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さようならロン。また会う日まで。  作者: 湖灯
*****中学校編(ロンとオーボエのはじまり)*****

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ロンと雪遊び④

 ペンションでスキーウェアに着替え、宿のオーナーさんのマイクロバスでスキー場に連れて行ってもらった。


 ロンを宿に一人ぼっちにするのが心配で、私は残ると言ったのだけど。

 犬はしもやけにならないからと兄に言われて一緒に連れて行くことになった。


 兄が滑っているときは美樹さんと私で、私が滑っているときは兄がロンの世話をすることに決めたら、里沙ちゃんが「私もお世話する」と言ってくれて、それならと兄の友達も世話をすると言い出して結局みんなが交代でロンを見てくれることになった。


 まず一番目のお世話係は美樹さんと私。


 二人の美人に挟まれて、さぞやロンはご満悦だろうと思ったら、私たちのことなんて眼中にないように雪の上を歩き回ったり、引っくり返って背中を雪で擦ったり穴を掘ったりしてまるで美女二人のことなんてまるで眼中に無いようす。


 う~ん。そういえば二人とも生足出していないから興味がないのかな……。



 目の前を兄が滑って行く。

 すごいスピードで雪けむりを巻き上げてターンする姿はオリンピック選手みたいにかっこいい。


 頭もいいし、背も高いし、イケメンだし、スポーツ万能だし、それに彼女も美人だし……。

 横目で美樹さんの顔を見る。


 それに比べて、兄のどの才能にも全然追いつけない私はと落ち込んだ私は、横目でロンを見る。


 するとこのとき、雪に夢中だったロンがなぜか私のほうを振り返って目が合った。

『もう。馬鹿!なんでこういうときに、こっち向くのよ!』


 急に顔を赤くした私を、今度は美樹さんが不思議そうに見ていた。

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