科「だから、放課後どこかに行くかって話になったの」


楓「随分と仲良くなりましたね」


理科「この前のトランプのお陰で、少し話す機会が増えたからね」


楓「はー」


楓の手からまたカードが出てくるが、それを見て露骨に舌打ちをしている。


理科「あの…何か」


楓「それ私も付いていっていいですか?」


理科「まだ具体的に決めていないけど…」


楓「問題ありません。星名さん、私も付いていって問題ないですよね?」


星名「問題ない」


楓「そうなんですか~、もう少し人を呼んで良いですか?」


理科「え、誰を呼ぶの?」


楓「奈那子ちゃんと椿ちゃん」


星名「…」


理科「大丈夫? 2人も何か予定があるんじゃないの?」


楓「いえいえ、すぐに来させますから問題ないです」


楓がスマホをポチポチと操作している。


この状況はまずい。


星名の言う通り、楓達が来たら正直作戦会議どころではなくなる。


それどころか侵食が進んでいるのか…。


星名は無表情だが、良く見ると冷や汗をかいていて、両手足も少し震えているように見える。何も無い風を装っているが、かなり焦っているように見える。これは引き合わせないほうが良いのだろうか…。


理科「あの…こっちも人を呼んでいい?」


楓「…どうぞ?」


星名「…」


星名は理科を見ないでいる。楓はそんな星名を見ている。


正直何も考えないで誰かを呼ぶと言ってしまった。


どうしよう。


呼ぶとしたら伊藤・清水・緋色の誰かだが…。


3人とも呼ぶ? 


ダメだ、とてもじゃないけど不自然すぎる。しかも星名からは誰にも言わないでほしいと言われているから大人数を呼ぶこと自体あまり賛成ではないが、もう取り消せない。


いや…連絡が付かなかったって言えば…平気か?


楓を見るとニコニコ顔だ。


楓「…誰を呼ぶんですか?」


理科「えっと…」


楓「もしよかったら私から呼びましょうか?」


理科「いや、今から呼ぶから…」


楓「ダメだったら言ってくださいね。私からも声をかけてみますので」


完全に疑われている。占いも極めると、ここまで的確に当ててくるとは…。


理科「…」


スマホを取り出して誰に頼むか…。緋色は〈発見〉を持っているからダメだ。占いで全部ではないだろうが、確信をもって星名を疑っている感じがある。緋色が〈発見〉を使ってこのことを知った状態で占われたら…あれ、もしかして〈発見〉でもう知られている?


どちらにせよ今は呼ぶべきではない。


となると伊藤か清水。


今の清水は無気力で、何をしてもぼんやりとしている感じだ。そんな状態で巻き込むわけには…。


理科『もし用事がなければ、放課後遊びに行かない? 私以外にも何人か来るみたいだけど』


楓「呼びましたか?」


理科「送ったけど、まだ返信が…。あ、返信来た。今から保健室に来るって」


楓「…こっちももう来るみたいです」



それから数分後


椿「急に呼び出して何~?」


奈那子「…お待たせー」


伊藤「なんだ、こんなに人がいるのか」


椿と奈那子がやってきて直ぐに伊藤もやってきた。飴を舐めている。


椿と奈那子は楓の元に、伊藤は理科に近づかないで少し離れたところにいる。正直その方がありがたかった。この状況で理科に寄ってきたら余計に疑われる。


雀の涙程度の回避だが、それでもないよりはましだ。


楓「さて…どうしましょうか…」


奈那子「あそこは? 学校近くの喫茶店」


椿「あー、あそこね」


伊藤「喫茶店に6人で遊ぶのか?」


楓「偶にはいいでしょう」


公園…、良い思い出がない。おばあちゃんがいるかもしれない。


理科「…ホテルでいいんじゃない? あそこなんでもあるし」


伊藤「私もそう思うんだが、あのホテル大抵揃っているから問題ないと思うんだが」


楓「偶には外で何かしたいじゃないですか」


星名「椿はもうすぐ受験だし、移動時間と距離を減らせるホテルで良いと思う」


奈那子「椿ちゃんは推薦を取ったから問題ないよね?」


椿「えぇ、星名さん。その心配はいらないわ」


星名「…そう、いらない心配をした」


椿「いえいえ、心配してくれてありがとうね」


椿はそこまで星名を意識していないが、奈那子と楓がずっと星名を見ている。


伊藤「奈那子と楓、なんでそんなに星名を見ているの?」


楓「そんなに見ていないですよ、ねぇ奈那子ちゃん」


奈那子「そうそう、気のせいだよ」


伊藤「……そうなのか?」


ちゅぱちゅぱと舐めていた飴を口から離してそれをユラユラと揺らしながら首を傾げている。



楓「…じゃあ近くの喫茶店でも向かいましょうか」


奈那子「そうね」


主に星名を見ながらの発言。星名も特に反論はしなかった。全員反対がなかったので楓・奈那子が先導して歩き始める。下駄箱に向かい、昇降口を通って外に出て楓達についていく。


楓・奈那子が一番前で、椿が後ろから妹2人に話しかけている。伊藤は理科の隣について歩き、理科は星名と伊藤の間で歩く。星名の顔は無表情だが、最近少しだけ無表情だでも感情が読み取れるようになっていた。


少し焦っている。


しかし星名は何も出来ない…、そんなところだろうか。


伊藤「…星名、体調悪いの? 顔色悪いよ?」


星名「悪くないから心配しないで」


伊藤「…そう?」


星名「うん」


伊藤「…」


伊藤は星名に話しかけるのをやめて、理科を見上げる。その目が言っている。「何事?」と。


…どうしよう。伝えたいけど、いきなりこんなことを言ったら伊藤は混乱して様子がおかしいことに気付いた楓が伊藤を占ったりしたら…。


楓を殺す?


そういえば、殺してもいいのか聞いていなかった。


いやいや、殺すなんてダメでしょう。


あぁ、でも…。殺すなら一気に片付きそうな…。


いけないいけない。


もしかしてこれも侵食の影響?


まだはっきりと自覚はしていないが、なんか変な感じになっているような…気がしないような感じがする。


とにもかくにも楓が邪魔だ。


理科「…伊藤」


伊藤「んー?」


理科「〈夢〉か〈悪夢〉持っている?」


伊藤「え、なんで?」


理科「少しね」


伊藤「…? 持ってない」


理科「そっか…」


どちらかで楓をいたぶってこっちの言う事を聞かせようとしたのに…


…っ、違う違う、そんな乱暴な方法を使うつもりはないのに。


伊藤「…どうしたの? 普通の女子中学生はそんなものは使わないだろう」


理科「そうだね…普通の女子中学生…」


能力を思い出す。何か…何かこの状況で…楓の動きを縛るもの…しかも負傷させない程度に…


〈色欲〉〈夢〉〈悪夢〉〈挑発〉〈停止〉〈拘束〉…このあたりか…


〈色欲〉なら持っているが


理科「…」


あれだけ清水が淫らになっていた〈色欲〉なら…言う事を聞かせることが出来なくはないだろうが…


やっていいのか…


星名が明坂・茅野・緋色・宮永・奈那子・楓の6人は自分が用意したのと違う内容を受け取っていたとあったので、出来ればこの6人には頼りたくない。


4回目で2つ目の能力がはっきりしていないのは、伊藤・椿・奈那子・楓・宮永の5人…そしてこの5人が〈挑発〉〈夢〉〈悪夢〉〈拘束〉〈目隠し〉を持っている


伊藤が〈拘束〉か〈目隠し〉なら…動きを封じた後に〈色欲〉で楓を骨抜きにしてしまえば…。


よし最終的に〈色欲〉を使おう。ここで死亡して5週目になったら次に「1」になるのは明坂絵美だ。


思えばあの時(指輪とグループが確定した)、緋色以外の明坂・茅野・宮永が3人で何やらうなずき合っていた。何か企んでいる可能性がある。


緋色も怪しいが…正直長引かせたくない。


理科「…」


伊藤「何悩んでいるの?」


理科「普通の女子中学生になるには、覚悟がいるということを改めて思っていたの」


伊藤「いきなり何を言っているのさ」





星名「…朝倉」


理科「…ん」


星名「今から私の言う通りにして」


理科「…? 分かった」


星名「~~~~、~~~して」


理科「…」


こくんと首を縦に振ると星名は楓達についていくのをやめて、道にそれる。


楓と奈那子は星名が道にそれた瞬間に振り返り、星名に近づこうとするが


理科「星名さん急に腹痛になったみたいだから先に行ってだってさ」


楓「突然ですね」


奈那子「一言くらい言ってもいいと思うけど」


理科「…急な腹痛って声かける余裕ないでしょ。電車で移動している時、急に腹痛になってトイレに行きたいけど、駅まで着かなくて、漏れそうになるのを我慢しながら耐えて、扉が開くまで必死に耐えている時に声をかける余裕なんてないでしょう」


椿「…」


椿がドン引きした目で見ていたが気にせず話を続ける。


理科「それが今だったみたいです。とても苦しそうな顔をしていたので、先に行きましょう」


楓「…」


楓が奈那子に目をやると、奈那子はスマホを取り出して赤目になっている。〈追跡〉を使っているのだろう。


奈那子「本当にトイレにいるみたい」


楓「…仕方ないですね。先に行きましょう」


椿「…大丈夫かしら…」


伊藤「本当にきつい時って、喋る余裕もないからな。そっとしておいてやろう」


奈那子「…そうね~」


奈那子と楓は再び前を向いて歩き出す。


正直自分でも言って引いたが、ここで星名を殺されるわけにはいかない。


しかしまだ完全に回避出来ていない…。長期戦はこちらに不利…。


星名の話を完全に信用しているわけではないが、全部が全部嘘ではないと思う。彼女の言う通り、この世界が仮想世界でこのゲームを終わらせることが出来るなら…ありかもしれない。


普通の女子中学生は能力なんか持っていない。


ここは…清水の助けがいる。


理科「…本当は許されない行為なのかもしれないけど…社巫女さんの心を傷つけるかもしれないけど…やむを得ないか」


スマホを取り出して個人で清水にチャットを打ちこんでから既読が付いて了承の返信が来た。






楓「ここです」


2人が足を止めるとある喫茶店に着く。5人で中に入り、適当に注文をして話を始める。


椿「それでこの5人で何を話すの?」


楓「いや~、朝倉さんが私達に何かを隠しているようなんですよね」


椿「それ本当? 占い?」


楓「占いです。朝倉さん本人を占う事は出来ませんが、星名さんを占って朝倉さんが関係していることまでは分かっています」


理科「…」


思ったよりも的確に当ててきている。少なくとも楓は直ぐに堕とさないと不味い。


奈那子「…へぇ、何を隠しているのかな~」


伊藤「別に1つや2つ隠し事をするだろう。何もおかしなことはないんじゃないか?」


楓「それが私達に危害が加わらないならそうですが、今回は別です…」


楓が視線を少しだけ理科から逸らす。


? 店内を見ている?


横目で店内を確認すると



理科


明坂・茅野・緋色・宮永がいた。2:2で離れた席に座っているのに気づかなかったが、こちらを見ている。



やられた…先手を打たれていた。


楓「…」


理科「…」


奈那子「何を隠しているのかな~」


奈那子が理科を掴もうとすると、その手を伊藤が掴む。


伊藤「別にまだ危害は加わっていないんだろう? 放置でいいじゃないか?」


楓「何かがあったでは遅いです、回避できるなら早いうちに回避させるべきです」


伊藤「根拠は?」


楓「私の占いです」


伊藤「占いでも外れる時はあるだろう。とにかく手を出すのはまだ早いと思うぞ」


楓「それで死んだら早いも遅いもありません。朝倉さんが関わっていることは、私達が死亡する可能性があります」


伊藤「…そうは言っても…とにかく手を出すのは止めろって言っているの」


楓「…」


楓が掴まれていない方の手でタロットカードを出す。それを見て


楓「…伊藤さんは本当に何も知らないようです」


奈那子「となると、朝倉と星名?」


理科「…」


理科が口を開こうとした瞬間、店の扉が開かれる。


全員入ってきた方を向くと、そこには清水・星名・瀬奈がいた。


奈那子「あれ…」


椿「清水さんだ」


楓「…」


楓が占おうとしたのかまたタロットカードを出そうとすると、石化したように身体を動かさなくなった。


楓「あれ…なんで…」


奈那子「身体が…」


椿「…っ!」


3人の身体が動かなくなる。少し離れたところからもガタンという音が3つ聞こえた。


そっちを見ると茅野・緋色・宮永が突っ伏したまま動かなくなっている。


理科「あれ…」


伊藤「…?」


理科と伊藤は何も起きない。明坂が赤目になっている。


茅野「明坂さん…お前…」


緋色「明坂…このっ!」


宮永「ちょ、ちょっと明坂さん。どういうつもりですか」


明坂「うるさい」


明坂は3人の首元に何かを当てると、3人がピクリとも動かなくなった。


楓「明坂さん…」


奈那子「どういうつもり…」


椿「…この」


明坂「…3人ともごめんね」


3人の首に小さな機械を押し当てると、3人とも全く動かなくなった。首に何かを当てられた場所を見ると、少しだけ黒くなっている。


清水「明坂さんありがとうね」


明坂「いえいえ、社巫女様の命令なら何でも!」


この反応…、そうか。明坂の能力を調べる時に清水にお願いして〈誘惑〉を使ったのだろう。確か瀬奈を調べる時にもお願いして…〈誘惑〉を使ったのかもしれない。


清水「じゃあ、自分の首にそれを当ててスイッチを押してほしいな」


明坂は清水のなすがままに首に何かを当てた後に身体を震わせた後に、倒れてしまった。







まだ意識があるのは、理科・伊藤・清水・星名・瀬奈の5人だ。


伊藤「これはどういうつもりだ?」


席を立ち上がり、清水達を見ている。


清水「私は理科ちゃんにお願いされただけ」


伊藤「朝倉…?」


伊藤が理科を見る。


理科「…この6人…まぁ椿さんはまだ分からないけど、6人は私に殺意があるから」


伊藤「…」


1回目の時を覚えているなら、伊藤が明坂・茅野・緋色・宮永の4人が襲ってきたことを覚えていて、更に何度も理科が襲われているのを知っているから…何も言えなかったようだ。


伊藤「で、気絶させてどうするんだよ。店員がどこかに電話しているぞ」


瀬奈「それなら任せて」


瀬奈が店員に話しかけていると、怯えていた店員が瀬奈と話した瞬間、急に何も動かなくなった。


他の客もスマホで勝手に写真を撮ろうとしているが、


瀬奈「何を撮っているの?」


出入口は清水と星名がいるので、出ることが出来ない。瀬奈が客1人1人に話しかけている。赤目の状態で。


理科「…」


〈記憶消去〉だろうか…。


店員を含めた客も全員アホ面になっていて、瀬奈が客のスマホを手に取って写真を消した後に、地面に叩きつけて何度も踏みつけている。


伊藤「そこまでしなくても…」


瀬奈「勝手に取るんだから、こうされても文句言えないでしょ」


瀬奈が粉々になるまで踏み砕いた後に、ため息をついて清水達の元に戻る。


星名「後は7人を運ぶだけ」


清水「それなら問題ないわ。もう捕まえたから」


伊藤「なんの話をしているの?」


星名「このゲームを終わらせるの」


伊藤「…そう、ならもう良いのか?」


星名「うん、ありがとう」


伊藤「やっとか~」


伊藤は身体を伸ばして身体をバキバキと鳴らしている。


理科「ルキ…知っていたの?」


伊藤「お前は覚えていないだろうけどな」


理科「…何を」


伊藤「知らなくていいよ、星名が言っていることは本当だから」


理科「…」


星名「すぐにここから消えよう。瀬奈、お願い」


瀬奈「あいよ」


瀬奈が1人1人集めて、一か所にまとめると誰かが入ってきた。綺麗なお姉さんで目にハートマークがあるようなキラキラとした表情で清水を見ている。


清水「お願い」


理科「…え」


綺麗なお姉さん「はい」


清水の言われた通りに綺麗なお姉さんが7人の身体を持ちあげて車の中に入れていく。


理科「どこに連れて行くの」


星名「ホテル前まで運んでもらうだけ」


清水「安心して、〈誘惑〉使っているから」


瀬奈「そのあと、私が消すから心配ないよ」


伊藤「…」


理科「…そう」


清水「私達も乗せてもらうわよ」


もう一台車が来ていて、可愛い女性が運転手だった。


伊藤「もしかしてこいつもか」


清水「そうよ」


伊藤「…便利だな」


清水「…現実で使えればどれだけ良かったかしら…」


理科「…2人って仲いいの?」


伊藤「良くない」


清水「そんなわけないでしょう」


理科「…あ、そうなの?」


星名「私達もここから逃げるよ」


伊藤が理科の手を掴んで外を出ようとすると、清水がそれを引きはがそうとして


伊藤「何すんだよ」


清水「伊藤こそ、なんなの?」


伊藤「あ?」


清水「うん?」


理科「…はいはい、行きますから」


2人の手を振り払って星名に付いていくと、瀬奈と星名はもう一台の方に乗っていた。


星名「早くして」


理科「はい」


5人でもう一台の方に乗ってホテルに向かって走り始めた。













清水「ありがとうね、お姉さん」


瀬奈「お礼に眠っていいわ」


2人が運転手2人にお礼を言うと、瀬奈は気絶している7人の頭を順番に掴んだ後に、赤目になる。


瀬奈が歩くと、ガムみたいに引っ付いた時のように7人とも引っ張れて、ホテルの中に入っていく。


エントランスで死体の山のように放り出された7人は目を覚まさない。


伊藤「後は明日か?」


星名「そう。大分疲れたから休みたい」


瀬奈「私も」


清水「私もよ…」


理科「あの、この7人は…」


清水「寝ている間に〈色欲〉を使って、何も言えないようにしておきなさい」


理科「え…でも…」


星名「して、一応清水の〈誘惑〉と瀬奈の〈記憶消去〉を使ってもらうけど、それでも不安だから」


伊藤「保険は多い方が良いからな」


星名「…そう」


伊藤「安心しろ理科、私も手伝うから」


理科「手伝うって…〈色欲〉は私しか使えないでしょ」


伊藤「確かに〈色欲〉よりはるかに劣るだろうが、少しくらいは助けになるだろうし」


理科「え、でも…」


清水「理科ちゃん」


顔を両手で包まれて清水と目が合う。上目遣いで


清水「お願いね」


清水の目が赤くなった。















伊藤「こんなところか?」


理科「じゃないかな~?」


伊藤「しかし…酷い絵面だな」


理科「…まぁ、同性とはいえ、ずっと見ているのは恥ずかしいね」


理科と伊藤の前には椿・奈那子・楓・明坂・茅野・緋色・宮永が裸で倒れていた。


奈那子「…すごすぎっ…」


楓「…もっと、もっとください…」


椿「きもちいい…」


明坂「…っ…っ」


茅野「…もう…もう…無理…です」


緋色「…あ、また…濡れてきているし…あぁ…」


宮永「…はぁ…あぁ…」


7人が寝ている大きなベッドには沢山のおもちゃが散らばっていた。中にはまだ動いているおもちゃがある。


流石に7人ぶっ通しでやるのは疲れる。〈色欲〉を酷使してさらにおもちゃも駆使していたら、7人とも快楽に飲み込まれていった。


最初は嫌がっていた7人だが、清水の〈誘惑〉で全員言いなりになってしまい、それでも抵抗しようとしていた連中を伊藤が〈挑発〉で注意を引き付けている間に、理科の〈色欲〉で身体に言う事を聞かせていた。


痛がっている人もいたが、ヌルヌルした液体を手に付けて神経が集中している箇所をぬりぬりと塗っていたら、あっという間に気持ちよさそうな声を出し始めて、最終的に理科に身体を預けるほどになっていた。


理科「…念には念を入れておくかな」


伊藤「まだするの? 正直私はもう無理、きつい。同性の身体をあちこち触るのは…、まぁ男の身体を触るよりもましだがな…」


理科「…私がする、ルキは休んでいて」


清水「理科ちゃん、明日は早いんだからもう寝なさい~」


瀬奈「明日に響くよ?」


星名「伊藤、〈精神安定〉を朝倉に」


伊藤「はいはい、分かっていますよ~」


伊藤が理科に触れて赤目になる。理科が7人に抱いていた負い目が無くなっていき、


理科「…もう少し…してくる」


伊藤「おぉ、お願いね、私は寝る」


理科「うん」


4人は部屋を出て行った。


椿「朝倉~」


奈那子「朝倉…もっとしよう」


楓「朝倉さん…あぁ…そこです…」


明坂「…ここ…触って?」


茅野「…私が先です。皆さんは後です…!」


緋色「私だって~」


宮永「私です」


理科に群がる7人、理科の腕、背中、太もも、胸、手を触って甘い声を出し続けていた。









食堂にて、4人は各々好きに飲み物を飲んでいる


清水「明日ね…」


星名「…そう」


伊藤「…はぁ、これ終わったらどうする気なの?」


星名「…一応考えはある」


瀬奈「まぁ、私的にはどっちでもいいけどね…」


伊藤「…」


星名「伊藤は満足したの?」


伊藤「…まだ…満足出来ていないな」


清水「私もよ、今回は仕方なくだから責任とってよねメア」


星名「はいはい」



これからもよろしくお願いします。

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