2020 9/2(7)
今後もよろしくお願いします。
奈那子『思ったより情報が集まりませんでした。とりあえず聞いた情報を書き込んでいきすね。采女由紀子という生徒が行方不明になっているみたいです。表向きはどこにでもいるような生徒で、特に問題をおこさず学校生活を送っていたみたいですけど一部ではひどい虐めをしていたみたいです。どのような虐めの内容かは書きませんが、結構悪質みたいで、学校以外の場所でも接触して嫌がらせをしていたみたいです。柄の悪い連中とも連れんでいるようで、何人かをその柄の悪い連中の所に連れて行って、何かさせているみたいです。何をさせているかは碌なことじゃなさそうですね。今はこのくらいです』
緋色『やっぱりこの学校というか街は治安悪すぎない?』
伊藤『私も盗み聞きで分かった情報を書く。内野鮮花という生徒がおかしくなっているみたいだ。この人はあまり周囲との関わりを持っていなかったようで、何かしらの事件の記事やニュースに強い関心を抱いている人で、教室にいる時も新聞をよく広げて何かをメモしていた人だったみたいだけど昨日から何かおかしなことをブツブツと言っているみたい。おかしなことというのは何か言葉を適当につなぎ合わせたような感じで文脈も滅茶苦茶で支離滅裂なことを言っている。目も淀んでいるみたいで、とても不気味という感じ』
茅野『塩田輝夜。美玖この名前に聞き覚えはないかしら?この人は夏休みに入る前には美玖のことをとても尊敬して慕っていていつも美玖のことばかり話していたみたいだけど、昨日から美玖の悪口を言っているみたいなの。悪口と言っても些細なんてもんじゃなくて、ヒステリックみたいな感じだって。聞いた話だと塩田さんはいつも美玖の写真を持ち歩いてニヤけていたらしいけど、その写真を引き裂いて、ハサミとかカッターでなんども突き刺していたとか。写真がボロボロになって突く箇所がないのに、それでも突きまくって机に大量の傷をつけちゃって先生に怒られていたみたい。先生になぜそんなことを聞かれても「裏切者」という言葉しか言ってなくて様子がおかしいと感じた先生は塩田さんを早退させたようよ』
明坂『こわ。美玖の彼女か何か?』
宮永『知らないですそんな怖い人。私襲われるのでしょうか?』
椿『物騒な話ばかりだね。茂住抱月と荻野美咲という子の話を聞いたよ。この2人とその友達が夏休み中に肝試しをしようとある日学校から少し離れたところで待ち合わせをしていたけど、茂住さんが他の友達を待っている間に、学校前にバスがやってきて白衣を着た研究者が複数に来たみたい。なんかコソコソしている感じだったらしいよ。それで荻野さんと友達が大声で話して学校に向かっている所を見た茂住が声を静めるように言おうとしたら研究者たちが荻野達に襲い掛かったみたい。友達はすぐに掴まって手足を縛られて口に布を当てられてバスの中に放り込まれ、萩野さんは学校内に逃げ込んだみたいだけどすぐに捕まって他の人たち同様にバスに放り込まれたみたい。そのバスはすぐにどこかに行ってしまったようでナンバープレートもつけられていなかったみたい。警察に電話したらすぐにやってきて茂住さんに話を聞いた後、すぐに行ってしまったみたい。会話のやりとりが2分くらい。そのあと、警察の連絡を待っていたけど、何の連絡もなくて両親に打ち明けて大人の力を頼ってすぐに友達と萩野さんは見つかったらしい。その人たち全員が何もなかったと証言されていて茂住さんの虚言だと判断された。昨日は茂住さん来ていたみたいだけど、今日は来てないみたい』
清水『椿さんと同じ情報なので省略』
楓『内田毛糸。この人はとても大人しい性格でクラスでも読書をしていることが多かったのですが、昨日からとても荒れた様子で突然何人かの生徒に暴行をしたみたいです。教師が止めにかかっても暴行を止めず、説得をしているうちに電池が切れたロボットのように急にパタリと倒れてしまったみたいです。そのあと、内田さんの両親が来て先生達に謝罪をした後、学校から出て行ったようです。その後のことはわかりません』
茅野『なんか都合よく事件が起きている感はありますね』
緋色『同感。これシナリオの影響か、シナリオそのものか?』
明坂『この学校も私達3年生が入学した時からそういう虐めとか多かったからそこまで不思議には思わないけど、怪しい感じはしますわ』
伊藤『奈那子→采女由紀子 行方不明
伊藤→内野鮮花 言動が支離滅裂
茅野→塩田輝夜 宮永を崇拝→憎悪
椿・清水→茂住抱月・萩野美咲とその友達 学校で肝試し→謎の白衣を着た人物複数人に連れていかれる 萩野と友達は何も無かったと言っていたが茂住はあったと食い違い
楓→内田毛糸 大人しい性格→荒っぽい性格』
明坂『まとめどうも』
茅野『まとめありがとうございます』
奈那子『保健室にいる朝倉と星名はどう?何か分かった?』
理科『特に何もありませんでした。星名さんは体調を崩したみたいでベッドで寝ています』
楓『う~ん、夏休みがあったとは言え、事件が起きすぎな気もします』
椿『まぁ、人によってははっちゃけるだろうし、なんとも言えないような』
清水『シナリオなんて聞いたから、ここに出た情報が嫌でもシナリオに関わっていると思ってしまうわ。ただの事件かもしれないし…。どれを信用していいのやら』
伊藤『確かにシナリオに関わっているか、これらそのものがシナリオなのか真偽がつかない』
緋色『なんか真偽をつけるような能力ってあったか?』
宮永『追跡・解読・可視・発見あたりですかね?』
茅野『これ自分の能力を公開しますか?』
伊藤『しなくていい』
奈那子『なんで?』
伊藤『理由は伏せる。公開するのは止めた方が良いと思う』
楓『確かに公開するのはリスキーだと思います』
緋色『じゃあ全員能力を公開するのは伏せるってことで』
茅野『分かりました』
伊藤『これらどうするかな~。調べる?』
宮永『調べても何も無かったらいやですね。変に探っているところを他の誰かに見られるのは少し怖いです』
清水『確かにシナリオって期間も決められていないし、何をすればいいのかも分からないから迂闊に手を出したくないといのはある。死亡する可能性を考慮すると踏み込みたくない。敵がいるとしたら姿が見えないのが不気味だわ』
椿『それはわかるけどさ、何もしないわけにはいかないじゃん?』
奈那子『椿ちゃん、自分達の命を大切にだよ』
楓『そうです。確かにこれらの事件は不可解な点がいくつもありますが、無理に突っ込む理由も今の所ありません。自分から火事に突っ込むようなものですよ』
緋色『もうちょっと様子見する?』
明坂『それが無難だと思います。12人の誰かが何かに巻き込まれたら考えたい』
茅野『それ間接的に死ねって言っています?』
明坂『違うわよ!私達の誰かが巻き込まれれば、シナリオ関連の可能性が高いと言えるからよ。それに人によっては持っている能力次第では自分を守れるでしょ』
緋色『囮捜査みたいなものか』
伊藤『それにするか。恨みっこなしでいいか?』
楓『はい』
奈那子『はい』
椿『分かった』
清水『はーい』
明坂『はい』
茅野『はい』
緋色『うーい』
宮永『分かりました』
伊藤『そろそろ授業が終わるな。一度解散しよう』
それぞれが落ちるチャットを書き込まれた後、特に会話は無かった。
理科も自分がその考えに乗ることを書きこもうとしたら新しくチャットが書き込まれた。瀬奈もさっきの会話に了承したというチャットだった。理科も書き込みをすると4時限終了のチャイムが鳴って休み時間になった。部屋の奥では苦しそうに咳をしている音が聞こえる。星名が入っていったベッドだ。様子を見に行くと、横になって苦しそうに胸に手を当てて咳をしている星名だった。
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