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12人の少女 最終計画  作者: ヤマネコ
普通の女子中学生を目指そう
160/164

2020 9/18(7)

これからもよろしくお願いします。評価・ブクマよろしくお願いいたします。

理科「戻ってこなかったね」


星名「そうだね」


理科「…」


あいつらの撃退方法を知っていたのか、最近知ったのかはどっちでもいいが、あの状態になったあいつらを対処することが出来る道具が手に入ったのは良いことだ。


それよりもなぜ星名がそれを持っていたのか。


買ったかどうかを聞いてはぐらかされたということは、まさか自作?


通常ならあり得ないと切り捨てる考えだが、相手は星名メアだ。


可能性は十分ある。


ではなんでそんな便利なものを今まで使用してこなかったのか。


理科「…いつから」


星名「……一昨日から」


理科「なんで今?」


星名は理科の表情を見て、赤目じゃないことを確認してから


星名「…満たしたから」


理科「…?」


満たした? 何を?


何かしらの条件を満たした?


何か条件のようなものなんて…


理科「…」


星名はなぜか左手の薬指を触りながら理科を見ている。


左手の薬指? 何もついていないけど…



もしかして


理科も自分の左手の薬指を見ると、星名はうなずいている。


あるじゃないか、1つだけ左手の薬指を見る理由。


















指輪だ。


しかし今は理科も星名も残りの10人も指輪を付けていなかった。でもなんでこのタイミング?


星名「そろそろ明かす。もうそろそろ限界だろうから」


星名の目が赤くなる。


星名「安心して、〈沈黙〉の方だから」


理科「…何をする気」


星名「これで話せる」


理科「何を」


星名「朝倉ってあの時の個人とグルの役目を覚えている?」


理科「ちょ」


原則的に「1」でない人に過去の周回を話すことは理科の死に直結をしかねないのだが


理科「…あれ…」


〈予感〉が発動しなかった。


星名「安心して、私は敵じゃないから」


星名は保健室の扉を閉めて、鍵をかける。


理科「…多分そうなんだろうね」


思えば星名が理科を直接的にも、間接的にも殺そうとしたことは無かった。清水救出の時も理科を助けるために肉盾に近いことをして、この前の楓が食われた時も理科を置いて逃げて行ったとは言え、突き飛ばして足止めをするようなことは無かった。


少なくとも理科に対して殺意はないだろう。


星名「じゃあ話すね、私の知っている限りのこれまでのこと、そしてこれからのこと」



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