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さようならロン。また会う日まで。  作者: 湖灯
*****中学校編(ロンとオーボエのはじまり)*****

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ロンと雪遊び⑥

 美樹さんのおかげでペンションに帰るころには初心者コースなら普通に滑れるくらいに上達した。


 夕方、ペンションに戻って夕食の前にお風呂に入った。

 ホテルや旅館にある大浴場には全然及ばないけれど家族単位で入れるくらい広いお風呂に美樹さんと里沙ちゃんと私の3人で入る。


 里沙ちゃんとは中学校の体験学習のときに他の友達と一緒にお風呂に入ったけど、美樹さんのような年上の人と入るのは何となく少し恥ずかしい。


 里沙ちゃんの胸が私より大きいのなんて「おっきぃ~!」なんて言って勝手に触っちゃったりするんだけど、美樹さんの胸は恥ずかしくて直視できない。


 それでも気になって見てしまった胸は、里沙ちゃんより大きくて大人のかたちをしていた。

 体の線も私たちに比べてメリハリがあり”おとなの女性”だ。


 意識してみると、髪の毛の一本一本から、手のかたち、指のしなやかさ、二の腕の柔らかさ、腰の括れからお尻の張り、細い足、整った足の指。

 頭の先から足の先まで大人の魅力に溢れていて、勝負にならない。


 これじゃあロンが浮気しちゃうのも仕方ないなと湯船から体を洗っている美樹さんを観察しながら一人で落ち込んでいた。


 お風呂から上がると、宿の人が用意してくれた浴衣に着替えて、いったん部屋に戻る。


 里沙ちゃんと私は髪を乾かしながら、美樹さんが軽い夜用の化粧をするのを興味津々で見ていた。


「美樹さんそのままでも美人なんだから化粧なんてしなくてもいいのに」


 里沙ちゃんがそういうと、お肌のケアは若い時からきちんとしておかないと後々たいへんになるのよと、私たちの顔にも化粧水を塗ってくれた。


 お風呂上がりで火照った顔にひんやりと気持ちいい。


「スキーの時は雪で反射した紫外線も浴びるから特にお肌には気をつけないとね」


 言いながら急に私のほっぺを摘まんで「このハリがうらやましいぃ~」と言われて驚いた。


 だって美人の美樹さんに、うらやましがられる何物も持っていないと思っていたから。

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